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隊長の戯言


2004/6/15 (火)

 現在、抱えている仕事の関係で某所へ取材に赴く。取材相手は数える程しかしか顔を拝見したことがないので、名前を必死で覚えた。
 収録は会議用のテープレコーダーで行なったものの、さて困った。収録は四人による座談会形式となっており、あとからルポとしてまとめる際に声質と名前が一致しないことは間違いないのである。
 そこでマジメに話を聞く振りをして、咄嗟にメモを取った。

  田中→しゃがれ声の白ハゲ
  山田→高い声のオカメ面
  佐藤→ソプラノボイスの泉谷しげる
  山本→ウイスキーボイスのイタリアンマフィア


 似顔絵がうまけりゃ、それと声質を照らし合わせたメモを取るところだが、あいにく絵は下手糞だからこのようにさぜるを得ない。相手さんが特徴的な顔立ちで良かった。
 よって以下のメモはこのようになる。

  ハ(しゃがれ白ハゲ)「戦後の日本の政治はでたらめ」
  マ(低音マフィア)「ハゲに同意」
  イ(ソプラノ泉谷しげる)「中華世界という世界思想」
  オ(高音オカメ面)「泉谷に反論→アジアに対する優越意識」


 戦後復興期に生きた世代をテーマとした大層マジメな話しをしておるのに、この脱力感はなんなのか。白ハゲのまま入稿しないように気をつけるとしよう。


2004/6/12 (土)

 バイクに乗っているとよくナンパされる。キラキラと輝く相手の目を見ていると邪険に扱うのも可哀想になり、長い立ち話に移行してしまう場合も多い。先日は信号待ちの交差点で声をかけられ、思わず意気投合してしまった。
 「オンナ受けの良い車」ってのはよく聞く話だけれども、「オッサン受けの良いバイク」に乗っていると難儀だ。今まで女性からナンパされたことはないものの、オッサンからは数えきれない程のナンパを受けた。一度、電話番号まで貰った事があるけれども、恐ろしくて電話できない。


 来週より本格的なドタバタ期間になります故、これからはぼちぼちと更新させてもらいます。


2004/6/10 (木)

 わしが覚えている中で最も古い記憶は幼稚園にさかのぼる。授業中に、「せんせい! しょんべんいってくる」と発言しトイレに直行しようとしたところ、教師に爆笑されたという記憶だ。しばらくの間は何で笑われたのか分からなかった。

 さておき「うんち」と「うんこ」の違いは幼児語かそうでないか、の違いだと勝手に思っている。「うんち」の友達は「おしっこ」、「うんこ」の友達は「小便」。あ、でも「おしっこ行ってくる」という女性はいても、「ションベン行ってくる」という女性はおらぬか。
 英語で「おしっこ」はpeeという。映画フォレスト・ガンプではこんなシーンがあった。アメフトの全米代表選手に選ばれた主人公はケネディ大統領と会見。大統領からは「おめでとう。どんな気分だい?」と聞かれる。そこで、主人公は顔を真っ赤にさせて。
 「I..I've got to pee.(お、おしっこしたい)」
 カルピスはモンゴルの馬乳酒をヒントに得て作られたジュースだ。あのネーミングはアメリカ人にはこう聞こえる。
 「Caw (牛さんの) pees (おしっこ)」
 モンゴル人もびっくりだろう。

 「うんち」はpoupouである。ポーポーという日本語はあまり聞かないので、注意を払う必要がないが、気を抜いてはいけない。危険な落とし穴もある。これがフランスになると、cacaと言うらしい。カッカ、つまりは閣下である。デーモン小暮がフランスに行ったら、子供たちの人気者になれるのではないか。
 紀元前98038年生れ。地獄における地位は副大魔王。悪魔の中でも血統書付きの名門デーモン一族の首領。デーモン小暮うんち ――― だ。
 スペイン語も同様に「うんち」はcacaだ。ただし読みはカッカというよりカカに近い。さらにcaga(カガ)となるとその命令形で、「うんちしましょーね」という意味。またさらにいうとmaricon(マリコン)はオカマという意味だ。
 そんなわけで加賀まり子はスペインに行って欲しい。切望する。はい、うんちしましょーねオカマちゃん。

 参考サイト
 http://sitek4.daa.jp/archives/2004_06_08.php


2004/6/8 (火)

 便所の落書きと揶揄される「2ちゃんねる」に当サイトがさらされていたのを発見。驚いた。それが二年間近くも放置状態にあるスレッドだったのはどことなく複雑な気分だ。

 
 法務省の広報はなかなかユーモアがある。
 「健全な国際交流のために、外国人の不法就労をなくしましょう」
 健全な国際交流のためだけに不法就労防止を謳うのではない。本当はこう言いたいわけだ。
 「健全な国際交流のため、っていうか不法就労者の四割は凶悪犯罪を起すんだから、外国人の不法就労をなくしましょう」
 "健全な国際交流のために"とウソ臭い建前を言っていないことは好感が持てる。

