はじめての PC

最近はテレビのコマーシャルを見ていても http;//www〜.htm などと最後に書かれていて、詳しくはここを見てねと言わんばかりですね。じゃ、そのウェブサイトを見てみよう、と思い立っても、まず手元に見るための機械がなければいけませんね。で、一念発起していざ買おうと思っても、一体何をかっていいやらよくわからない、なんて今や日常茶飯事の出来事です。
そこで、このページでは今までPCなんて触ったことの無い人や、はじめて買う人のための簡単なアドバイスを主に取り扱っていきます。値段的なことは二の次で、取り扱い易さを中心に揃えていきますので、値段重視の方は「私家版アウトレットPC」をご参照ください。

Contents:

自宅でやるインターネットの基本

iMAC  (Tips)

500ドルパソコン

NEC 98NX


自宅でやるインターネットの基本

インターネットにつなぐ、ということは今では特に珍しいことでも変わったことでもないことです。ただ、プロバイダもしくは電話会社との契約が必要だ、という点は変わりありません。
どんなプロバイダが理想的なのでしょうか?よく言われるのが

  1. 定額制
  2. 自作CGIの設置
  3. 他サイトからのメール授受

などですが、果たして初めてインターネットに触れる人にすべて必要な条件かどうか?疑問があります。

むしろ

  1. 初心者にとって15時間までの定額制は、フルタイムの定額制に等しい。延長時の従量料金が1分10円までは許容範囲。
  2. 初心者は自作のCGIなどは製作しないので、むしろ優れたCGI(セキュリティに優れている等)を加入ユーザーに提供できる力のあるプロバイダを選んだ方が得策。
  3. 初心者はいくつもプロバイダには入らない。転勤や出張が心配なら、全国どこでも使える全国版のプロバイダを考えた方がよい。最近はローミングではなく、自前で海外でもアクセスポイントを使えるように努力しているプロバイダがあるので、そうしたプロバイダを選択肢に加えた方がよい。

といったことを前面に考えた方がよいでしょう。

それから小さなプロバイダは、その経営状態をよく調べた方がいいでしょう。いつの間にかなくなっている中小プロバイダが後を絶ちません。例えば経営的には問題がなくとも、社屋の火事によって行方不明になったケースも過去にありました。こうした話題はユーザー同士の口コミでしか伝えられないモノです。データは古いですが、こういうサイトも是非チェックした上で決めるようにしましょう。

ここでは以下のプロバイダを推薦しておきます。(URLはプロバイダ名のところをクリックして下さい)

プロバイダ名 特 徴
朝日ネット 月額1700円/15時間ながら、ホームページは50Mまで保有可。しかも好きなURLをwww.ne.jp/asahi 以下に作成することが出来る。メールも好きな名前を付けることが出来る。ドメインはxxx.email.ne.jpとなり、xxxは所定の100あるグループ名から選択することが出来る。入会金は2000円だが、知人紹介を利用すると入会金は無料となる。元々がパソコン通信業者であるため、全国にアクセスポイントが用意されている。海外にもアクセスポイントを熱心に増やしているので、海外でも使う予定の人は便利だろう。もちろんTCP/IPをサポートしているので、WEBも利用できる。
ニフティサーブ 月額2000円/15時間で、価格的には他のプロバイダより割安感は一切ないが、そこは「Theパソコン通信」。各種各様のフォーラムが用意されており、そこの会議室及びライブラリは宝の山でもある。ホームページは10Mまで保有可で、好きなURLを member.nifty.ne.jp/以下に作成することが出来る。ホームページ作成用のユーティリティを無料提供しており、各種のCGI(カウンターや掲示板)なども用意してくれているので、初心者でもそれなりの画面を作ることが出来る。メールID用に好きな名前を使えるが、自分のLASTNAMEを混ぜる必要があるので注意のこと。(1ヶ月200円コースの人はインターネットオプション1000円を設定しないとこのメールIDやホームページの作成サービスは使えない) 全国にアクセスポイントがあるのは朝日ネットと同じだが、インターネット用のハイパーロードとパソコン通信用のロード7の2種類があるので、注意。尚、海外はコンピュサーブのアクセスポイントがそのまま利用できるので、便利だがこちらは若干手数料が通信の度にかかるし、TCP/IPではなく無手順なので、WEBを見ることは出来ない。
246ネット 東京(03)と横浜(045)だけにアクセスポイントがある地域密着型の定額制プロバイダ。年間1万円で使い放題のコースがあるが、応募者多数に付きIDが付与されるのが遅れる可能性がある。(1回線に付き28人にしかIDを付与しないため) もしテレホーダイにこだわらないのであれば、朝7時から夜9時30分までの日中だけアクセスできるコースがオトクで年間5000円(土日除く、1回の接続は30分以内等、制限各種あり)。ただしこのコースでもメール(SMTP/POP3)だけは24時間受発信可能なので、初心者(特に専業主婦)であれば特に支障はないだろう。ホームページは5Mまで無料で使える。スポンサーは東急グループなので、倒産の心配はしなくていいだろう。ケーブルテレビでのサービスを開始するにあたってのコンテンツ充実のために開いているようなプロバイダである。


