3。
2。
1。
ハッスル。ハッスル。
とばかりに空手をしたところ、どう言う訳か体の調子がすこぶる良い。コンビネーションがキレイに繋がる上に、間合いもハッキリと掴める。そんなわけで一人で総当り戦などやらかして、強いなァ俺。
と、今現在「投げ」をくらって違えた首筋と、受け損なって痛めたスネに、握りが甘くて炎症起した指の痛みを堪えつつ、日記を書いとります。中年間際になってハッスルするのは危険だ。
今更ながらモブ・ノリオすみません。バカにして悪かった。凄い作品じゃないか、と思ったらアホの石原がこの作品を酷評していた。当然のことだろう。嫉妬深い卑劣漢で虚言癖を持つ精神異常者で、珍珍を障子に突きたてる変態が作品の力を理解できるはずもないわけで、ましてや黒人文化も何も知らずに「ニガー」なんて表現はダサいと軽々しくほざく山田詠美は尚のこと。正しい選評眼を持っておる黒井千次と池澤夏樹がますます好きになり、アホの石原と山田詠美はますます嫌いになりました。めでたしめでたし。
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老人介護にあたり真っ先に発生する感情は怒りである。何に対してか? 介護人はそれすら分からない。口出すばかりで何もしない親戚か。幼児扱いを飛び越え、被介護者をモノ扱いしている看護士か。人は老いるという当たり前すぎる事実に対してか。己の無力さを嘆いてか。金を持っている患者を優先的に扱う病院か。裏金渡した途端に急に待遇を良くしたその病院の院長か。幼き頃、我を見捨てた親に代わって老齢の女手で育て上げ、俺が高熱を発したときは華奢な身体で身を抱え、深夜の病院を探し歩き回った女性が、今や指一本動かすことすらままならないという悲劇に対してか。起因のない理由からか。いつしか甘えに依存するようになった被介護者を一人で出来ることは自分でやりなさいと叱り飛ばさず、いっそのこと回復を願わずに甘えさせるだけ甘えさせた方がいいんじゃないのか、という介護者当人の逡巡に介してのものか。被介護者が有する孤独感の共有からか。終りの分からぬ道に際しての不安感、絶望感からか。介護人の持つこれらの思いをそれとなく察知し、密やかに医者に「どうかアタシを殺して下さい」と依頼した被介護者の発言からか。かような世界に唐突に入りこむあまりにも非現実的で痴呆じみた社会の断片を思うてからか。あまりにも漠然とし、捉えどころもない理解出来るはずもない怒りに対しての怒りか。
荒荒しく不器用な個々の文にはこれら全ての感情が網羅され、明確な「怒り」を載せた小説だった。絶望も悲しみも混ざっておらぬ純粋な怒り。ただひたすらに怒り。荒く汚い文が身に沁みた。継続性なんてどうだって良いじゃないか。これだけの作品を書くならば、一発屋でも何でもよろし。YO、朋輩。
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