機動戦士Zガンダム  ゼータ・ガンダムのページ

 


No.1 バンダイ製 1/144 HGUC MSZ-006 ゼータ・ガンダム

 

機動戦士Zガンダムの主役機、Zガンダムも、

ついにHGUC化されました。

ウェーブライダー形態への変形は、サイズ的な

判断からか、プロポーションを重視してからか、

組換えによる変形を採用してあります。

Zガンダムの1/144スケールのキット化はこれで

3回目ですが、私的には最初の500円のZが一番劇中の

印象に近い感じで、なかなか悪くない印象です。

HGUC版は以前発売されたHG版よりも

劇中のイメージに近く、また、最新のMS達に比べても

遜色ない様にアップデートされた感じです。

実際、可動や、変形についてはとても良く考えられています。

また、武装も従来からのビームライフル、ビームサーベル、

専用シールドに加えて、ハンドグレネードパック、

そして、ウェーブライダー時にシールドにマウント出来る様に

収縮変形までしてしまう、ハイパーメガランチャーも付属します。

まさに、1/144スケール、Zガンダムの決定版とも言える内容です。

しかし、良い事ばかり書いて来ましたが、私的には

欠点(もっと良くなったはずだと思う事)も多く感じました。

先ず、複雑な変形をこなす為だと思われますが、

挟み込みのパーツが多く、塗装までして組み上げるには

とても手が掛かる事。

部品単位である程度色分けされていますが、ひとつの部品に

明るい色と暗い色があり、成型色が暗い色の所が多々ある事。

これは暗い色の上に明るい色を乗せようとすると、

必然的に重ね塗りが必要となり、塗膜の厚さが厚くなって

しまい、結果的に変形や、可動の際の色はがれの原因に

なってしまいます。

肩部や、腕部のオレンジ色のセンサーの部分のモールドが

きれいに再現されていない事。

これは中途半端にだるい彫刻が入っていました。

こういう部分は中央に合わせ目が出来てしまっても

モールドをきれいに再現するべきだと思います。

確か、500円のZガンダムにはきれいなモールドが

入っていたような記憶があります。

ビームライフルを持たせると、

手首の穴とグリップ部のクリアランスがありすぎて

きちんとホールド出来ない事。

これはビームサーベルが手首と一体型になった

結構しっかりした出来の物だけに、

Zの標準装備と言えるビームライフルも、グリップ部から

差し替えられる様にしてあったらと、残念です。

と、まあ、良い所も悪い所もあるこのHGUC Zガンダム

ですが、完成さえしてしまえばとても格好良いです。

時間も手間もかかるこのZ ガンダムですが、

かけた時間や、手間を納得させるだけの魅力を持つ

キットです。

購入を迷っている方がいたら即買いをお勧めします。

 

実はこのZガンダムは製作依頼を受けて作成した物で、

このZガンダムのページを公開するに当たって、

快く了解をしていただいた依頼主の kouchi_23 様に

感謝します。