さて、プロバイダへの申し込みも終わったものとします。Windows98などでは、MSNやAOLはオンライン受付のアイコンを用意しているので設定は自動ですが、大手以外は自分で設定しなければいけません。MACでも同様です。

プロバイダから渡された資料をよく見てみましょう。

以下のような項目があるはずです。

項目名 内 容
IP TCP/IPで使用するIPアドレスのこと。プロバイダから見て各自のパソコンに固有のIDを振る必要がある。ただし、プロバイダから見て固有であればいいだけなので、通常はプロバイダ側から接続するときに自動採番されたアドレスを各自のPC側で自動的に取り込むようにできている。固有のIPアドレスを振るか?と問われたら、まず間違いなく「NO」でいいはずである。(ただしケーブルテレビを使ったインターネットサービスでは、逆に固有のアドレスを振るように指定されているケースがあるので、プロバイダからの設定資料をよく参照のこと)
DNS DNSというのはドメインネームサーバーの略。このサーバーが置かれているアドレスを指定することで、プロバイダが指定したドメインを使用することが出来る。例えばDNSを設定していなければ、http://192.9.168.1/xxxxx〜 となるところが、DNSを設定しておけば http://www.nanika.ne.jp/xxxx〜 となる。ただし、アクセスポイント自身そのプロバイダのホストに直接繋がっているため、この設定がなくともうまく繋がる時もあります。しかし、きちんと設定値を入れた方がいいでしょう。プライマリセカンダリの2つを設定するのが一般的。いずれもxxx.xxx.xxx.xxxという形をとります。
TCP/IP インターネットで使用する通信手順。それ以外にIPXとか、NETBEUIやNETBIOS等があっても、それはOFFにする、もしくはチェックを外してください。通信が安定する可能性があります。
PAP 自動認証のこと。あらかじめプロバイダから渡されたID及びパスワード(これは自分で好きなように変更可能)が設定されていれば、自動的にプロバイダへ繋がる仕組み、あるいはその仕組みを行うかどうかのチェックボックス。もしこのPAPをOFFにすると、自分でログインスクリプトと言って、ログインする手順を自分で設定する必要が出てくる。この言葉が出てこない場合は、最初からPAPに対応していると考えること。
電子メール
アドレス
例えばプロバイダからのIDがAAAAであれば、大抵の場合、AAAA@xxxxxx.ne.jpというのが、電子メールアドレスとなる。それ以外に定めることも可能で、あらかじめプロバイダとの間でmyname@xxxx.ne.jpなどと決めていればそのIDを記入する。スペルミスがあってもメール自身は大丈夫だが、自分の出したメールに付ける返信用アドレスに使用されることがあるので、出来れば正しく記入しよう。
SMTP 送信メール用のサーバーのアドレスを入れるところ。smtp.xxxx.ne.jpなどと入れるところが多い。スペルミスがあるとメールの使用が出来ないので注意しよう。
POP3 受信メール用のサーバーのアドレスを入れるところ。pop3.xxxx.ne.jpなどと入れるところが多い。スペルミスがあるとメールの使用が出来ないので注意しよう。

これらの項目をウィザード等の指示に従って埋めていくだけで、PC内の設定は終了です。機種毎に注意すべきポイントについては、それぞれの機種のところを見て下さい。

尚、最初からISDNがいいのか?通常の電話のままでいいのか?ということで悩む人も多いかもしれませんが、とりあえず最初は通常の電話線のままで十分です。最近のPCは56Kモデムというのが付属していて、最大56Kbpsの速さでデータを取り込むことが出来ます。ISDNでも64Kbpsですので(バルク通信時除く)、どうしても56Kで思った通りの速さが出ない場合(特に半分以下の19.2Kbps以下でしか繋がらないようなら)、電話線の影響も考えられるので、ISDNを考えた方がいいかもしれません。

