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隊長の戯言


2004/4/15 (木)

 三等親の葬式にモヒカン頭で出席するハメになりかけた。先日、弁髪・カンフー服(黒)で葬儀に参列したという道化師隊員を尊敬致します。  

*
〜以下、興味あらば読んでくだされ。〜

 三人の日本人が誘拐されたことで、イラク問題がどうも良くない流れになっているような気がする。アメリカにとってこの風潮は喜ばしいことだろう。アメリカが目論む「悪の枢軸に下す鉄拳制裁」的効果がより一層印象つけられる。

 イラク問題に関してマスコミ情報操作を疑う声は強い。キナ臭さがぷんぷんしている。例えば、邦人外交官が殺害された事件もそうだ。事件発生間もなくして、各国のフリージャーナリストは「米軍による誤射説」を唱えたけれど、今では週刊誌はおろか東京新聞でもその内容が扱われている。

 四人のアメリカ"民間人"(傭兵会社の社員で元米軍特殊部隊)が殺された事件も不可解な点が多い。騒動が起こっていた数時間の間、近くにいた米軍駐屯部隊はそれを黙殺し続けていたという事実がある。これではアメリカ軍はわざと四人を見殺しにしたという説が出るのもうなずける。イラク攻撃の正統化を世論に訴えることができる上に、兵士の増派も行ないやすくなるからだ。アメリカ国内で強まる和平案を圧迫することもできる。
 報復活動では600人以上のイラク人が殺された。邦人誘拐の時期と重なっている為に詳しく報道がなされていないのだけど、犠牲者の大半は女性や子供たちばかりだ。報復の内容は殺害騒動に荷担したファルージャ市民の住所を割り出して彼らの自宅を攻撃するというもので、虐殺行為となんら変わりがない。当然、事件とは無関係な市民も多数いた。その市民の証言によると、米兵は家宅捜索と偽り現金や貴金属を奪っていったとも言われている。
 
 邦人誘拐事件で犯行グループが出した声明文の一文が興味深い。
 「米軍は我々の土地に侵略したり、子どもを殺したり、いろいろとひどいことをしているのにあなたたちはその米軍に協力した」
 米軍の"虐殺"直後、ファルージャ市近辺では外国人の誘拐事件が多発しているという。見方を変えれば、誘拐行為は情報発信できる唯一の手段だ。米軍の"虐殺"行為を広く知らしめるにはその手段しかないのである。
 
 さてさて、真実は何処や。


アルジャジーラ公式サイト
エキサイト翻訳  


2004/4/12 (月)

 桜も散り本格的に春が到来したので、モヒカンになってみた。

 
 理想と現実は違うね。バイクのヘルメットが被れないのも難点だ。  
*

 "売れない作家"氏と定期的に自作品の批評会をしている、というのは以前の戯言に書いた。最近扱ったテーマは「桜が散る様を30様態以上の文章表現で示せ」というヤツだ。これについては机に向かっているだけでは大した考えも思い浮かばず、実際に桜を見に行った所ポコポコと絶妙な表現が湧いてでてきた。まァ現場の雰囲気を知るってのは重要なことなのですな。
 
 ところで、売文家がいう「文章力の鍛え方」にはある程度の共通意見が出てくる。"これ"を書くことはかなりの修行になる、と彼らは口を揃えて言うのだ。
 一つの単純な目的を成就せんがために繰り返される単調な行為。人物を記号的に扱うことは出来ず、心理・情景描写は必須。必要以上に気にしなければならない読み手の立場。
 
 なるほど、これは確かに難しい。というか、自意識との戦いの方がもっと難しい。
 そんなわけで、短編エロ小説書いとりました。現場の雰囲気を少しでも理解する為にエロ動画サイト巡り。意外とつらい。
   


2004/4/10 (土)

 未だに一人称代名詞の使い分けに悩んでいる。旅行記での一人称を「私」と統一しているのは、真面目な記述、ふざけた記述の両方に使えるからだ。一方で「僕」はナルシスト的、「俺」は傲慢ぽいから旅行記で使うにはどうも抵抗がある。
 
 ご存知のように当戯言では「わし」を使用しており、これはただ単純に特異性のある文章を表現したかいがためにやっていることである。わしは文才が到らぬので、このような小手先ごまかし技術に頼らざるを得ない。
 ところが、最近は「わし」を使うのが妙に気恥ずかしくなってきた。わしの嫌いな小林よしのりが多用しているせいもある。飽きてきた、という理由もあるかもしれない。
 
 もっともたまに書くややお堅いネタに「わし」を使うと、それが良い具合の緩和材になってくれるので助かっている。糞真面目にエラそうな述懐を垂れる文章においての「わし」は、ちょっとしたクッション効果が望めると思うのだ。
 いや、ならばいっそのこと「わし」をさらに柔らかくして、文末表現に工夫を凝らすともっと良い感じになるかもしれない。
 例えば、 

 色盲的な功利主義者は自己認識の限界確定を恐るるがあまり他者へ対する排撃的価値評価の魔法に捉えられているとぽくちんは定義しちゃうのでぇーす、えへっ♪。ぽくちんたちってば無意識下においては奸黠たる態度を保持すべきだぴょん。


 すごく良い感じだ。ぽくちん思うに理解度が増した気がする、なんとなく。

2004/4/10 (土)  

