HPカウンターキリ番「8014」リクエスト:For 佐倉茂地さま
お題:牧×三でケンカして仲直りした後のラブラブな二人
す、すみません!!本当にお待たせしちゃって…。
もう忘れておられたり…?(泣)
あまり、ラブラブになってないですか?
当社比で言うと、割とラブラブなんですけど…、ほかのサイトさんから見ると、めっちゃへなちょこです…(自爆)
すみません…(汗)
ごめんね
<三井>
牧と喧嘩した。
理由は、些細なことだった。
牧の録画していたビデオテープに、上書きしてしまったらしい。
何を録画していたんだって聞いたら、NBAのオールスターゲームだと言った。
それなら、クラブの誰かが録画してるはずだから、借りてくるといったのに、画質がどうのとかブツブツ言うから、切れちまったんだ。
そりゃあ、俺だって悪かったとは思ってるんだけどさ…。
え?何を録画したのかって?
実は、うたばんに出てたモー娘。をちょっとばかし…。
だって、ゴマキが卒業するから揃った最後のモー娘。だったんだよな。
それを、聞いた牧が余計に臍曲げちまってよ…。
ちッ…。
別にいいじゃんか、本気で追っかけするわけじゃねーんだから。
たまに、テレビで見るくらい…。
え?俺はゴマキのファンかって?
いや、俺は石川がかわいいと思うんだけど…。
牧は、加護だっていうんだ。
犯罪だよな。
いや、そんなことはどうでもいいんだ。
牧が口きいてくれねー。
まいってるんだ…。
マジで。
<牧>
三井と喧嘩した。
理由は些細なことだ。
俺が、録画していたNBAのオールスターゲームのビデオに、こともあろうか、モー娘。で上書きしたんだ。
まぁ、消えてしまったことは仕方がない。
誰かに借りてくるしかないから、ダビングしたら画質が落ちるなとぽろっと零したら、三井が切れてしまった。
何で、俺が怒られなきゃならないんだ?
まったく…。
むすっとしていたら、三井が口をきかなくなった。
口をきかなくなって、かれこれ、三日になる。
子供じゃないんだから、拗ねなくてもいいだろうに…。
俺が折れなきゃならないのか?
ビデオを消されて、理不尽に怒られて、拗ねた相手に俺から謝らなきゃならないのか?
それはどうかと思うだろ?
しかし、これでは埒があかない。
明日は、W大と練習試合があるし、こんなギクシャクした二人では、バスケにならない。
仕方ないか…。
「あ、あのよ…」
三井が篭っていた部屋から出てきて、ソファに座る牧にもじもじと声をかける。
「三井?」
三井の方を向いた牧に、ビデオを手渡す。
「ご、ごめん!これ、土屋にダビングしてもらった。パソコンでデジタル録画したのを標準で落としてもらったから、高画質だって」
「三井…。ありがとう。気を使わせてしまったな」
牧は嬉しそうに三井からビデオテープを受け取り、礼を言った。
「これで、消したのチャラにしてくれるか?」
「あぁ、もちろんだ。気まずい思いをさせてすまなかったな」
「よかった。口きいてもらえねーから、どうしようかって思っちまった」
三井が、ソファに座る牧の足元に座り込んで、牧の膝に凭れる。
牧は、ソファから降りて、三井の肩を抱いた。
「俺も、三井が部屋から出てこないからどうしようと思ってたんだ」
そう言うと、三井の額に軽くキスをした。
「こうして、三井に触れることが出来なくなったらどうしようと、実は焦ってたんだ」
「…ばか」
三井も、牧に凭れかかり、眼を閉じキスを誘う。
誘われた牧は、すかさず三井にキスをした。
「・・・んっ・・・」
三井は牧のシャツの胸元をきゅっと掴んで、牧のキスに応える。
「しまった」
牧が、キスを解いて、参ったというように天を仰ぐ。
「…まき?」
三井が、どうしたというように牧を見る。
「どうしよう。その気になってしまった…。明日は、W大との練習試合だから、駄目だというのに…」
牧は、残念この上ないといった無念そうな表情で、三井に零した。
「…ばか…。でも、俺もバカかも…」
そういうと、三井は牧を誘うように、牧に軽くキスをする。
「明日にひびかねー様に、できねぇ?」
「…努力するよ」
そう言うと、牧は三井を牧の自室のベッドに誘う。
喧嘩の仲直りは、どうやら十分にできたようだ。
翌日の練習試合、果たして三井は元気に参加できたのかは、牧の名誉のために内緒ということに(笑)