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1998年12月のお薦め

98年12月05日 土曜日 98年12月06日 日曜日 98年12月07日 月曜日 98年12月12日 土曜日
98年12月23日 水曜日

98年12月23日 水曜日

踊る大捜査線研究ファイル 法輪智恵編 1998/10/30(フジテレビ出版)\1,429 昨日「踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル 完璧版」が放映されました(これからビデオ鑑賞予定)が、本書は踊る大捜査線の疑問点を洗い出し、検証している本。「青島刑事既婚説」、「太陽にほえろとの徹底比較」「実際の捜査と「踊る」の相違点」など、「踊る」ファン必携の書。なお、丹後達臣氏のノベライズ「踊る大捜査線」「踊る大捜査線スペシャル」(ともにフジテレビ出版)、「踊る大捜査線 湾岸署事件簿」(キネマ旬報社)、「踊る大捜査線 THE MAGAZINE」(ぴあ)も是非手元に置いておきたい。
ワーズワースの庭で 松山猛著 1994/03/10(フジテレビ出版)\1,262 現在の金曜23時「料理の鉄人」の枠で、以前放送されていた、「粋なこだわり(道楽)」をテーマにした番組「ワーズワースの庭で」を本に編んだ作品。生活には必要はないが、ちょっと贅沢な気分を味わいたいなら、本書を読んで「こだわって」みると贅沢な一時を味わえると思う。なお、続編として「ワーズワース55の法則」「ワーズワースの冒険」(ともにフジテレビ出版)がある。ちなみに「ワーズワースの庭で」のあと番組「ワーズワースの冒険」(当時日曜日22:30から放映されていた「料理の鉄人」と放映時間の交換がなされ金曜日から日曜日へ移動)は、先頃結婚した板東八十助と近藤サトの出会いの番組でもあった。
新解さんの謎 赤瀬川原平著 1996/07/10(文芸春秋)\1,553 私も「暇なときに読み物として!?」愛用している、「三省堂新明解国語辞典」の語彙説明文を面白く解析(そんな大袈裟ではないが)している本。確かに「この辞書」は、判りやすく他の辞書と一線を画している雰囲気があるが、この辞書をテーマに読み物として成立させた画期的な手法が面白い。私の周囲に本書を薦めたところ、堅い語調の岩波から新明解に乗り換えた友人が多数存在しています。
未完の対局 南里征典著 1982/07/15(徳間文庫)\380 同名の映画「未完の対局」(日中国交正常化10周年記念作品)のノベライズ。帯には「話題の国民映画 完璧の小説化」と書いてある。中学1年だった頃に購入したのだが、この作品によって中国に対する興味がわいたきっかけとなった本。当時は歴史的背景なども朧気だったが、今読み返してみると囲碁への興味と戦争の悲惨さを感じる。(と、ここまで内容のこと全然書いてないけど・・・^^;) 本作は大映ビデオから廉価版のセルビデオが発売されている。
東京現代建築ほめ殺し 建築三酔人著 1997/03/31(洋泉社)\1,922 東京の街にそびえ立つ建築物を「先生」「紳士」「豪傑」の建築三酔人が問答しながら「ほめ殺す」。この分野の本を購入する事は滅多にないが、本屋をブラッとしていてタイトルを見て手を伸ばしてしまった1冊。純文系の人にも易しく読める建物案内書。丹下健三、安藤忠雄等の巨匠からウォーター・フロント開発、吾妻橋に輝く!?「アサヒビールのオブジェ(^^;)」まで、ほめ殺したり、笑いのめしたりと価格に見合う見返りのある本。

