2003年8月のバックナンバー


2003年8月3日 鰻

 この2週間ほど、ストックホルムに行ったり、バンコクに行ったり、はたまた福島の山中に行ったり、東京に行ったりしていた。今回の長旅の最後の食事は、日本橋・伊勢定の鰻弁当。いつも、新幹線に乗る前は、デパートの地下でお弁当を買ってかかるのだが、今回は土用に食べ損ねた鰻となった。やはり、鰻は江戸前が良い。

2003年8月9日 颱風一過

 昨夜から未明にかけて大型の颱風が四国を経て関西に上陸し、現在、北陸地方を横断中である。職場の横では、自転車がぐるぐるに吹き飛ばされていた。朝になると、大阪は雨も上がり、街には静けさが戻っていた。そして私はがらがらに空いたデパートで買い物をしてから、家に帰った。

2003年8月19日 お盆

 お盆に田舎へ帰省した。多くの日本人にとって最大の宗教行事とも言うべきお盆だが、先祖の霊が家に戻ってくるという概念は、古代からのアニミズムの名残のように思う。

2003年8月23日 甲子園球場

 今日は高校野球の決勝戦。雨続きだった前半と異なり、まさに炎天下の暑さだった。優勝した常総高校の木内監督が、甲子園は最高の教育の場だ、と言っていたが、いい言葉だと思う。球児たちにとって、甲子園は人生のゴールではなく、あくまで若き日のひとつの通過点なのだから。

2003年8月31日 実物日本鳥の巣図鑑

 長居にある大阪市立自然史博物館の特別展「実物日本鳥の巣図鑑」の最終日に行ってきた。表題通り、ただひたすらに、鳥の巣の実物が展示してあるのだが、鳥の巣研究家の小海途銀次郎氏の解説が面白い。たかが鳥の巣、されど鳥の巣なのである。鈴木まもる氏による「世界の鳥の巣と原画展」も、いい味を出していた。そして例の如く、博物館の売店でしこたま本を買い込んで、家路についた。博物館の売店には、町の本屋で売っていないような珍しくて面白い本が多く、誘惑だらけの危険ゾーンなのである。もう少し涼しくなったら、隣の植物園を散策してみよう。


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