![]() |
---|
2004.8.28〜9.4 イグニッショントラブル修理 | |
今年の夏は本当に暑い。あまりに暑くてバイクに乗る気もせず、ガレージのリニューアル工事もあって放っていたが、久々にエンジンをかけておこうとキックしまくるものの、うんともすんともいわない。調べて行くとスパークプラグに火花が飛んでいない事が判明したので、修理する事にした。この原因はイグニッションコイルの高圧巻線が断線していたためだったが、この際ポイント交換や、アイドリング不調の原因かも知れないクランクシャフトオイルシールの交換も合わせて行う事にした。 |
|
![]() |
|
念のためピストンの様子を確認する。 見たところシリンダー、ピストンとも大きな傷などは無く問題がなさそうである。 |
![]() |
![]() |
|
マグネットカバーを開いて、マグネットを取り外したところ。コンデンサーが膨れているので多分パンクしていると思われる。また汚れもひどい。 コイルは中央上が点火用で、残りの二つは6V電源用と、夜間用ランプの点灯用電源である。 マグネットは専用のプーラをオートショップ堀で借用し作業したが、取り外しは非常に硬かった。暑い車庫でひーひーいいながらの作業であったが、ビールはおいしかった。
|
![]() |
![]() |
|
コイルを取り外したところ。断線は無いが、何ヶ所か当たり傷のような物が付いている。 電線はかなり傷んでいるので、今回テフロン電線で作り直す事にする。 |
![]() |
![]() |
|
クランクシャフトのオイルシールを外したところ。ベアリングは見た限りでは錆や傷は見られない。またオイルシールもぼろぼろと言う状態ではなかったので、まだ使えたかも知れない。オイルシールの取り外しは、マイナスドライバーでコジ起こすようにして外した。 写真右側に見えるクラッチのプッシュロッド付近はオイルが滲んでいて、どろどろ状態であり、写真には写っていないがドライブシャフトからもオイル漏れがある。前のオーナーがシール剤を塗りたくっていたが、ここに至ってはどうやらエンジンの全バラが必要な状態のようだ。 |
![]() |
![]() |
|
オイルシールを打ち込んだところ。リップ部にオートルーブオイルをべっちょり付けた後外径80φ位の水道用VPで叩き込んだ。まっすぐに打ち込むのはなかなか難しい。オイルシールはビンテージトレール専門店のミドルウェストで購入した。かなり高価な代物だ。 右下に写っているポイント保護用のコンデンサは、DT1用はなかなか見つからなかったので、トライアンフ用のものをヤフオクで購入してクランクケース合わせボルトを使って取り付けた。 |
![]() |
![]() |
|
ポイントやコイルを組んだところ。ポイントはヤフオクで購入した。 この状態から点火コイル、マグネット、シリンダを取り付けて、点火位置を上死点前3.2mmに調整し始動を試みると見事に成功!。点火コイル断線の原因ははっきりしないが、コンデンサのパンクと関係あるのではないかと思っている。 点火コイルはこれもDT1用が手に入らなかったので、GT50用のものをヤフオクでGETし取り付けた。マグネット点火用のものであれば、外形的に取り付けられる場合、他機種のものでも使用可能である。 後で聞いたところでは、ポイント、コンデンサは現在でも純正部品が供給されていると言う事だった。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
(C) 2000-2005 Marupi Allright reserved. |
![]() |