 が。不法就労はなくならないね。傷口を縫わない限りどんどんあふれ出てくる。入口をバンソウコウで塞ぐ程度じゃ間に合わないってもんだ。
 また刑務所に入れられた不法就労者はこんなことを言っている。
 「日本の刑務所はきれい。テレビも見られるし、メシも食える。故国での生活よりずっと楽」
 すると、こんなジョークを思い出しますな。
 
 ・刑務所と会社の違い
 刑務所→日に三度、タダメシが食える
 会社 →一度だけで、しかも自費払い

 刑務所→真面目に働けば早く出られる
 会社 →真面目に働けばさらに仕事が増える

 刑務所→専用のトイレがある
 会社 →トイレは共用

 刑務所→税金から経費が支払われる
 会社 →給料から税金が引かれる

 刑務所→いじわるな見張りがいる
 会社 →いじわるな見張りがいる

 
 経済格差は不法就労を生む。刑務所格差も同じく。それより傷口を縫おうよ。
 


2004/6/7 (月)

 「ヒーロー・マシーン」というサイトがある。口・鼻・ベルト・マント等の各種パーツを組み合わせて自分好みの「ヒーロー」を誕生させることが出来るサイトだ。絵柄はのっぺりてらてらとした気色悪いアニメ風ではなく、どろどろぐろぐろの正統派アメコミ風だからいい。

 ところで、たまには非暴力主義のヒーローがいても良いと思う。勧善懲悪物も分かりやすくていいかもしれないが、昨今の時代ではアホ文化人が「暴力作品=殺人者製造作品」との短絡的な発想を抱いてしまうことを考慮に入れなくてはならない。そうなのだ。「仮面ライダー」も「ウルトラマン」も暴力を肯定するヒドい作品なのだ。そうである。これからは非暴力主義ニュー・ヒーローの時代である。

 早速作ろう。
 まずありきたりの黒マント、黒スーツ、マスクは排除させる。ヒーローもファショナブルにならなくちゃならない。色は心温かいヒーローをイメージして温暖系極彩色。また暴力至上主義者と相反する紳士的アイテムとして蝶ネクタイをチョイス。ここはパトカーの配色と同じく、色の及ぼす心理的効果を尊重した。目立つにこしたことはない。
 マントで空を飛べるというのも物理学に反している。なんてったってニュー・ヒーローなのだから学術体系に違反してはダメだ。ここはきちんと羽根を生やしてあげることにしよう。綺麗な蝶の羽根が生態的には正しい。
 ヒーローの存在意義は悪者との対決である。しかし、非暴力主義者だからといって悪人に舐められてしまっては元も子もない。一応、銃は持たせてあげることにする。ただし、設定はモデルガンだ。
 また敵対意識を煽るような正しい正義面はダメだろう。悪人を説得するためには悪人面してた方が良い。警察署長がヤクザにカタギの道を勧めるよりも、ヤクザの親分がカタギの道を説くほうが説得力あるからだ。そしてせっかくの悪人面も、敵に捨て身の覚悟を思わせてはいけない。「戦意喪失」させる顔を共生させることも重要だろう。
 
 出来た。完璧だ。

 
 いたいけな子供たちには、物心ついた時点からこんな作品を徹底して見せて育てるべきだ。きっと良い子たちだらけになると思う。監督はティム・バートンさんにお願いします。
ヒーロー・マシーン


2004/6/6 (日)

 某所に応募したコラムが入選を果した。入選したという事実よりも二ヶ月半分の生活費に相当する賞金を得られたことが嬉しい。これは今年初の収入でもある。

 使い道を考えた。使うと必ず異臭と黒煙を発する底の空いたオーブントースター、一度気を抜けばドリフの爆発コントの如く顔との平行線を保ってくれないツルの曲がったボロメガネ、ふらりとやってきていつのまにか住みついた野良猫に小便かけられた布団のシーツ、どれも買い換えたいものばかりではあるが、あまりにも現実的卑小的すぎる。もっとバカな使い方が良いだろう。湯水のように使っちまおう。

 ちなみに小生が一週間に使う生活費は1に0が三つ並ぶ程度のものでして、「今年の年収は一万円でした」と胸を張って言える人生を送りたいと思います。押忍。


2004/6/3 (木)

 ふと携帯電話の操作は左手で行っている事に気がついた。小生は右利きであるにも関わらず、左で電話をかけて、メールを打つ。回りの連中にも聞いたところ、左手派・右手派・両手派とバラバラである。中には「右利きだけど、左手の方が気持ち良いね」という乱酔者もいたが、それは無視した。
 しかし、ある程度の統一性はある。面白いことにわしと同世代以上の人間は左手が主流で、年下の人間は右手派が多いのですね。これはどういう訳か。

