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| ▲ | 排卵した卵は卵管膨大部で受精、膨大部の子宮側にしばらくとどまった後、卵管峡部・卵管間質部を通って受精から6日前後で子宮内腔に達し、着床(10日前後には完了)する。着床時には妊卵は胚盤胞にある。卵は分割を続け、受精から14日を過ぎる頃に胎児は器官形成期にはいる。これまでの胎児は胎芽とも呼ばれる。器官の形成には約4週間(7週の終わりまで)かかる。口蓋および外性器の完成にはさらに2ヵ月くらい(妊娠4ヵ月終わり)かかる。 <ヒトの淘汰とは> 1) 受精までの精子の淘汰:何億の1つ 2) 着床までの淘汰:いわゆるchemical abortion。臨床的には月経が遅れる程度。 3) 自然流産:臨床的に妊娠の15%前後。65%に染色体異常あり。おそらく90%は運命的。 4) 妊娠中期以降の淘汰:子宮内胎児死亡など 5) 出生してからの淘汰:無脳児、18trisomyなど |
| ▲ | てんかん、膠原病、心疾患、糖尿病、高血圧などの慢性疾患では計画的な妊娠を指導する。糖尿病、甲状腺機能異常、高血圧などでは妊娠に伴い薬剤を変更する。 |
1) 受精の可能性のある時期に男性に投与された薬剤の影響 |
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2) 受精前から妊娠3週末までに投与された薬剤の影響 |
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| ▲ | ただ、薬剤に残留性のある場合(風疹生ワクチン、シオゾールなど)は注意 |
3) 妊娠4〜7週の末までに投与された薬剤の影響 |
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4) 妊娠8〜15週の末までに投与された薬剤の影響 |
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5) 妊娠16週から分娩までに投与された薬剤の影響 |
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| ▲ | ワーファリン→ヘパリンへ(通過性の大小) プレドニゾロン:胎盤で代謝されやすい→母体の治療目的 デキサメサゾンやベータメサゾン:胎盤で代謝されにくい→胎児の肺成熟など 胎盤を通過した薬剤:50%は直接胎児循環へ、50%は胎児肝を通過して胎児循環へ。胎児の脳血液肝門(BBB)は未発達。 行動奇形学:胎児期に投与された薬剤が出生後の精神神経発達にどのような影響を及ぼすか? アルコール(60ml/d以上)トランキライザー、抗ヒスタミン剤などの長期投与。 非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDS):抗PG剤→胎児の動脈管閉鎖、尿量減少→PFC |
6) 授乳期における薬剤の影響 |
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| ▲ | 2) 動物実験で同種の催奇形性が報告されていること。 3) その奇形が特殊な奇形であること(口蓋裂や口唇裂などのよくある奇形ではない)。 4) 母体の原疾患(糖尿病やてんかんなど)の影響でないこと。 以上のことを立証できないと因果関係は認めにくい。 |