B型肝炎ワクチン
重要事項
まず、B型肝炎ワクチンには、ヘプタバックス(チメロサー ルフリー・防腐剤が入っていないもの)
ビームゲン(チメロサールが入っているもの・ 防腐剤が入っているもの)
当クリニックでは、ヘプタバックス (チメロサールフリー)のものをご用意しています。
2015年12月04日に 化血研による不正発覚したこともあり使用しておりません
*転居などで、他のクリニック様でビームゲンを接種されている方
ヘプタバックスUは、20年間世界中で使われている防腐剤の入っていないワクチ ン
ジェノタイプA(adw)、
ビームゲンは、日本で開発(化血研)、現在日本のみで使用されている防腐剤の入ってい るワクチン
ジェノタイプC(adr)
と言うこともあり、
≪厚生省の見解≫
「B型肝炎ワクチンには、『ビームゲン』と『ヘプタバックス』の2剤があるが、 互換性はあるの か。
途中で他社製剤へ切り替えることは可能か」との質問に対し、
「基本的には3回の接種を同一 の製剤で行うことが望ましいと考えられるものの、
切り替えて使用する場合であっても、定期予防接種として実施可能」と回答している
≪ワクチンの会社の見解≫
製造会社(化血研)の方に伺 うと 交互に接種するという検証をした(10名ほど)とお話しはありましたが、
そのデーターを持っていないことから、
当クリニックでは、ビームゲン で一回接種している方に関しましては、
慎 重を期して、ビームゲンをご用意することにしております。
ですから、1回でも、ビームゲンを接種されているお子様は、
受付に、「ビームゲンを前回接種し ている」とお伝えください。
申し訳ございませんが、
ビームゲンは、
当クリニックでは、他の お子様に接種することがないため
また、ワクチンは返却が できないため、
ご予約いただいた場合は、キャ ンセルができませんのでご了承ください。
B型肝炎ってなじみが少なく、名前だけは聞いたことあるけど、よくわからない方多く見受けられます。
この肝炎は、医療従事者だけの問題ではなく、一般の方にも感染する可能性のある肝炎で す。
肝臓は、いろいろな仕事をしてくれるとても大切な臓器の一つです。
別名「化学工場」ともいわれ、
1.食べた栄養を備蓄・そして、血液中に送り出す
2.有害なものを「解毒」
3.消化液(胆汁)を出す。
4.ホルモン調整
5.排卵の調整など、の役割を担っています。
肝臓は、悪い部分が生じても他の部分がその機能を補うことのできる“予備能力”が大変優れているため、
重症化するまでなかなか自覚症状があらわれないことが多く、“沈黙の臓器”と呼ばれています。
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによる肝炎です。
初めのうちは、感染したとしても ほどんど症状が見られません。(上 記の説明より)
B型肝炎ウィルスは、非常に感染力が強いウイルスで、
感染経路は
1. B型肝炎を持った母親からの分娩時の感染(母子感染・垂直感染)
2. 性行為・注射のまわし打ち、タトゥーなどからの感染などでの感染(水平感染)しか しこれ だけではなく、
3.. ウイルスに汚染された血液の輸血
4. B型肝炎を持ったお子様とのトラブルなどで感染
(B型肝炎のお母様から生まれたお子様は、すぐにこのワクチンを接種しますが、
血液を触れた後に予防接種と言うこともあり、100%感染しないということにはならないようです。)
5. 原因不明
など 体液を通して感染します。
特に子どもの場合は、感染源が原因不明のことが多いとされます。
若い年齢層を中心に、B型肝炎の報告数が多くなっています.
特徴として、乳児期ほどリスクが高 いことが挙げられます。
症状が出ていないB型肝炎をお持ちの方をキャリアと言いますが、
キャリアの方から、何らかの理由(かみつき事故や原因不明の場合も多く)
暴露を受け、その子供たちはキャリアとなります。
大人になると 発症して 肝炎・肝硬変・肝がんと移行することが問題となっています。
現在、大人の方で、B型肝炎・肝硬変・肝がんで苦しんでいる方の多くは、小さい頃にB型肝炎にかかっていたと言われています。
B型肝炎ウィールスに感染しても、初期症状が全く見られないため、かかる前に予防の必要性が訴えられています。
B型肝炎ウイルスは、容易に性感染し、
急性肝炎では、感染しても肝炎とわかるような症状があまりみられずに60〜70%の人は治癒します。
しかし、残りの30〜40%の人では典型的な急性肝炎をきたすことがあり、さらに劇症肝炎になることもあります。
いったん、劇症肝炎となればかなりの確率で死に至る感染症です。
潜伏期間(感染してから症状が出現するまでの期間)は、1〜6ヶ月です。
ワクチン接種(3回接種)
初回接種 →→→→→→→→ 2回目接種
4週間後
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初回接種→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→3回目接種
20週〜24週
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初回接種から4週間後に2回目を接種し、その後、1回目の接種から20週〜24週あけて3回目の接種を行います
ご予約など、詳しくは、クリニック受付までお電話ください。