Kodari

コダリまでの道。トラックが多い。

ナガルコットからチベットとの国境の町、コダリへ。厳密に言うと、チベットではなく中華人民共和国なんだけどね。コダリへ行くと、その次の目的地までは、同じ道を戻らなくてはならない。短い休みを利用してのツーリングには不向きな町ではあるのだけれど、「チベットが見える」という理由だけで足を運んだのだった。チベットって神秘的なイメージがあるでしょ?今回は行けなかったが、いつかは行ってみたいところだ。

埃だらけになりながら、コダリへ着いた。この橋から向こうがチベット。「中華人民共和国」と書いているのが見えるでしょうか?普通は200mほど手前のゲート(ゲートといっても手動で上げ下げする竹の棒)からは先へは行けないんだけど、税関の人に、「どうしても国境が見たい。」とお願いしたら、パスポートを預けることを条件にOKが出た。

チベット側には結構近代的な建物が見える。ネパール側は・・・。国境地帯というのは、その2つ国の経済格差が一目瞭然となってしまうところなのだ。アメリカから国境を越えてメキシコへ行ったときも、結構ショッキングだった。

チベットからネパールに物資を運ぶトラックの列が、険しい山の方から何キロも続いていた。

国境を見たあと、宿を探す。何とカタカナで「レストラン」と書いている宿があった。

宿に荷物を置いて散歩に出る。すぐに子どもたちと仲良くなってしまった。武器はデジカメ。液晶ですぐに写真を見られるのがいい。すぐに人垣ができた。

ネパールは多民族国家と言われているが、ここはチベット系が多い。彼らを見ていると、なぜか心が和んでしまう。

右の写真は、宿の従業員。左端はシェルパ族、中央はチベット族、右はインド系。真ん中の人は、チベットから出稼ぎに来ているらしい。3日後には里帰りするんだと楽しみにしていた。ここからバスで2日。歩いて2日かかるそうだ。

次の朝、息が白くなるほど冷え込んだ。あちこちで焚き火をしていた。

そして、コダリをあとに、デュリケルへ向かった。左の少年の写真を撮りたかったんだけど、右のおっちゃんが、「ワシも入れろ」と割り込んできた。おまけに、「帽子を取ってくるから少し待ってろ。」だって。左手がお茶目なおっちゃんでした。

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