1.熱湯に浸す
2.頭をとって塩水に十分ほどつける
3.熱したフライパンに塩水ごと入れて焼く
4.出来あがり
※参考 http://www.bekkoame.ne.jp/~s-uchi/musikui/musikui.html
以上、『ゴキブリの塩焼き』の作り方、だそうだ。
わしも早速やってみたが、案外にも小エビに似た味がした。やや臭みがあるのと、舌触りが悪いのがちょっと難点だ。…と書くと、恐らく10人中9人は「ついにここまでやってしまったか!」と信じるのでしょうな。いくらわしでもゴキブリはちょっと勘弁願いたい。
しかしゴキブリも不遇なもので、なぜこんなに気持ち悪がられるのか。ただの昆虫である。何でも分類上はシロアリの近縁となるらしい。
また栄養学の観点から観た場合、ゴキブリにはタンパク質が多分に含まれており、栄養補給としては申し分がないという。そのような「栄養素」が世界人口を遥かに上回る数をもって存在しているのである。実に立派なもんだ。
そもそも常識やら良識などと言うものには真理など存在しないもので、全ては環境因子の生み出したものに過ぎない。
例えばベトナムでのゴキブリの扱いは「幸運を呼ぶ虫」とされている。ゴキブリが体に触れると、幸運が舞い込むのである。そんなわけでこれは本当の話しなのだが、ベトナムにはゴキブリひしめく「幸福屋」なるものがあり、客は金を払って小屋に突入して至福の時を味わうという商売もある。これは嘘ですが。
とかくわしが言いたいのは「もっとゴキブリを愛しましょうよ」ということなのだが、実際は増殖しすぎた拙宅のゴキブリにどうにも対処しきれなくなり、敵としてはあまりにも強大な勢力を持ち始めたため、親愛の情を少しでも抱ければという逆転の発想を用いようとしただけである。
ウイスキー飲みながらこんな文章書いたら、余計に気持ちが悪くなった。何故かゴキブリは気持ち悪い。
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