今回の目的地は、ユーラシア大陸最北端の地、ノールカップ岬。北極に一番近い岬である。ノルウェー最南端の町、Kristiansandでバイクをレンタルし、北上する。

北へ！

西海岸沿いに北上する。そこはフィヨルド地帯。道はフィヨルドを横切りながら北に向かっている。といっても長く暗いトンネルと、フェリーを乗り継いでの移動となる。１日で６回もフェリーに乗る日もあった。

フィヨルド

ツーリング前半は、フェリーの待ち時間等で、１日の走行距離を伸ばせなかった。のちのち計画の大変更を余儀なくされるが、素晴らしい眺めだった。

世界遺産都市ベルゲン
世界遺産は、傾いていた（２枚目）。３枚目はベルゲンの夕景。

またまた牛だ。
牛が道をふさいでいた。トラックが来ようと、全く動じない。おもしろい写真が撮れると思ったので、三脚をセット。そしてそのうしろで、写真を撮っている僕の写真を撮っている人がいた。僕が牛に向けたような目で、僕を見ていたのか？

そして、北極圏へ
北緯６６度。ついに北極圏へ到達した。このまま、ノールカップへと思ったが、復路のことを考えると、帰りのフライトに間に合わないかも・・・。飛ばしまくれば、間に合うと思ったが、ここは安全第一と思い、アンデネスで引き返すことにした。勇気ある撤退である。

１，２枚目は北緯６６度のモニュメント。あとはアンデネスの白夜。夕日は沈むことなく、西から水平線上を北に向かって移動し、夜１２時前に北の空に沈んだ。（２段目の３枚目）そして数時間後北北東の空から再び姿を現す。６月から７月は太陽は全く沈まないらしい。

スエーデン
復路は、国境を越え、スエーデンを南下した。湖が多い。無風だったので、鏡のようにきれいだった。夕日の写真は、スーパーで夕食を調達していた時に「今すぐ、裏の森を越えて湖に行くとすごい景色が見えるよ。」とレジのおじさんが教えてくれた。すごい夕景だった。未だにあれほどの夕景を見たことがない。その感動を僕の写真では伝えられないのが残念。


その他
１段目の１はトナカイ。トナカイの肉はイマイチだった。３はこれまた世界遺産の木造教会。２段の４はトナカイに注意の標識。オーストラリアではカンガルーだったなぁ。最後のはノルウェーとスエーデンの国境にある税関。

日程	1999年８月８日〜８月２０日

レンタル先 バイク	Nordic Bike Adventure（クリスチャンサンド） Triumph Tiger 　何と最新モデルだった。
Day 1	Kristiansand 〜 Botne
Day 2	Botne 〜 Odda
Day 3	Odda 〜 Bergen
Day 4	Bergen 〜 Sogndalfjora
Day 5	Sogndalfjora 〜 Valldal
Day 6	Valldal 〜 Levanger
Day 7	Levanger 〜 Fauske
Day 8	Fauske 〜 Andenes（ノールカップを残念した）
Day 9	Andenes 〜 Arjeplog（スエーデンの夕日のきれいな町）
Day 10	Arjeplog 〜 Asarne
Day 11	Asarne 〜 Torsby
Day 12	Torsby 〜 Oslo 〜 Sundbyfoss
Day 13	Sundbyfoss 〜 Kristiansand

ノルウェー	スエーデン

カメラ・・・Pentax MZ-3  　
レンズ・・・タムロンAF 28-200mm F/3.8-5.6 Aspherical-IF Super

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