なんでも「呆食」というらしい。飽食を皮肉った上での阿呆の「呆」、惚けるの「呆」ということか。
今日の新聞(12月18日付.西日本新聞)の一面にとある写真が載っていた。
※上記の画像は、ネジをスキャンしたくてしたくてたまらなくなる衝動に唐突に襲われて思わずスキャンしてしまったもので、背景の新聞画像はスキャン機器を痛めないためにクッションとして使用したものです。西日本新聞は著作権侵害で訴えないように。メインは「ネジ」で、「新聞」はただの背景です。
んで写真を見れば…じゃなかった、記事を読めば表題は『ある女学生の食事』。朝食には御飯、ミソ汁、ゴボウと牛肉の炒め物、昼メシはコンビニおにぎり、晩飯にうどん…となっている。
記事の内容はお決まりの、外食ジャンクフード食う若者は野菜不足でコッソショウ症の足りないカルシウムたいへんたいへん、というヤツだ。
しかしなんだ、豪勢とは言わないまでも立派なメシを食っておるじゃないか。わしにとっちゃァ、ご馳走だぞ。でもホントにこんな食事を毎日食っているのだとしたら、わしは相当に親近感が湧く。ぜひオトモダチになりたいものだ。
面白いのは、このような「呆食」生活を続けている学生に「なぜこんな食事をするのか?」と尋ねると、「ただ何となく食っている」との答えが返ってくるのが大半だそうだ。実家に帰れば山ほど食える、買おうと思えば大抵のご馳走は手に入るといった飽食状況を超越するとこの呆食状況になるのだろう。呆食の定義は「栄養バランスを考えず、好きなものを食べること」とある。
畜生、そうだったのか。お仲間がたくさんいるのかと思ってわしは嬉しくなったのだけれども、それはどうも違ったようだ。わしの食事の定義は「栄養バランスを考えず、スーパーの見切り品を食べること」じゃないか。背景からして根本的に違うらしい。畜生。
さしずめわしの場合は「乏食」だ。つまり貧乏の「乏」である。一袋33円のラーメンはすごくおいしい。
|