川崎市における障害児(者)のライフステージ


この資料は川崎市健康福祉局障害福祉課が作成した資料に基いています。



ホームページ管理者からの意見

●地域に根ざした「福祉ゾーン構想」
私たちの掲げている「福祉ゾーン構想」は養護学校の改築だけが目的ではなく、地域に根ざした福祉のシンボルとして新たに生まれ変わる事が願いです。 「立派な建物」、「複合施設」がいくら出来ても、それを管理、運営する原動力が無ければ、“地域の財産”は「機能」しません。

時々、私たちによく言われる事があります。「こんな小さな土地にしがみついていないで、もっと広い土地で考えた方が良いんじゃないか?」

でも、私達は今の土地で無ければならない理由を次のように述べてきました。

田島養護学校が出来て18年が経ち、知的障害を持った子供たちに対する近隣の皆さんの温かい理解が育っています。
養護学校の生徒が授業中に学校を出てしまい、近くでウロウロしていると近所の人が電話で知らせてくれたりした事もあります。
また、田島養護学校の施設を利用して頂く事を通して、地域の老人、婦人サークル、そしてボランティアの皆さんとの交流も出来きています。
卒業した子供たちが、同窓会を開き、夏まつりや、ふれあい祭りにも足を運んでくれ、なれ親しんだ土地でもあります。
私達は、これこそが最も大事な“地域の財産”だと感じています。
すなわち、地域の人の暖かい理解が一番の“財産”だと思っています。
だから、この土地がどんなに狭くても離れられないのです。
そして、地域の人の暖かい理解が「福祉ゾーン」の建物を管理、運営する原動力でもあると考えています。

田島養護学校は、学校としての標準的な設備が整っていません。教室数が足りないだけでなく、プールも無ければ、体育館も規定の大きさを満たしていません。
こんな学校は、全国的にもまれなケースかもしれません(恐らく他には無いかもしれません)。
こうした状況で子供達が授業を受けていることは、すぐにでも改善をしてほしいのが親や、教員の痛切な願いです。
しかし、地域に開かれた、(支えられた)養護学校として生まれ変わらせたい、という発想が「福祉ゾーン構想」なのです。

●子供たちの未来について



●障害者と親の高齢化について



●「福祉」のあり方について



●今後の課題について