また既存の電話線との共存についても、ちょっとした注意が必要です。例えば、通常のモデムであれば、LINEPHONEという2つのモジュラー口が用意されていますが、今まで電話機についていた線を外して、LINEへ繋ぎ、新しいモデム等に付属していた電話線をPHONEへ繋ぎ、その先を電話機に繋ぎます。もし2つの口がない場合は、二股にモジュラーを分ける分配プラグを用意します。通常に電話販売をしている店なら1つ700円〜1200円ぐらいで手に入れることが出来ます。今まで電話機についていた線を二股側ではなくて一股側へ接続します。電話線を2本用意して、二股側にモデムと電話機をそれぞれつなぎます。

それから電話契約にプッシュホン(トーン信号)は必要ありませんので、今までダイヤル契約(パルス信号)をしていた人でも契約はそのままで大丈夫です。またモジュラーがないローゼット方式を使っている人でもNTTにわざわざ工事をお願いする必要はありません。(ただしローゼットタイプのレンタルをしている人は、モジュラーに買い替えたければ換えても結構ですが(^-^;)有料ですけどね)同じくローゼットからモジュラーを引き出すための道具が700円〜1200円程度で出ていますので、簡単な工事を自分でするだけで結構です。ただ、NTTに工事をお願いしていない代償として、「ともなり」現象があります。PCからのCALLにダイヤル式のローゼット電話機が反応してしまう現象ですが、故障ではありません。これが気持ち悪いと思う人は思いきってモジュラータイプの電話機にしてしまいましょう。

大きな家でホームテレホン等を使っている家庭では、トーン音がモデムに伝わらない可能性があるので、「トーン音を検出する」のチェックを外す、あるいは、追加するATコマンドに「X3」を追加してあげればいいでしょう。内線を使用している事務所などでも同様にこの対処をすれば、普通と変わりなくモデムを使うことが出来るようになります。 → 但し、デジタル交換機(PBX Interface)を導入している事務所でアナログモデムを無理に使用すると、交換機に悪影響を与える場合がありますので、十分に注意して下さい。またそのような場合には、デジタル交換機用の変換アダプタ(1〜2万円程度)もしくはアダプタ内蔵の専用モデム(オムロンから発売されているME3314シリーズはこうしたデジタル交換機のアダプタを内蔵したPCMCIAモデムです)などを用意すると良いでしょう。

キャッチホンを使用している人の場合、通常のキャッチホン(これをキャッチホン1とします)では、インターネットに接続しているときに電話がかかってきたらインターネットを切ってキャッチホン1が割り込みます。これは故障ではなく、仕様です。そこでNTTでは「キャッチホン2」というサービスを用意しています。すなわちインターネットに接続していても、NTT側で代理応答してくれるサービスなんですが、案外知られていません。一度、最寄りのNTTに相談してみると良いでしょう。

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iMAC

1998年8月、夏の通り雨と共に一斉販売されたボンダイブルーのiMACは久々に秋葉原に行列を作りました。あれから6ヶ月、今度は5色のiMACが発売されました。ブルーベリーグレープダンジェリンライムストロベリーの5色にアイスカラーという配色が揃った、PCの歴史上珍しいラインナップとなりました。

ハードウェア仕様 マイクロプロセッサ PowerPC G3/266MHz
二次キャッシュメモリ 512KB バックサイド2次キャッシュ
システムバスクロック 66MHz
キャッシュバスクロック 133MHz
内蔵ハードディスクドライブ 約6G IDE
内蔵CD-ROMドライブ 24倍速(最大)CD-ROMドライブ
メモリ 標準実装メモリ 32M(SDRAM DIMM)
最大拡張可能メモリ 256M
メモリ拡張スロット(空きスロット) 2(1)
ビデオRAM(VRAM) VRAM 標準6M(増設不可)
グラフィックコントローラ ATI RAGE Pro Turboグラフィックコントローラ
ディスプレイ 内蔵ディスプレイ 15インチ(表示可能領域 対角13.8インチ)マルチスキャン
表示解像度/表示色数 640x480ピクセル 最大約1670万色
800x600ピクセル 最大約1670万色
1024x768ピクセル 最大約1670万色
水平操作周波数 75〜117Hz
インターフェース 内蔵モデム 1(56Kbpsモデム、K56flex/V.90対応)
USBポート
サウンド入力/出力ポート 各1(16ビットステレオ)
ヘッドフォンジャック
Ethernetポート(10/100Base-T) 1(RJ-45コネクタ)
サウンド機能 内蔵スピーカ 2(SRSサラウンドサウンド対応)
内蔵マイクロフォン
キーボードとマウス キーボード Apple USBキーボード(JIS配列準拠)
マウス Apple USBマウス
電力条件 電源電圧・電源周波数 AC100〜240V(自動切替)・50/60Hz
最大消費電力 最大200W/連続使用時220VA
サイズ/重量 サイズ(HxWxD) 395x380x440 mm
重量 17.3Kg(本体のみ)
システムソフトウェア MacOS8.5.1インストール済み(iMAC専用)
MacOS拡張フォーマット(HFS+)
付属品 Apple USBキーボード、Apple USBマウス、電源コード
電話コード、セットアップポスター、CD-ROM
(ソフトウェアインストールCD、PhotshopCD、
ソフトウェアリストアCD、PageMillCD)
マニュアル一式、サービス保証書
付属ソフトウェア Microsoft Internet Explorer 4.01
Microsoft Outlook Express 4.01
Netscape Navigator 4.04[ja]
クラリスワークス4.0 Nanosaur
FAXstf5.0、PostPet1.1 for Macintosh
Kai's Photoshop SE日本語版
Adobe PageMill3.0
価格 ¥158,000(メーカー希望小売価格)

