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1999年3月のお薦め

1999年03月20日 土曜日 1999年03月21日 日曜日 1999年03月22日 月曜日 1999年03月23日 火曜日
1999年03月25日 木曜日

1999年03月25日 木曜日

オリンポスの果実 田中英光著 1951/09/30(新潮文庫)\272 ロサンゼルス・オリンピックのボート・クルーとして渡米する青年の憧れや誇りを、若さの感激のうちに謳いだした青春の書。一途な気持ちを全面に打ち出し、終始彼女への恋情を書き綴っている。戦前の作品にしては新鮮な感覚を受けた。なお著者は師匠である太宰治の一周忌後、師を追って墓前で自らの命を絶った。
オリンポスの黄昏 田中光二著 1995/07/25(集英社文庫)\427  著者は先に挙げた「オリンポスの果実」の田中英光の息子でSF作家の田中光二氏。女・酒癖が悪く無頼派と呼ばれた父「英光」の自殺という形で父親から完全に捨てられた著者が、亡父との葛藤と和解を描いた作品。「果実」と併せて読むと田中英光という作家がよく理解でき面白いかも知れない。
カレーライス物語 井上宏生著 1996/07/20(双葉文庫)\505 1冊丸ごとカレーに関する事だらけ!カレー好きには非常に為になる蘊蓄が詰まった本。後半にはスパイスの解説も付いて本場のインドカレーからスリランカカレー、日本のカレーにいたるまで対応している。コンビニで今でもたまに見かけることがあるので、カレー好きは是非購入してほしい。後悔しないと思う。
女子アナ日記 山王丸和恵・角田久美子著 1997/04/21(日本テレビ放送網)\800 日本テレビで月−金5:59-6:59放送の「ジパング朝6」のWEBページに連載!?されている「反省日記」(のようなも)の単行本化。放送を見た日にWEBページを見ると本番中のトラブルが書き込まれていたりするので、1日で2度おいしい。(^^;) 本の方は大きな事件なども記されているので、数年前のことだが毎日の歴史がわかり面白い。
山の雑学 岳人編集部編 1999/03/01(東京新聞出版局)1,400 山の情報誌「岳人」に連載中の「山の雑学ノート」というコラムからの単行本化。山に関する雑学が満載で、登山、ハイキング、アウトドア、スキーなど素人が山に関わるときには非常に役立つ本。少々値が張るが、コラム形式なのでそれほど苦にならずに読めるので、本嫌いの山の素人(すごくこじつけだけど)にも最適。

1999年03月23日 火曜日

アポロンの島 小川国夫著 1978/01/30(新潮文庫)\200 10年前にYゼミの酒井敏行氏の「現代文研究法」の講座で紹介され購入した本であるが、その時点で絶版でした。その後神田で古本として購入。南ヨーロッパをオートバイ一人旅する青年の「即物的描写」した作品で、購入当時よりお気に入りの作品。爽快な読後感と苦労しての購入に報いてくれるだけのことはあった。
C・ジャック 泉麻人著 1997/04/25(幻冬舎文庫)\457  幻冬舎文庫の発売は、読書マニアとしては衝撃的だった。何しろラインナップとその執筆陣が・・・。その第1回発売のラインナップに並んだコラムニスト「泉麻人」の小説本。コンビニを媒介に大学生が遭遇するトラブルを、淡々と書き上げた青春冒険小説。いままでのコラムニストとは違う文体で、泉麻人のコラムファンだけでなく、青春小説好きの人にも薦められる1冊。
亜細亜をパソる 小須田康人著 1996/01/01(アスペクト)\1,165 著者は第三舞台の役者で、その知的な雰囲気から私もファンである小須田康人氏。パソコン雑誌「EYE.COM」(最近見かけないからもう廃刊かな?)に連載されていたコラムの単行本化作品。台湾・香港・澳門・シンガポール・マレーシア・タイランド・韓国の7地域を回り現地のコンピュータ事情(というほどものもではなく、紀行文の趣が強い)を、ユーザーの目から取材した作品。
地図の遊び方 今尾恵介著 1994/08/08(けやき出版)\1,359 著者は管楽器専門誌の編集から「手描き地図制作者」へと転身した今尾恵介氏。根っからの地図マニアと見えて、地理好きには非常に面白い内容になっている。地図に少しでも興味を持った人であるなら、さらに「マニア!?」への領域へと導いてくれるだろう。(^^;) 今尾氏は他にも面白い視点から書かれた著書があり、今後紹介していく。
永遠の愛を誓って 安積政子・藤保秀樹著 1991/10/20(JICC出版)\1,200 18歳で白血病を発病した安積成美さんが二十歳で召天するまでの激動の闘病記録。母親の日記や恋人との書簡でほとんどが構成され、ただそれだけなのだが必死に病気と闘う姿や、病状回復への喜び、病状悪化からの落胆・・・自然と文章へと入り込み一喜一憂している自分がいる。高校時代の友人が急性白血病で19歳で亡くなっているので、余計に共感できる部分があったのかもしれないが、本作品はいままでの闘病記録とは違った構成で発売当時かなりの反響のあった作品。現在文庫化されている。

