オーストラリア シドニー列車散歩
1992年3月
シドニー
 オーストラリアの首都と勘違いする人が多いが、この街はニュー・サウス・ウェールズ州(NSW)の州都で、オーストラリア随一の大都市。ちなみにオーストラリアの首都は、シドニーとメルボルンのほぼ中間に位置するキャンベラ。
 シドニーのシンボルは、オペラ・ハウスとハーバー・ブリッジ。街は、他のオーストラリアの町に比べると、生活感があふれた商業都市という感じでしょうか。
NSWの鉄道
 シドニーの市内及び郊外の旅客輸送は、シティーレイルと呼ばれる州営鉄道が運行している。また、NSW内の鉄道も同じ州営鉄道が運営しているが、カントリー・リンクと呼ばれている。
 シドニーの中心駅は、市内・近郊列車の発着するセントラル駅、中・長距離列車の発着するシドニー駅があるが、場所は一緒。
 シティー・レイルは、市内部分は、地下を走る。つまり地下鉄の役目もかねている。世界の多くの大都市では、地下鉄と近郊電車は別々の組織が運行していることが多いですが、このように乗り換え無しで、直で市内へ入れるのは非常に便利なこと。
シドニー駅
まずは、ここから。
シドニー・エクスプレス号?
メルボルンとシドニーを結ぶ客車列車。駅に行くとちょうど入線してきた。遅れて到着した列車らしく、シドニー・エクスプレス号かどうかは、よく判らなかったが、消去法でこの列車では?ということに。

車庫への回送のため、機関車と客車を切り離す。
入換用の機関車がホームの端に停車中。
シティー・レイルで、ハーバー・ブリッジの北へ

ミルソンズ・ポイント駅
ハーバー・ブリッジのすぐ北側の駅。
ホームの端から、バーバー・ブリッジが見える。
シティー・レイルの近郊電車は、2階建て。
この駅から、歩いてハーバー・ブリッジを渡り、オペラ・ハウスへ。
ハーバー・ブリッジよりオペラ・ハウスを見る。
オペラ・ハウスに近づくにつれて、だんだん日本人観光客が増えてきて、
オペラ・ハウスの前では、
ここは本当にオーストラリアと言いたくなるくらい、日本人であふれかえっていた。
シドニー・セントラル駅再び
再び、シドニー駅へ
シティー・レイル近郊電車
古い車両も健在。旧型車ながら、中間車には2階建て車両も。
シティー・レイル近郊電車
こちらは、最新車両。当然2階建て車両。左側の白いステッカーは、2000年オリンピック誘致のステッカー。
こちらは、比較的長距離を走るシティー・レイル
こちらも、シティー・レイル リスゴー行き
ブリスベンXPT号
 カントリー・リンクの看板列車。ブリスベン行きXTP。
 XTPは、オーストラリアの最速車両。この列車は、夕方シドニーを出発して、翌日の早朝にブリスベンに到着する約14時間の旅となる。距離にして、987km。
インター・シティーXPT色から、カントリー・リンク色へ変更途中。機関車のみ旧色が残っていた。
この列車は、折り返し列車で、乗客が降りたあと、車内清掃など出発準備が進められる。ただ、この列車がどこからやって来たのかは、わからなかった。
キャンベラ・エクスプレス号キャンベラ行き
シドニーとキャンベラを結ぶ、客車列車。キャンベラと約5時間で結ぶ。 
このシドニー・エクスプレス号は、メルボルンからシドニー行きの片道のみの運行。それでは、シドニーからメルボルン行きは?となると、こんどは、メルボルン・エクスプレス号が運行される。つまり、同じ車両で運行されているということ。
ミュージアム駅
ホテル近くの駅から夜の散歩へ。
夜のオペラ・ハウス
QLD ブリスベン発着の列車
カントリー・リンク・ホームページhttp://www.countrylink.nsw.gov.au/
シティー・レイル・ホームページhttp://www.cityrail.nsw.gov.au/timetables/