98年12月12日 土曜日

星々の悲しみ 宮本輝著 1984/08/25(文春文庫)\340 宮本輝作品に「はまる」きっかけとなった短編集。著者の作品は暗めの作品が多いが、読んでいて非常に落ち着く。特に冒頭の「星々の悲しみ」は、予備校生が薄命の絵を巡って繰り広げる心情描写が青春のエネルギーを感じる。
不思議の国の信州人 丸山一昭・岩中祥史著 1994/10/05(KKベストセラーズ)\1,068 長野オリンピック開催決定時に「信州研究本」が多数出版されたが、その中でも一押しの1冊。「あなたは「県歌」を歌えますか?長野県出身者の答えはきっと「YES」です。」こんな帯がかかる本書は、信州人(長野県人)をひとつにまとめる県歌「信濃の国」の分析や、「永遠のライバル」長野VS松本の壮絶な県都争奪戦、「長野」「松本」「木曽」「上田」など文化の違う地域が、何故「ひとつの県」にまとまっているのか?など「信州人」の気質を非常によく分析している。ちなみに私の祖先も「信州人」です。
全国荒唐無稽観光団 綱島理友著 1995/08/15(講談社文庫)\641 文庫オリジナル版。エッセイストである著者が全国のヘンな所、珍な建物を訪ねた軽妙ルポで、非常に面白く、リラックスできる1冊。内容は「カミナリ風呂の謎」「おおぼけ(大歩危)からごめん(後免)への旅」「下呂温泉でゲロ探し」など。
北京市朝陽区建国門外 室木穣著 1991/10/01(文芸春秋)\1,456 この年(1991年8月)初めて北京を訪問(以来ほぼ毎年訪問)し、中国関係の文献を揃え始めるきっかけとなった1冊。本書は北京駐在員であった著者が友人・知人に1988年秋から1991年春まで発行した「北京通信」という手紙を出版した物。ちょうど間に天安門事件を挟んでいるので、駐在員が知人に知らせる私信の目で書かれた「天安門事件」の描写がリアルである。他に、今は社会主義市場経済の浸透で街並みや商店の様子もすっかり変貌してしまったが、1990年頃北京の街の様子や人々の様子が書かれているのがうれしい。
ステップファーザー・ステップ 宮部みゆき著 1996/07/15(講談社文庫)\563 ミステリーはほとんど読まない私ですが、唯一読む宮部みゆき作品の初購入作品。ミステリーの紹介文は結末を書いてしまいそうなので、本書に記されている文章を転載します。「中学生の双子の兄弟の住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあるれる3人の会話。・・・

98年12月07日 月曜日

景観から歴史を読む 足利健亮著 1998/10/30(NHK出版)\970 本書は「NHK人間大学」で著者が講義した内容のテキストに増補したもの。「信長・秀吉・家康はなぜそこに城を築いたか?」や「従来の地名由来の解釈を再検証」など「歴史地理」を易しく解説してある本。さすがは「元がNHKのテキスト」と言う感じ。著者は京都大学教授で人文地理学会会長。
TV博物誌 荒俣宏著 1997/01/01(小学館)\2,230 テレビ放送の疑問が一気に解ける本。内容は「なぜテレビ東京は重大事件の最中に通常放送を流し続けるのか?」「地味な番組が土・日の午後に集中する秘密」など、分厚さにも関わらず夢中で読める。さすが博物学者。
青山物語1974 清水義範著 1995/08/20(光文社文庫)\485 著者の体験に基づいて書かれた自伝小説。今でこそ売れっ子の作家である著者だが、「作家になる夢」を持って上京して3年後のサラリーマン時代(情報サービス会社)を舞台に仕事や恋について書かれている。なお、本作品の前作として「青山物語1971」(光文社文庫)がある。
色彩幸福論 野村順一著 1996/09/25(ブックマン社)\1,340 著者は「笑っていいとも!!」(CX)にもレギュラー出演経験のある東洋大学教授。色彩健康法や食の色彩術、幸せを呼ぶインテリアの色彩術、成功する色彩術など色と人間の本能について、実験に基づいて書かれている。この時期風邪をひいている人も多いと思うが、本書によると白い丸首のシャツを身につけると、他の色のシャツを着ている人と比べて治りが早い。と、書いてあります。風邪をひいている方はウソだと思って試してみて下さい。(治らなくても抗議のメールは書かないでね。)
仮定の医学 清水ちなみ著 1995/07/03(幻冬舎)\1,262 タイトルを見て思わず買ってしまった1冊。著者は「OL委員会」主宰で、「おじさん改造講座」(文春文庫)の著者。本書は身体に関する「思いこみ」を医者にインタビューして解明していくというもの。内容は「怒りやすい人はカルシウムが本当に足らないのか?」「禿げている人はスケベである」「本屋に行くとトイレに行きたくなる」など・・・。答えが知りたい方は買って下さい。(^^;)

