2005.4.23 オイル交換 | |
いよいよツーリングシーズン到来ということで、オイル交換を行った。走行距離は2994kmで、1000km点検でオイル交換してもらっているが、連休には九州ツーリングが控えているのでこの際仕方なし。 |
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エンジンをかけて10分くらい暖機運転を行ったあと、まずシートを外す。 続いて一見ガソリンタンクのように見える黄色の樹脂製カバーを外す。カバーは真ん中と左右それぞれに分割出来る構造だ。 BMWのこのシリーズはガソリンタンクがシート下にあるという一風変わったレイアウトをとっているため、補機類はほとんどがこのカバーの中に収まっているのだ。 |
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カバーを外すためには、ウィンカー部分の左右それぞれ4本、カバー部分の左右それぞれ4本づつ、計16本のヘキサゴンスクリューを外す必要がある。なかでも写真の位置のスクリューは外し忘れやすいので注意。なかなか面倒な構造になっている。 オイル交換だけなら左側のカバーだけを外しても事足りるが、ついでにバッテリーの液面チェックを行うため、全部まとめて外してしまう。
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カバーが外れた。右側はエアクリーナーへのインテークダクトと、エアチャンバーが大部分を占めている。バッテリーはエアチャンバーの前方に置かれていて、取り付けたままの状態では液面のチェックも出来ないという不便な構造。 |
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左側はオイルタンク(赤丸部分)が大部分を占めている。このシリーズのエンジンはドライサンプなのでこのような構造になっているのだ。 |
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赤矢印がドレンボルトだが、一見してこれがドレンボルトだとは誰も思わないだろう。六角レンチが必要だ。 |
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続いて、アンダーガードの3本のヘキサゴンボルトをはずす。 フレームのダウンチューブの部分に1本、そしてこの写真のエンジン下部に2本ある。 |
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アンダーガードを外した状態。 レギュレーターとおぼしきものがこんな場所に!。冷却効果を考えても、日本人ならこんなところに付けようとは思わないだろう。 日本車なら同じ民族が考えたものだから、いじるにしても何となく理解出来る構造が多いのだけれど、ゲルマン民族の考え方がよく理解出来ないのは私だけ?? |
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エンジン本体のドレンボルトは、普通の六角ボルトである。(赤矢印) ボルトの取り外しは、排気管などの邪魔者が無い右側から行う。 |
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案の定というかなんというか、オイルタンクのドレンボルトからオイルが伝って、エンジンやらフレームやらがオイルまみれに・・・。 これを防ぐには、紙などでガードしておいたほうがよさそうだ。でないと、よく拭き取ったつもりでも、エンジンをかけると排気管からモウモウと煙が立ち昇る事になる。 |
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今回使ったオイルは、近所のDIYショップで安売りしていたカストロールGTXで、なんと約1リットルが335円だった。これで大丈夫か?しかしSEA10W-40のマルチグレードで、API分類がSLという上級品、そしてなにより鉱物油だ。 オイル選定に当たって、F650のマニュアルでは粘度は気温によって指定が異なる。春や秋はこれで十分だろう。むしろ鉱物油という指定のほうがネックとなって、銘柄が限定されてしまう。今どきのバイクは化学合成油の方が良いと思うのだが・・・。 2本ぶち込んで、エンジンをかけた後、油面レベルゲージの上限に油面を調整して完了。 |
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