このスペックと価格のアンバランスさ、そして徹底的に初心者のための使いやすさを優先して贅肉を削ぎ落とした新生Apple社の姿勢には全くもって感服します。ただし一方、従来からのMACユーザたちとの間の不協和音も聞こえてこないわけではありません。それでは下記のようなTipsからiMACを選択すべきかどうか考えて貰いましょう。

  1. TCP/IPは最初から付いている
    MACPPPとかFREEPPPなどの追加ファームウェアは必要ありません。インターネットに接続するために必要なプロトコルは既に用意されています。往年のMACユーザーからTCP/IPを貰っても入れないようにしましょう。(トラブルのもとです)
  2. FDがない
    FDが付いていませんから、他のMACユーザから何かをFDで貰ってきても、そのままでは入りません。一応ヤノ電器からUFD-02がUSB対応FDDを出してくれるので、オプションで購入する必要があります。その他にはアークポイントロジテックからも予定されているので、店頭で確認してみると良いでしょう。ちなみにマシンのリカバリー時にFDは使わないくてよいのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、MACは昔からブータブルCD-ROMなので、CD-ROMからブートすることが出来るわけです。
  3. プリンターポートがない
    通常のMACで使われているプリンターを往年のMACユーザーから譲って貰ってもそのままでは使えません。iMACではプリンターもUSBから供給されるように設計されています。エプソンキャノンから出ているUSBからパラレルへコンバートするアダブタないし変換ケーブルを用意する方法もありますが、最初からUSBインターフェースを持ったプリンターを購入する方法をお薦めいたします。どんなプリンターがいいか、は店頭で確認してみて下さい。
  4. SCSI I/Oがない
    通常のMACで使われているスキャナーを往年のMACユーザーから譲って貰ってもそのままでは使えません。例えばアークポイントから出ているUSB-SCSI変換ケーブル、uSCSIなどを使うのも一つの手ですが、ここはUSB対応のスキャナーを新規に購入した方が性能的にも価格的にも納得出来るでしょう。(それだけスキャナーは安くて性能が上がっています) その他にもZIPアイオーメガ社からUSB対応のものが出ています。MOについてはロジテックからUSB-SCSI変換ケーブル付きで出ています。230Mで54800円、640Mで83800円です(1999年2月資料による)
  5. キーボードのUSBでは電力供給に気を付けて!
    USBポートは本体とキーボードの両方に付いています。例えばFDユニットなどはついついキーボード側に刺してしまいがちですが、FDユニットは内部にFDを回転させるためのモーターが内蔵されているため、非常に多くの電力が必要になります。しかしながら、キーボード側のUSBポートの仕様としては、電力を使う機器を想定していないため、必要な電力を供給できなくなる恐れがあります。内部にモーターを抱えている機器で、USBポートから電力供給を受けたいときは、必ず本体のUSBポートに付けましょう。もし、USBの口が足りないときは、USBハブなどを使って適当に増やしていきましょう。
  6. 他のMACとはEtherNetケーブルでLAN-LAN-LAN!
    では既存のMACとどうやってコミュニケーションを取るか?といえば、EtherNet(10/100BASE-T)があるので、これを使ってAPPLETALKでもTCP/IPでもいいから家庭内LANを引いてしまうのが、結局は早道です。また企業内でもNTサーバー側でAPPLETALKを入れて貰えれば、難なくWindowsとファイル交換できるようになります。(MACはFAT16やFAT32に対応していますが、WindowsはMACのフォーマット・HFSに対応できない、という点にご注意下さい)
  7. メモリーは購入時にどーんと付けよう
    iMACのメモリについては、自分で取り付けてもいいことになっていますが、その作業は実に大変です。誰しもが出来る作業とは思えません(特に女性の方は大変でしょう)。そこで、メモリーは購入時に積めるだけ積んでしまった方がいいでしょう。そうすれば購入店の方で作業してくれるので、面倒な作業はありません。どのくらい積めばよいか?はいろいろな基準がありますが、とりあえず+64Mで96Mぐらいはあった方がいいでしょう。(人によっては+128M、+256Mなどにする人もいます)写真や動画を扱う予定の人は1ランク多くメモリを積むことをお薦めいたします。(Windowsと違って、勝手なSWAPに入らずにメモリエリアを使い切ってくれます)