1999年03月22日 月曜日

世紀末ブックファイル 山崎浩一著 1996/05/10(小学館)\1,165 私も長年愛読している小学館の「DIME」誌に長年連載の単行本化作品。この本棚同様あらゆる分野の本を評している。ふと時間を持て余し、読書でもしようとした時「さて、何を読もうかな?」・・・こういう場合に役に立つ。ただ、このページにも言えることだが、本の評論にあまり惑わされない方が良いだろう。(^^;) 読者が10人いれば感想も10通りですから・・・。
アジア経済の構図を読む 渡辺利夫著 1998/04/20(NHKライブラリー)\920 本書はNHK「人間大学」で1997年7月から9月まで開講された「華人ネットワークの時代」のテキストを元に加筆修正されたもので、著者は東京工業大学で開発経済学・現代アジア経済論を専門とする渡辺教授。専門書も多数執筆されていて、私にとっては非常にわかりやすい文体で勉強させていただいております。(なぜ敬語調?) 人間大学のテキストが元と言うだけあり、ある程度の教養を持った人ならば、経済やアジアをそれほど詳しく学んでいなかった人にも、わかりやすく新たに取り組める本であると思う。それにしてもNHKの人間大学は当たりはずれ(興味のある分野と無い分野)のギャップが大きいが、それほど堅苦しくなくちょっとした教養が身につけられるので、暇な方は受講をお薦めします。別に回し者ではないが・・・。(^^;)
ナンバー2の実力 東京博識倶楽部編 1995/11/05(KKベストセラーズ)\476 日本で一番高い山は答えられるが、「じゃあ2番目は?」と聞かれるとほとんどの人は「えっ?」となるだろう。別に知っていても自慢にはならないが、ちょっと気になる「ナンバー2」を収録した本。あらゆる分野からナンバー2を紹介している。(もちろんナンバー2を紹介するにはナンバー1も必然的に文章にでてくる) 私は隠れた名著だと思っているが、サイクルの早い「ワニ文庫」の事であるから、おそらく絶版であろう。買って損のない文庫本!古本屋で見つけたら要チェックの作品。
なるほど!ザ・地名地点 なるほど!ザ・ワールド編 1988/12/20(フジテレビ出版)\700 題からわかるとおり、フジテレビの名作!?「なるほど!ザ・ワールド」の取材班が世界中を取材している間に見つけた、各地の風俗・習慣や面白いものを集めた作品。地理嫌いの人にもお勧めできる逸品。さすがに絶版で古本屋でよく見かける機会があるので、購入できるチャンスがあると思う。私の地理雑学の基礎もこの本から出発したものが多い。
ゴジラが見た北朝鮮 薩摩剣八郎著 1994/04/08(文芸春秋)\1,165 日本で昨年公開された北朝鮮の怪獣映画「ブルガサリ」」の撮影隊(主にゴジラの撮影スタッフが多かった)が遭遇した1985年当時の北朝鮮の事情が面白くかかれている。宿舎となっていた金正日の別荘の写真など貴重なものも多い。著者はゴジラの中に入って演じている薩摩氏で、一時期マスコミにもよく登場していた。未だもって神秘の国なので北朝鮮初心者!?にお薦め、他にお薦めとしてテリー伊藤氏の「お笑い北朝鮮」がある。