98年12月06日 日曜日

読者は踊る         斉藤美奈子著 1998/10/22 (マガジンハウス)\1,500 「踊る」と言う文字に敏感な「この時期(^^;)」に購入した一冊。簡単に言うと「とってもわかりやすい書評」がこの本には一番だと思う。ブームに踊らされてベストセラーを購入して後味の悪い経験をした人(踊らされた読者)には、親しみやすい文体で、共感できる辛口批評がうれしい。
ワインの自由 堀賢一著 1998/10/10(集英社)\1,200 著者はMANGA ALLMAN(集英社)に連載されている「ソムリエ」(現在テレビドラマとしても放送)の監修者である。本作は「ソムリエ」の話末に連載されているコラムをまとめた物。読み物としてはちょっと堅すぎだが、ワインをきちんと勉強しようとしている人には入門に最適かもしれない。ちなみにこの文章もワインを飲みながら書いてます。なお、ワイン初心者はコミック「ソムリエ」(原作:城アラキ、漫画:甲斐谷忍)からの方が、挫折しないと思います。
プリンに醤油かけてウニ!? エイガアル編 1996/06/30(扶桑社)\777 書店でタイトルの馬鹿さ加減につい購入してしまった1冊。題名の通り食品Aと食品Bを掛け合わせて、食品Cの味を作り出すというコーナーがメイン。他に絶対まねしたくないクッキングレシピや数年前(本書は1996年出版)に女子高校生の間に流行った「おまじない」やジンクスが書かれている。「プリンに醤油」も試したくはないが、ちょっと引用すると「納豆」(すりつぶす)+「生クリーム」で「ピーナツバター」だそうである。お試しあれ。(保証外)
迷宮入り事件 古瀬俊和著 1996/05/10(同朋舎出版)\1,748 日本の犯罪史上に残る「三億円事件」「グリコ・森永事件」「草加次郎事件」「青酸コーラ事件」など、迷宮入りした事件を改めて再構築して検証した本。犯人が捕まっていないので、ほとんどが取材や当時の資料を基に事件の経過、捜査や犯人の足取り、犯行の経緯の憶測などが書かれている。中でも「三億円事件」「グリコ・森永事件」についてはページを多く割いていて、読みごたえがある。

98年12月05日 土曜日

南の島のティオ       池澤夏樹著 1996/08/10(文春文庫)\437 <小学館文学賞受賞作>読んでいてホッとさせられる1冊。特に1編目の「絵はがき屋さん」は読んでいて和みます。帯には「少年のこころをとり戻す」の文字。ホントです。
この一冊で世界の地理がわかる! 高橋伸夫編著 1998/11/30(三笠書房)\1,429 社会人向きの本(活字アレルギーの方を除く)。暗記ばかりの受験地理で地理が嫌いになってしまった人に、改めて地理の生活への密着度、楽しさと奥深さを再認識してもらえると思う。
馬鹿が止まらない 堀井憲一郎著 1995/06/25(双葉社)\1,165 頭が疲れたときに読むと、あまりの馬鹿さ加減にすっかりリラックスできる本。著者は現在「テレビおじゃマンボウ」(NTV)に出演している。他に「ホリイの調査」(双葉社)、「スキーの便利帖」(扶桑社文庫)もお薦め。
徳川幕府の埋蔵金 生駒忠一郎著 1998/05/26(KTC中央出版)\1,500 糸井重里氏の「徳川埋蔵金」シリーズ以来、すっかりはまってしまった埋蔵金文献収集。が、この本は物語風に書かれていて期待外れだった。同じ埋蔵金ならば、「別冊歴史読本 埋蔵金」(新人物往来社)が面白い。#だったらそっちをメインにすればって?(^^;)

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