5連休休日法案は不可
酢谷琢磨
春と秋に休日分散化をおこなうとして、全国5地区に5連休を分けるという案が出ている
らしい。このため、従来の憲法記念日等は平日扱いになるという。これは外国での例があ
るのかもしれない。しかし、日本では不適当で、やってみる価値は無い。何故ならば、日
本の祝日はその季節に適した美しさと実用性を持っている。北陸ではゴールデンウィーク
に農家が田植えをしている。これを、5月24日から26日まで休日だからと言っても田
植えには遅すぎるし、5月24日が何故休日なのかの意義が全く感じられないだろう。又、
北海道ではゴールデンウィークに桜の季節となる。これが、遅れて休日となると興ざめで
あろう。即ち、この案は、昼食を北海道では13時に、関西では14時に取れといってい
るのに等しい。従って、施行してはならない。私は、そんな事をせず、「4月29日から
5月5日まで7連休」とする案の方が休日の分散化も出来、国民は季節に合致した祝日を
満喫出来ると思う。再考すべきである。
Last updated on Mar. 06, 2010.