2003/8/2 能登半島熱風ツーリング

ようやく関東甲信越地方も梅雨が明けて、今日はとても暑そうだが先日の九頭竜湖ツーリングで走行距離が1000kmを越えて、慣らし運転の4000rpm制限がなくなった。と、いうことは何としても走りたいという欲求が募るばかりなので、汗だく覚悟のツーリングとなった。


富来町機具岩

9時40分ごろに自宅を出発し、いつもの小矢部市内のガソリンスタンドでハイオクを満タンにし、国道472号線で羽咋市に至る。この国道は400番台でありながらよく整備されていて、途中わずかに1車線区間があるものの車も少なく、追い越し禁止区間もほとんど無いというバイクには絶好のワインディングである。

ようやく1000kmを越えたR1100RSは、アクセルの開け方に躊躇する必要がなくなりコーナーの立ち上がりでガバッとアクセルを開けられるようになった。CBXと比べると開けた途端のパワーの出方は大人しいように感じる。最高出力ではR1100RSのほうが大きいのだが、2気筒エンジンは、こういった場面ではピックアップの鋭さにおいて4気筒にはかなわない。ただ、体感的にはそうでも実際の速さはむしろR1100RSのほうが速いかも知れない。また、ハンドリングも落ち着いていてCBXのように前輪の接地感に不安を感じながらアクセルを開けて行くようなこともない。

このようなワインディングでは2〜4速を多用することになるが、ミッションはタッチが渋く乾式クラッチの特性ともあいまってシフトには気を使う。このあたりは10000kmも走ればあたりがついてくるし、慣れて行くものだと思う。

羽咋市から志賀町、能登金剛と過ぎて富来町に至ると今まで岩場の多かった海岸線が、砂浜が多くなってくる。富来町内にはいる少し手前に機具岩(はたぐいわ)という、女夫岩がある。バイパスが出来る前はこの真横を通っていた国道も、今はこの岩の観光のためにあるような状態で、バイクを道端に停めてかき氷をつつきながら休憩である。今日は本当に暑い。後で聞けば富山の最高気温は35度を超えていたということだ。


七尾太田火力発電所付近で

富来町から能登半島を縦断して、中島町へ抜けようと地図を頼りに県道に入って見た。しかし、能登半島ではこの県道というのがなかなかのくせ者で、恐ろしく狭かったり整備が遅れていたりすることが多い。案の定途中で迷ってしまい、とうとう林道とおぼしきダートの手前で引き返すことに・・・。

まぁ2〜3速の馴らしが出来たんだからよしとしようなどと考えながら、何とか中島町に辿り着き、ツインブリッジ能登を経て能登島に入り、七尾市もバイパスでカット。七尾太田火力発電所を少し過ぎた辺りで、水分を補給する。快晴なのに湿度が高いようで能登島がかすんで見える。

R1100RSは空冷なので、当然エンジンに当たった風は熱くなり足に当たることになる。ある程度の速度以上では気にならないのだが、50km/h程度以下では気温の高さもありすねがアチチになってしまう。この日は薄手の綿パンを履いたため、低温火傷になりそうになる。これからは暑い日でも少し厚手のズボンにしなくてはと反省しながら自宅に戻った。

本日の走行距離262km

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