バルトフォンティン石というと国産鉱物に詳しい人なら布賀産の針状結晶をなしたものを思い浮かべられるでしょう。こちらは南アフリカのクルマン産のもので、この地方では写真のような白色針状の結晶の他、ブドウ状結晶をなして産することもあります。共産しているのは稀産鉱物とされながら2002年ごろから新たな産出があって市場でも見かけることが珍しくなくなったポルダーバート石。色合いは地味ですが光沢は結構あります。
この標本ですが、白砂に奇石を配する「日本庭園」の趣きがあって気に入っております。(またも「見立て」をやってます) |