 ところで、卓上電話の話しである。拙宅では長年に渡って黒電話が使われていた。右手でダイヤルを ジーコジーコと回すやつです。
 黒電話は「右利き」仕様となっており、受話器は左手で持つ。右手はダイヤルを回したり、メモを取ったり、鼻クソほじったりと忙しいからだ。そのため、電話機のコードは必ず左側についている。
 
 プッシュボタン式の電話に変えたのは小生が高校生ぐらいの時だ。このプッシュボタン式は上記の概念を変えた。片手で受話器を持ちながらもダイヤルを押せるので、必ずしも「左手は受話器を持ち」「右手はダイヤルを押す」という必要がない。それまで黒電話を使い慣れていた人間はつい左手で受話器を持ってしまうものの、黒電話に馴染みがない人間はそんな面倒くさいことはしないと思うのだ。わさわざ利き手ではない方で受話器を持つ意味がない。

 えと、つまり、黒電話に慣れていた古い人間は左手で受話器(携帯)を操作する。プッシュボタン型に慣れた新人類は右手で受話器(携帯)を操作する、という適当な推測なのですけど、以外と的を射ていると思いませぬか。

 
 さておき、「携帯を何故左手で操作するか」と似たような問題に、「フロントホックブラとはどういうものか」あるいは、「狭い通路で異性とすれ違った際、どのように避けるか」というモノもある。  ちなみに前者の答えは、男性の99%が「前で外すブラジャー」と答え、女性は「前でとめるブラジャー」と言う。後者は大多数の男性は異性の背中側を通る。
 これについての理由は簡単だ。
 男で「前でとめるブラジャーだね」と答える人間がいたら女装癖を有した変態と思って良い。男性にとってブラジャーとは(中略)するものであり、また男性は女性の後側を(中略)からだ。以上。意味が分からなくても詳細は問い合わせぬよう願います。


 「竿竹屋」は秋になると「焼き芋屋」となります、という匿名の情報を頂きました。全く謎の職業であります。


2004/6/1 (火)

 また盗撮だ。フィルムの内容は女子高校生のスカートの中身ばかり。
 と、カメラ屋に勤める友人が困惑した表情で言う。実際、盗撮魔ってのは近くにいるもんなんですな。ちと驚き。

 しかし盗撮犯の犯罪は糾弾されて然るべきことなのだけれども、女子高校生のスカートの短さも犯罪的ではある。良識ぶったオヤジの意見に聞こえるものの、事実そう思うのだから仕方がない。可愛く見せるためじゃん、可愛い制服を全面に押し出さないと生徒が集まらないんじゃい、という意見もあろうが小生はやはり犯罪的だと思うのですね。
 「見えそうなパンツに注視して車で事故りそうになった」という男の友人は沢山いるものの、「ズボンからはみ出したトランクスを見て興奮した。事故りそうになった」という女性の話しはあまり聞かない。これは常時ムラムラ性癖である男性のなせる技だろう。
 しかし、小生は短いスカートを非難する訳ではない。むしろ奨励したいぐらいだ。
 

 長期のアジア旅行を経て、帰国するたびに悩むことが一つある。女性がみんな裸に見えるのだ。あの人もこの人も裸。みんな裸。とにかく裸。本当である。帰国して数日の間は目のやりどころに困り、大変に苦労させられる。
 アジアの国々では、肌の露出を嫌う女性が多い。身体の線も決して出さない。そのような慣例を無視し、タンクトップ・ミニスカート姿で旅行するアホはたまに見かけるものの、小生にとっては人前で平気で下着姿になるアマゾネス欧米人は色気もクソもないし、三日間同じシャツ着てます一ヶ月風呂入ってませんという人間も多いから、女性を感じさせてくれることはあまりない。

 しかし、日本人女性は現地人にはよくモテるようだ。日本人女は遊び好きでエロい、と思っているからである。日本製エロビデオの流入や三流クソドラマの放映によってそのような偏見が植え付けられた、というのもある。また男女問わず、欧米人は自己主張が強くアイデンティティーが確立している人間が多いのに対し、日本人は基本的に自我というものが弱い。「流れ」や「押し」に弱いのである。
 旅先で出会ったインド人は面白いことを言っていた。「しかし、日本の女はエロい格好してるね。ジーンズなんて下半身裸でいるのと一緒じゃないか」
 そう言われてれば、身体の線がそのままあらわになるジーンズはエロいような気がする。日本人女性への間違った幻想が、より一層その思いを助長するのだろう。

 かくして日本に帰る度、女性は皆裸に見えてしまう。ただし個人的には大変良いことだ。


 私信
 Iさん、いつも感想ありがとうございます。





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