イギリス ロンドン交通博物館
2002年10月
ロンドン交通博物館 London Transport Museum
 大英博物館をはじめ、博物館、美術館がいっぱいあるロンドンにおいて、ロンドン地下鉄(通称チューブ)を取り扱うのは、ここだけ。
 場所は、ロンドン中心部コベント・ガーデン(Covent Garden)の一角にある。このコベント・ガーデンは、休日には大勢のロンドン市民が、集まるおしゃれな場所で、いたる所に大道芸人やストリート・ミュージシャンが出没。楽しい場所なので、交通博物館に入らなくても、覗いて見てほしい所。ただ、最寄のコベント・ガーデン駅は、土曜日の13〜17時の間、下車のみの扱いになるので、ご注意を。その時間帯の乗車は、隣駅まで歩くことになる。
 さて、交通博物館は、ロンドンの交通を取り扱っており、当然、チューブのみならず、有名な2階建てバス、かつて走っていたトラムも展示してある。多くのイギリスの博物館は、無料なのだが、残念ながらこの交通博物館は、入場料がいる。
開館時間:10時(金曜は11時から)〜18時 最終入館時間17:15
休館日:12月24・25・26日
入館料:大人£5.95 16歳以下は無料
 交通に関連したグッズ、書籍、チューブのポスターなどを取り扱った、ショップも併設されているので、お土産を探しにこちらへ行かれても良いのでは?(入場料払わなくても、入れます。)
鉄道馬車の時代から、2階建てだった。
ロンドンの2階建てバスの起源は、1階だけではもったいないと、屋根にも、席をつけて、乗客を乗せたのがはじまりとか。
かつてロンドンの各地で走っていた、トラム。やはり2階建て。場所によっては、米サンフランシスコのケーブルカーの方式と同じ、ケーブルカーも走っていたようだ。
上画像、右側のトラムの車内。
地下鉄初期は、なんと蒸気機関車が地下鉄線を走っていた。さらに、後ろの車両は、客車でなく、貨車。ミルクなどを運んでいたのだとか。その頃は、今のように運転本数も多くなかったので、ちょっとした貨物も運んでいた。
少年が覗いているのが、窓。昔はこんな、狭苦しい車内だった。
ノーザン・ラインで使われていた、車両。上はその車内。
チューブの車両の変遷を、模型で。
2階に展示してある蒸気機関車。
元ディストリクト・ラインの車両。手前の模型が、現在の車両。今走っている、ディストリクト・ラインの車両も、博物館にあってもよいくらい、ボロイと思う(私的に)。
蒸気機関車が、煙を吐きながら地下鉄を走ったくらいだから、電気機関車があっても、別に不思議ではない。
上の機関車が牽引している、形で展示されている客車。とそのコンパートメント式の車内。
2階建てバスもあります。
ロンドン交通博物館ホームページ http://www.ltmuseum.co.uk