以下の文章はmook「living spheres vol.18 狭小住宅PART4」(株式会社ワールドフォトプレス)に掲載されたものです。
子育て住宅に関する考えを述べたものですのでこれから子育てをする世代の方に参考にしていただけると幸いです。

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子供を育てあげた建築家の子供部屋論

建築家の高橋さんには、だいぶ大きく成長された子供さんが二人いる。高橋さんが経験から得たことは「子供が個室を必要とするのは、結局受験の期間だけなんです」とのこと。「日本の子育ては、基本的に子供が小さいうちはお母さんと一緒に川の字に寝るんです。ご主人だけが別の部屋で寝たりする。だから、幼いうちに個室は要らないし、成長したあとも、子供部屋=壁で隔てた個室と単純に考えないことです。受験期でも、音と光がさえぎられていればいい。個室のあり方というのはとても重要ですね」。現在3歳と1歳のお子様がいる「子育ての家」では家族全員で寝られるゆったりとした主寝室を設け、子供の遊び部屋は、将来、家具でゆるやかに2部屋作れるよう設備やロフトが設置されている。限られた予算を考慮し、収納や空調設備は必要最低限に抑えているが将来的に追加できる仕掛けも盛り込まれている。


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