 大変クールな壁紙を配布しているサイトを見つけた。これはカッコイイ。長年使っていた「レッド・ツェッペリン」の壁紙はもうヤメだ。こんなイカしてる壁紙を見過ごすわけにはいかない。
 翳りに横たわる澄明、醜怪に潜む美麗、寂寥と殷賑。この神々しくも哀愁が漂う雰囲気はお見事としか言い様がない。








Hiroshi Aramata      Ben wada        



http://beautiful.s33.xrea.com/の「メニュー→おっさん壁紙」より。


2004/4/8 (木)  


来週から本格的に復活したいと思います。

2004/4/5  

 自称「自由人」の名が聞いて飽きれる生活が続いており、ホームページの更新も思うように出来ませぬ。そんなわけでしばらくは不定期更新となります故、ご勘弁下さい。
 メールの返信も遅れとりまして、申し訳ないであります。


2004/4/3 (土) 

 CDを焼こうとした所、これが悪名高きコピーガードCDだった。おお、これがそうなのか。
 ダメモトで「コピーガード・CD・コピー方法」とGoogleで検索をかけたら、あっさりと解決法が見つかる。なんと脆弱なガードなんだ。
 ―――という話しをいつかどこかでだれかから聞いたことがあるような気がする。こんな違法行為は絶対にやってはいけない。

 
 そんなわけで…じゃなかった、話しは全然まったく別方向の関係ない内容に向かうけれども押尾コータローの『ドラマティック』が素晴らしく良い。CDを聞いて思わず笑ってしまったぐらいだ。あまりにもギターが上手すぎて吹き出してしまったのである。感動は度を越えると笑いに転じてしまう。

 アコースティックギターのソロ演奏インストゥルメンタル。一人合奏交響曲とはよく言ったもんだ。ギター一本だけでここまでの表現力が出せるとはかなり変態的である。こりゃ絶対にドラム入れてるだろ、という曲がいくつもあった。これは余程の成熟したギタリストかと思えば、ハンサムな若い兄ちゃんである。惜しい。不細工なおっさんだったら、さらに親近感が湧いたのに。

 スティーブ・ハケット(ジェネシスのリード・ギタリスト)のクラッシックギターも相当なもんだが、個人的には押尾コータローの方が好みだ。音質が丸い。スティーブ・ハケットとは双璧をなす特徴。良い意味で日本的である。日本人なのだから当たり前、と言われればそれまでですが。

 
 わしが聞いたのはセカンド・アルバムなのだけれども、ファーストアルバムには『禁じられた遊び』が入っているという。禁じられた遊びはギターのイロハも分らない時分に練習する曲である。これは例えるならば、一流ピアニストがアルバムに『猫ふんじゃった』を入れるようなものだ。ライブでは『サザエさん』『ドラえもん』等を演奏するそうで、ユーモアもセンスもあり、なかなかイカしている。

 最後に告白するが、わしは相当の芸能人オンチで長年「伊集院静」と「伊集院光」は同一人物だと思っていた。そして今日まで「押尾コータロー」と「押尾学」も同一人物と思っていた。わはは。


 押尾コータローメドレー試聴(real player)
 http://mbs1179.com/oshio/stream/oshio.ram


2004/4/1 (木) 

 ライトアップされた桜と厚化粧の美人。
 どっちも下品ですね。

*

 今更ながら『蛇ピアス』と『背中蹴り』を読んだ。直木賞・芥川賞ともども、最近の受賞作はほとんどがエロ混じりだ。そっくりそのまま割愛してもいいエロが沢山ある。エンターテイメント・エロってのはやはり重要なのですかね。

 エロパワーの底力は凄まじい。世界はエロで成り立っている。映画・小説のエロシーン、週刊誌のエログラビア、インターネットのエロサイト、企業のキャンペンガールを省いたら、世に失業者は溢れ、経済状態もボロボロになるような気がする。人類最古の商売はエロ風俗だった、といったのは村上龍だったっけ。
 
 どこで聞いたかは忘れたけれども、思わず笑ってしまった話がある。かつては隆盛を極めたとある個人サイトに起こった出来事で、管理人は若い女の子。
 彼女はある日の日記にこう書いた。
 「彼氏が出来ました。もうラブラブです」
 すると、その翌日からはアクセス数が十分の一に減り、やがてサイトを閉鎖したというお話。バカだねぇ。読者も管理人も。
 
 この種のエロパワーを何とか活かせないものかと、実行寸前に到ったことがあった。時折、ホモ集団サイトと揶揄され、不気味がられているへらへら隊のホームページもエロパワーを持ってすれば、爆発的なアクセス数が望めるんではないか、そう考えたのである。
 方法は簡単だ。なりふり構わずあちこちにこんな宣伝文句を残す。

 「濡れ濡れワレメにパイプを突っ込んだ赤面ナースの恥ずかしい無修正画像、アップしました!」

 写真もきちんと撮影したのだ。スーパーでナスを買ってきて水洗いし、包丁でワレメを入れる。そのワレメにはパイプを刺しておく。「バイブ」じゃなくて、「パイプ」である。パイプはモンゴルで買った愛用パイプ。
 結局写真を撮影した時点で段々とバカらしくなってきて、企画を中止してしまった。わしが表現できるエロはこの辺がせいいっぱいです。





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