  8. OFFICE使うならMacintosh Editionを
    会社でWindows+MS-OFFICEを使う割合は増えてきていると思います。でもたまに仕事を持ち帰って...ということもあるかと思いますが、家でiMAC、会社でWindowsといった場合2つ方法があります。ひとつはMACの中でWindowsのOSを入れて更にWindows版のMS-Officeを入れてしまうというやり方、もうひとつはMacintosh版のMS-Officeを入れて互換フォーマットでやり取りするというやり方です。前者は次の項で詳細を述べるとして、私からのお薦めはMAC版MS-Officeを使うことです。iMACのパフォーマンスのよさを享受することが出来ますし、「正しい」使い方です。(私としてはMACユーザには常に王道を歩んで欲しいものです)
    問題は値段の高さではないでしょうか(約6万円)? しかしライセンス的に考えれば、Windowsをソフト的に用意して、そこにInstallするMS-Officeはどこのライセンスのものを使うのか?という問題に突き当たるため、必ずしもこの件に関して、システム的にもライセンス的にもWindows版MS-Officeにこだわるよりも、Mac版MS-Officeを使った方がメリットがあるように思えます。なお、フォーマットを共有できる形にして受け渡す必要がありますので、ご注意下さい。
  9. Windowsが動く!SoftWindows95とVirtualPC
    JRA-PAT(競馬在宅投票システム)のPC用ソフトになぜMAC用がないのか?多くのiMACユーザーとJRA-PATユーザーの積集合が何万人いるのかわかりませんが、NIFTYのFHRACE/FHWARSに数多く相談が寄せられているところを見ると、かなりのユーザーがいることを示しています。
    しかしながら、JRA-PATユーザは突き詰めればギャンブラーですから、割り切りでWindowsのノートPCなどを別に用意しているケースが多いようです。(それは例えば東芝のLIBRETTOなどというケースも多いわけですね) だから、というわけではありませんが、なかなか「MAC用のJRA-PATを作れ」という一つの声にまとまっていかないのも事実です。
    さて、これ以外にもWindowsでなければ出来ないことがいくつかあるかと思いますが、そうした需要を拾うソフト的な対応としてSoftWindowsとVirtualPCというのがあります。SoftWindowsはWindows95専用エミュレータで、これ自身でWindows95で出来ることは大抵出来るので、別途ライセンスなどは必要とはなりません。またWindows95専用なので、VirtualPCよりもパフォーマンスはいいようです。対するVirtualPCはDOSをブートする部分までエミュレートして、その後は各OSに任せる方式を採ります。従って、DOS、Windows3.1、Windows95、Windows98など、DOS/V機で動くものなら動かせることが出来るようです。
    双方とも、エミュレーションなのでパフォーマンスがかなり悪くなります。詳細なベンチを取ったわけではありませんが、場合によっては486マシン程度まで落ちることがあるそうです。またJRA-PATで使用するとき、付属のV.90モデムがうまく認識されないことがあるようなので要注意です。
  10. カスタマイズ自由自在
    iMACはOS+アプリケーションでリカバリーする事も出来ますが、OSだけ普通に戻して、アプリケーションを1つずつ入れていくことも出来ます。その点ではIBMや富士通よりも初心者にとっては自由度が高いと言えます。もっともこれはMacOSの構造が為せる技でもあるんですが...(^-^;)ただ、MacのOSのアップデーターはなかなかすんなり入った、という話を私の周りでも聞いたことがないので、よくよく注意してUpdateしていきましょう。ま、iMACは今時点で最新なので、当分は大丈夫なんですが...


ちなみに5色の内、人気があるのはブルーベリーのようです。やはり「iMACは青い」とイメージしている人が多いのでしょう。

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