1999年03月21日 日曜日

鉄道雑学のススメ 所澤秀樹著 1999/03/10(山海堂)\1,500 本当にマニアックな鉄道雑学本。「テッチャン」と言われる人はこのくらいの知識があるのだろうか?と、感心させられてしまう。とにかく鉄道に関する疑問があればこの1冊で氷解するだろう。ただし、魅力的な文体ではないので途中で飽きるかもしれない。それほど分厚くはないのですが、読書家の私も途中で読み疲れました。
疑惑α 佐伯省著 1996/12/10(講談社出版サービスセンター)\1,942 帝銀事件の真犯人を推理した作品。著者のかかった歯科医が治療の際にヒ素を使い、著者を亡き者にしようとしたことから、その歯科医の過去を調査し、故平沢貞通死刑囚とのつながりもあり、陸軍中野学校卒ではないかと思われる点から歯科医が真犯人であるという結論を導き出したノンフィクション。真相はもう分からないが、戦後の怪事件として興味のある作品である。
伊東家の食卓 ?著 1999/03/10(日本テレビ放送網)\952 毎週火曜日19時から(日本テレビ系)で放送されている「伊東家の食卓」の裏技全集。私はビデオに撮って見たりしているが、最優秀の裏技には30万円が当たるとあって、投稿する視聴者も「目から鱗の裏技」を惜しみなく披露している。なかには昔から知っているものもあるが、大半は未知のもので楽しみにしている番組である。ちなみに伊東四朗と私は同じ誕生日なので(当然年齢は親子ほど違うが)、妙に親近感がある。(^^;)
魔都江戸の都市計画 内藤正敏著 1996/07/30(洋泉社)\1,553 最初に江戸と風水の関係に興味を持ったときの読んだ作品。今読み返すと、昨日記した加門七海嬢の著作の方がわかりやすく説得力があり、納得できる点も多い。江戸と風水の関係に興味を持った場合のみこの本に手を出した方がよいだろう。ちなみにこのほかに別冊宝島の「帝都東京」も違う視点から「帝都東京(明治時代)」と風水の関係を記している。
だから東京都民はバカなんだ テリー伊藤著 1999/03/01(ピー・アール・サーカス)\1,300 私も好きなテリー伊藤(過去には北朝鮮作品を愛読)の作品。すっかりコメンテーターやラジオパーソナリティーとなっている著者だが、話や著書を見てみると、良いことを言っている。ただ、現実味があまりないんだけど・・・。(^^;) 現在盛り上がっている東京都知事選挙の前にこの著作を読んでみると、候補者の政策などもわかりやすくなると思う。千葉県知事選挙もこれくらい盛り上がってくれると良いのだが・・・。

1999年03月20日 土曜日

世紀末死語辞典 加藤主税著 1997/04/25(中央公論社)\900 「うわぁ〜イカす!」「ナウなヤングもナイスなミドルもこの本にメロメロ」という帯が何ともいえない。(^^;) 著者は椙山女学園大学の教授で、多少文体が堅い面もある。この本は電子メールで紹介された本なのだが、題名通り現在死語となってしまった言葉を集めたもの。はっきり言って面白すぎる!本書を読んでいて、自分が普段使っている言葉に出くわすことがあり、「やばっ!(これも死語!?)」と感じることが多々あった。言葉とは日々進化するものであり、今読み返すと本書も若干古く感じる面もある。是非!増補版を期待したい。
出過ぎる杭は打ちにくい 黒木安馬著 1996/01/20(ワニブックス)\971 著者は日本航空シニア・チーフパーサーである。テレビなどでも多数紹介されたので知っている方も多いと思うが、東金の山を開墾し自宅を建てたという強者。人生の成功者となるには・・・・。という、経営者の好きそうな話題がてんこ盛りである。通勤電車の中で読んでいる人も見かけたことがある。・・・と書いている私はどうかって?今後サラリーマンや経営者になったとしたら参考にさせていただきます。(^^;)。
銀ヤンマ、匂いガラス 松山巌著 1996/12/25(毎日新聞社)\1,456 昔のガラスは擦るとパイナップルのような匂いがしたらしい。匂いガラスという言葉は1986年にNHKで単発放送された仙道敦子・大鶴義丹(デビュー作)のドラマ「匂いガラス」(唐十郎作品)を偶然視ていて、強烈な印象として残っていた。ふと先日匂いガラスの原作は出版されているのかな?と思い紀伊国屋BookWebで「匂いガラス」の原作を探していて、衝動買いしてしまった作品である。(結局は全然違う作品でした・・・)
大江戸魔方陣 加門七海著 1997/09/04(河出文庫文藝コレクション)\580 著者は今年正月に甲州埋蔵金を探索する番組(TBS系)で石標に刻まれた北斗七星について熱く語っていた。ここから紀伊國屋BOOKWEBで彼女の著作を検索し見つけた本。徳川幕府が江戸に仕掛けた風水呪術を、素人の立場から研究し解説した本。いままでの江戸の風水史とは違う視点でかかれていて、非常に面白い。現在著者の他の著作も収集中。追って紹介する。
世紀末B級ニュースファイル 泉麻人著 1999/01/25(文芸春秋)\1,619 この手の作品で他の著者とは違った視点で書く著者は、本当に面白く時の過ぎるのを忘れさせます。帯には「滅多にないようなことが起きる世の中」(コラム王が書かずにはいられなかった奇っ怪犯罪、味のある事件)となっている。暇な方は、決して損はしない読み切れる1冊!

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