2003/7/26 九頭竜湖プチツーリング
長引く梅雨のために、せっかくやって来たBMWR1100RSとのツーリングがなかなか実現せずいらいらが募るばかりだったのだが、ようやく晴れ間がのぞく土曜日がやって来たので、朝から気合いを入れて九頭竜湖方面へ行って見ることにした。

九頭竜川沿いの滝で

VAIO用GPSとツーリングまっぷる

9時40分ごろに自宅を出発し、いつもの小矢部市内のガソリンスタンドでハイオクを満タンにし、小矢部インターから北陸道に乗り入れる。R1100RSでは初めての高速道路であり、慣らし運転制限回転数の4000rpmだと5速で120km/hが上限となる。
マニュアルでは高速運転時の注意事項として「230km/h以上での連続走行は行わないでください」という記載がある位なので、この程度の速度では全く平和なものである。ただ、この速度ではミラーのブレがかなり大きいので後方確認が困難になる。回転数が変化すると収まるのでどうやら機械的な共振が起こっているようだ。また、カウリングのプロテクションは非常に良好だ。

金沢西インターで高速を降りて国道8号線から157号線を経て福井県勝山市、大野市を目指さす。地図で見る限りは適度なワインディングで快適そうに見えるのだが、石川県内は割と車が多く、トラックも結構走っているので、イエローラインを守って走るとかなり欲求不満になる。
ただ、ボクサーツィンエンジンは4気筒エンジンのようにアクセルを開けろ開けろと急かすことが無いので、CBXほどストレスがたまらないようだ。

大野市を過ぎて158号線を岐阜白鳥町目指して走るようになると車はだいぶ少なくなってくる。そして、追い越し禁止区間も少ないので遅い車はバンバンと抜いて行ける。ただ、まだ4000rpmを上限にしているのでそのぶん慎重に走らなくてはならず、コーナーでも立ち上がりでアクセルワークによるトラクションコントロールもままならない。途中所々で休憩しながらのんびり走ることにする。

このR1100RSには、パニアケースが付属しており一週間程度のツーリングに必要な荷物を積めるので、ツーリングの頻度が上がりそう、ということでバイクツーリング用の地図とVAIO用ハンディGPSを購入し持参したが、この滝付近の峡谷では衛星からの信号の受信がうまく行かないと見えて、座標はわからないままであった。ただ、平地に出れば問題ないので、今後VAIO-U3と組み合わせてのナビゲーションも試して見たい。


道の駅九頭竜湖にて

九頭竜川の上流福井県和泉村は恐竜化石の発掘地として有名で、道の駅には恐竜の人形?がおいてある。この人形?は親子らしいのだが電気仕掛けでリアルに動き、ときどき鳴くので子供たちが群がっている。

駐車場にR1100RSを停めておくと、おじさん達が寄ってきていろいろ話しかけてくる。CBXでも時々はこんなことがあったが、BMWはやはり珍しいようで停まるたびに質問がくる。嬉しいような面倒くさいような・・・。


電源開発長野発電所対岸にて

九頭竜湖は電源開発株式会社長野発電所用の貯水池で、揚水式発電所の上池としての機能も合わせ持っている。長野発電所は110MWの発電機を2機設置している一部揚水式の発電所で、年間3.56億kWH(内揚水分1.65億kWH)の電力を発生するのだそうだ。

九頭竜湖沿いの国道158号線は交通量も少なく適度に曲がっているという、ツーリングには絶好の道路であり、あっという間に白鳥町へ着いてしまう。ここからは国道156号線をとおって一路自宅へと帰るのみである。途中ひるがの高原でお土産を仕入れて、快調に平村に入った途端雨が降り出した。

平村菅沼合掌集落のバス停でカッパを着込んで、雨中走行テストとしゃれ込む。カウリングの性能は雨に対しても有効で、手袋もあまり濡れないことに驚く。また、水平対向エンジンのシリンダーが足下のカウリング?となって、靴も濡れないのである。
ただ、タイヤがブリジストンバトラックスBT50というスポーツ用タイヤで、晴天時のグリップは非常にいいのだが、雨中ではいささか心もとなく、鉄橋のつなぎ目など金属に乗るとズルッとくるのである。CBXに履かせていたダンロップアローマックスではあまり感じることが無かったので、やはり雨天時のグリップは当てに出来ないようだ。

雨の日は要注意!と言い聞かせながら17時ごろ自宅に到着。本日の走行距離310km。

このページのトップへ
(C) 2000-2005 Marupi Allright reserved.