インフルエンザと並び、重い感染症の原因となっている
「肺炎球菌」を防ぐ小児用ワクチンの接種が始まりました。
肺炎球菌とは???
肺炎球菌は常在細菌として、人の鼻やのどに存在します。
普段は、おとなしくしていますが、子供の体力が弱っているとき・抵抗力が落ちた時に、
いつもは、菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気を引き起こします。
感染経路は せき、鼻水などの飛沫感染をおこします。
保育園や幼稚園などの集団生活が始まる前にほかの予防接種とともに済ませておきたいワクチンのひとつです。
(不活化ワクチンですので、他のワクチンとの接種の間隔は1週間です。他のワクチンと同時接種も可能です。)
肺炎球菌が起こす病気は????
ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンと両方接種することで、
急性中耳炎のほか、肺炎、細菌性髄膜炎、菌血症など
重症の細菌感染症を予防するために接種します。
効
果は????
2000年から定期接種にしているアメリカでは、
ワクチンで予防できる肺炎球菌による重い感染症が98%減りました。
現在、世界の約100カ国で接種され、うち43か所では、定期接種されています。
接種スケ
ジュール
普通は生後2か月から、4週(中27日)以上の間隔で3回、1歳を過ぎたら(12-15か月)に4回目を接種します。
生後
27日間
以上 27日間以上 60日間以上
標準
間隔をあけて 間隔をあけて 間隔をあけて
2〜6カ月

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2〜6カ月までに1回目 2回目 3回目 4回目
27日間以上
60日間以上
上記 生後
間隔をあけて 間隔をあけて
以外 7〜11か月
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の方 7〜11カ月までに1回目 2回目 3回目
60日間以上
間隔をあけて
1歳

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1歳で1回目
2回目
2〜9歳
1回目
※
は、予防接種をするとき。
持ち物
母子手帳
保険証
乳児医療証