2003年10月のバックナンバー


2003年10月5日 アルド・チッコリーニ

 アルド・チッコリーニのコンサートを聞きに、滋賀県の栗東まで行ってきた。栗東は大津の東の小さな町で、なんでこんな田園地帯にこれだけの巨大ホールがあるのか、訝しく思ったが、同行した友人によると、競馬のトレーニングセンターがある関係で、財政的に非常に恵まれているからなのだそうである。それはともかく、この1925年生まれのイタリア人ピアニストは、まったくもって78歳とは思えぬパワフルな演奏をする。いったい、何が彼のエネルギー源なのだろうか。演目は、前半がドビュッシーの前奏曲集第2巻、後半がショパンの2つの夜想曲Op.62とピアノソナタ第3番ロ短調Op.58だったが、アンコールにグラナドスのスペイン舞曲からアンダルーサと、ファリアの火祭りをフルパワーで弾ききったのには、驚いた。恐るべき老人力。

2003年10月7日 大阪の人情

甲子園の入場券が売れ残っているというので、今年最後の阪神・巨人戦を見に行ってきた。原監督の引退試合は逆転で巨人が勝ち、ゲーム後に星野監督から原監督に花束が贈られたが、その後、原コールが甲子園に鳴り響いた。判官贔屓の大阪の人情を目の当たりにした気分であった。

2003年10月18日 スカンピ

日本に帰ってきて初めてスカンピのグリグリアを食べた。イタリアではポピュラーなエビで、いつも旅行に行くたびに食べるのを楽しみにしていたのだが、日本では漁獲量が少ないらしく、なかなかお目にかかれない代物である。ちょっと幸せ。

2003年10月29日 ポーラーブレッド

ファミリーマートで、ポーラーブレッドを使ったパリデリサンドを売っているのを見つけた。なんでも今、このサンドイッチがパリで人気なのだそうだが、しかし本当のことを言うと、このポーラーブレッドはスウェーデン北部の特産品のほかならない。ましてや蜂蜜入りの甘いマスタードが使ってあるあたり、とってもスウェーデン風である。パリデリサンドというネーミングにはちょっと納得いかないものの、懐かしい味との再会を喜んだのは、言うまでもない。

2003年10月30日 紅葉

芦屋川の堤防沿いの桜が紅葉し始めた。今年は夏が暑かった分、紅葉の訪れが早いか?


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