重要事項

    2015年12月04日 
       化血研の血液製剤の不正の発覚から始まり、インフルエンザの製造工程の問題などの影響により
       クアトロバック(化血研)を出荷停止になっておりましたが、出荷が開始になりました。

       お母様方から、化血研のワクチンについての不安の声が聞かれることから、
       当クリニックでは、4種混合ワクチンを、クアトロバック(化血研)からテトラピック阪大微研(田辺 三菱)
            変更させていただきました。 ご了承ください。

注意事項
    
     ・12月11日から、
      スクエアキッズ(第一三共)が新しく4種混合ワクチンを開始いたします。

      ただし、このワクチンに関しては、
      上記のワクチンとポリオワクチン株が全く異なり
      テトラピック・クアトロバックは、日本の生ワクチンから製造された不活 化ワクチン(セービン株)を混合しているのに対し
      スクエァーキッズは、海外の不活化ワクチン(ソーク株)を使用しています。

      その為、互換性はあるとの厚生省の見解ですが、
      株が違うことも ありますので、
      当クリニックでは、スクエアキッズキッズで接種された方は、このワクチンで完了したいと考えております。

      引っ越しなどで、他のクリニックで、スクエアキッズで接種された方は、
      必ず、そのことを受付に伝えてください。お子様用のワクチンを取り寄せ させていただきます。
      ただし、キャンセルはできません。 
      ワクチンが届き次第ご連絡させていただきます。
         


       

   4種混合ワクチンは、3か月に なったら接種しましょう。
       このワクチンで予防できる病気は
    百日咳・・・咳・くしゃみで感染。
       咳がひどく呼吸困難を起こし、死に至ることもあります

      破傷風・・・土の中にひそんでいる破傷風菌が傷口から入り感染して、おこりま す。
       毒素のために、痙攣や死に至ることもあります

      ジフテリア・・・咳・くしゃみで感染。
                  10人に1人の割合で高熱・のどの痛み・咳などの症状を起こします。
        のどがはれることによる窒息死を起こすこともあります。

      ポリオ・・・口からの感染。
      100人に1人の割で、手足の麻痺が起こします。
      一生残る場合もあり、呼吸困難を起こすこともあります。
      中国・パキスタン・アフガニスタンなどは、現在でも流行したという報告があります。

          


   4種混合ワクチンは、接種部位が一時的に腫 れることがあります。
   その為、接種する手を左右交互に行います。
   同時接種の場合は、足には行わず、左右の手を交互に行っていきます
   (4種混合ワクチンの薬品説明書きに 書かれているため)
     
それでも、一時的にはれることがありますが、
そのまま様子を見ても、2〜3ヵ月ほどで腫れは治まりますが、
     
気になる場合は、先生にご相談ください。軟膏をお出しいたします。
     


   接種する間隔は、3種混合と同じ です

1回目               2回目              3 回目             追加

生後3カ月   →    3週間〜8週間あけて  →  3週間〜8週間あけて   →  1年あけて
     



     4種混合ワクチンは、三種混 合ワクチンにポリオ生ワクチンである「セービン株」を不活化した
    不活化ポリオワクチンを混合したワクチンです
    
     厚生省は、互換性を認めておりますので、どちらを接種されても問題 はございません。