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「イギリスの現代作曲家ナッセン再登場。親友、武満徹へ捧ぐ」と題するオ−ケストラ・
アンサンブル金沢(OEK)の定期公演。武満徹もさることながら、ナッセン:レクイエム(スーのための歌)、ブラームスの「セレナーデ第1番」に期待して石川県立音楽堂へ出掛けた。
プレ・コンサートはフルートとヴァイオリンのDuo。モーツァルト:オペラ「魔笛」より、「可愛い娘か女房か」、「愛の喜びは消え」、「私は鳥刺し」。フルー
トとヴァイオリンのDuoも中々のものである。ソナタとしてはフルートとピアノが一般的だろう、そうだ、プレ・コンサートではピアノは聞いたことが無い。即ち、
ロビーでピアノ演奏はできないのだ。とすれば、珍しいものを聞けた訳である。
さて、コンサート1曲目は、スクリャーピン/ナッセン:スクリャーピン・セッティング。OEK弦楽5部は8-6-4-4-2の通常配置。
2曲目はソプラノ:クレア・ブースさん登場。ナッセン:レクイエム(スーの歌)。
休憩を挟んで3曲目は、武満徹:「トゥリー・ライン」。
4曲目は、ブラームス:セレナード第1番。6楽章ある。第1楽章はAllegro molto。第2楽章はScherzo: Allegro non troppo。第3楽章Adagio non troppo。第4楽章
Menuetto T - Menuetto U。第5楽章Scherzo: Allegroは、。第6楽章Rondo: Allegroは、。
アンコールはシューベルト:「楽興の時」第3番(管弦楽版)。マエストロ・ウラディミル・アシュケナージの好きな曲であろう。弦楽版も綺麗であった。尚、「楽
興の時」は"Moments Musicaux(仏)"で、簡単に訳すると「音楽の時」だ。さて、[アシュケナージ×OEK 秋の全国ツアー2016]は名古屋から始まり、金沢、島根、
大阪、東京と続く。N響が世界のオーケストラになったように、OEKも世界に誇れる室内オーケストラになって欲しいものである。
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