日本では、
年間約600人が重いヒブ感染症、特に細菌性髄膜炎になっています。
細菌性髄膜炎は毎年約千人がかかります。
そのうち60%がこのヒブによるものです。
これは、日本の予防接種制度が全体に遅れていて
、ヒブワクチンが定期接種に組み込まれていないためです。
ヒブ感染症は、誰もがかかる危険性のある感染症ですが、
集団保育の子どもは2〜3倍かかりやすいと言われています。
ヒブ髄膜炎にかかると発熱、頭痛、嘔吐、不機嫌、痙攣などの風邪のような症状がみられ
そのうちの約5%に後遺症(聴覚障害、発達遅延、神経学 的障害など)がみられます。
ヒブ髄膜炎は、初 期症状が風 邪症状と区別がつきにくく、血液検査でも、あまり変化が見られません。
このため診断が遅くなりがちです。
その後にけいれんや意識障害が出てきます。
そのうえ、抗菌薬が効かない耐性菌も多く、治療は困難です。
亡くなる子どもも2〜5%いて、脳の後遺症が30%くらいに 残ります。
また、後遺症が無いように見えても、中学生頃に軽度の知能低下が分かることもあります。
のどの奥におこる喉頭蓋炎では空気の通り道が狭くなり、窒息して死亡することも少なくありません
≪記事抜粋≫ 1月13日の日曜日、男児は家族4人でショッピングセンターなどに出かけた。 夕方まで「静かにせんか」と怒鳴られるほど元気だった。 しかし帰りの車内で少しきつそうな様子で、父親は「風邪かな」と思った。 帰宅後、せき込み方などに異変を感じ、熊本地域医療センターに駆け込んだのは午後9時前。 約1時間待ち、午後10時頃診察が始まり、投薬治療とレントゲン検査などの間、 医師らのただならぬ状況が分かった。 急激に呼吸が悪化し、深夜12時頃、母親の胸に抱かれ、「ママ」と声を振り絞ったまま心肺を停止した。 病院到着から、わずか約3時間の出来事。 熊本赤十字病院に搬送され、人工呼吸器で命をつないだものの、 16日意識が戻ることなく息を引き取った。 病名は「急性口頭蓋炎」ヒブ感染により気道の入り口がはれ、窒息死に至った。 「ヒブワクチンが導入されていないのは日本くらいだ」という医師の言葉に父親は耳を疑った 熊本日日新聞平成20年3月3日27面より抜粋 |
ヒブワクチンの接種で予防す ることができます。![]()
予防法は?
ヒ ブワクチンの安全性は?
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ヒブワクチンの接種はどうすればいいの?
@生後2〜7ヶ月で開始 (4 回接種)4〜8週あけて 4〜8 週あけて 7ヵ月あけて
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(1歳以降)
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A 接種開始年齢が、7ケ月齢〜12カ月齢 (3回接種)
4〜8週あけて 7ヵ月あけて
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(1歳以降)
B 接種開始年齢が 1歳〜5歳 (1回接種)![]()
は 予防接種。
こ の時期は、3種混合ワクチンの接種の時期と一致するため、同時接種も可能です
助成券・ 母子手帳 ・ 保険証 ・ 乳児医療証![]()
当日お持ちいただくもの
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