アウター・ヘブリディーズ諸島

スコットランド北部は征服したので、次は西海岸地方へ。時間があればフェリーに乗ってアイルランドへ渡ってしまおうという野望を抱いていたのだが、テレビで爆弾テロが発生したというニュースが報じられていた。何となくその気が失せてしまったので近場の島巡りをすることにした。アラプールからルイス島へフェリーで渡る。フェリーの時間を調べると、何と朝4時出航だった。あまりにも非常識な時間帯だったので、その日の宿のおばちゃんに朝3時過ぎに出発するので朝ごはんは要らない、朝こそっと出発しますと申し出たのだが、「そういうわけにはいかない。しっかり食べて行きなさい。」と朝2時30分に朝食を用意してくれた。感謝・・・。

ルイス島にあるブラックハウス。40年前まで人が住んでいた民家らしい。麦の穂で葺かれた屋根の家。今は博物館になっていて、ちょっと中を覗いてみたが、40年前まで人が住んでいたというのはちょっと信じられない。日本の茅葺きの家の方が遙かに文明的。

右は屋根が朽ち果てた廃墟。

この島には木がほとんど無い!!

この辺の島には、昔から独自の文化が生き続けており(ケルト系?)、今でもゲール語を話す人がいるという。町の看板、標識は全て、英語とゲール語の2つの言葉で表記されている。

ここはハリス島。でもルイス島とは陸続きなのだ。これからスカイ島へ渡るところ。

この写真を撮ったあとで待合室のトイレのドアで頭を強打した。ものすごい音に他のお客さんたちが一斉に僕を見る。あまりの恥ずかしさに何事もなかったように待合室を出たが、外でしばらくしゃがみ込んでしまった。これはやばいのではないかというぐらいの痛さだったが、幸い脳内出血など無かったようで大事には至らなかったが、頭痛は3ヶ月間続いた。

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