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DC版クリアしました。
 やばいですね、AIR編は。
 特にもう、8月に入ってからボロ泣きでしたわ(TдT)。
「本当はおいしいのに、おいしいって言っちゃダメ……」
 あたりから涙が。

 そしてその後は青空インストゥルメンタルが流れるたびに泣いてました。
 いかん。もう条件反射。

 敬介に「もう、いいのかい」と尋ねられ、「ええんや」と答える晴子さんにブワワワッと(TдT)。
 波打ち際、必死になって歩いてくる観鈴を見ている晴子さんにブワワワッと(TдT)。
 雨の中、神社で抱き合う二人にブワワワッと(TдT)。
 「もう、痛ないんか?」「うん、へいき」と答える観鈴にブワワワッと(TдT)。
 「だから、もうゴールしても、いいよね」と告げる観鈴にブワワワッと(TдT)。
 「あんた、そらか?」と尋ねてきた晴子さんにブワワワッと(TдT)。

 何となく、「涙は枯れてしもた」と言う晴子さんに代わって泣いていた気分。
 やぱし相変わらず観鈴主体の帰結に納得いかぬモノはあるのですが、それでも観鈴の、翼ある者の物語としては、ただただ涙が。

 声が入って、結果としては五分五分なカンジでした。
 功罪相半ばってカンジです。
 終盤の晴子さん独壇場は、ホントにもうゲーム作品ではなくて、映像ドラマのようでした。
 ドラマとしてみるかゲームとしてみるかで、この作品に対する感想も異なるんでしょうね。
 わたしはほら、ドラマ派の人間ですしー。


 ああ、でも、一度だけ登場した美凪がー。がー。がー……。
「そう、あなたも飛べないのね」ってさー。さー。さー……。
 往人と交錯しない人生も平行宇宙の中には存在するのかもしれませんけれど、それはそれで悲しい物語なのです。
 倖せになってほしい。


 敬介の気持ちも、今なら何となく判ったような判らないような。
 ただ、以前よりは嫌いだという気持ちが和らいでます。


 どうにもならない事だけど、諦めずに頑張って、それでもやっぱりどうにでもならないんだけれども、でも、精一杯生きた人は鮮烈な印象を残していくのですね。
 結果ってそれはそれで大切なモノだけれども、短くも長い時間の中で、結果という一点だけを捉えて論じるのは、悲しいことなのかと思うのです。
 結果という時間の一点が、誰かにとって、その人にとって意味あるものなら、それはそこに至るまでの全ての過程に意味があったという証なのかなー……。
 そんな風に思います。
美凪ルート:DC版
 声が入って、可愛さアップしたカンジを受けるようになりました。
 うーん。やはり親しくならないと判らないなー。
 デートの話をうち明けた時なんか、みちるとのコンビがサイコーです(笑)。

 あと! 美凪はバッドEDが良くなってますね!
 バッドが良いなんて、日本語として変ですけれども。
 もともとHシーンが導入されている部分に違和感を感じていたキャラだったので、そこが修正された事によりストーリーが整然とした様に思えました。
 いや、あれはトゥルーEDより良いです!
 というか、そーゆー終わり方を美凪ファンなら求めずにはいられないっちうかー。

「……意地悪……しないでください……」

 には、まいっちゃったなー、もー!(≧▽≦)
 あの声は、たまらんす!

 残念な終わりなのかもしれませんが、決して悲しい終わりではない事が救いなのです。
 トゥルーEDは、ただただ切なくて。

 AIRという作品を完成させるにはトゥルーEDという物語の帰結が必要なのかもしれませんが、美凪の物語としてはバッドEDの方が正当な終わり方なのではないかと思うのです。
 この時点での美凪のストーリーは一つの物語と言うより、「AIR」という作品の中で一つのチャプターでしかないので。
 「AIR」ファンとして理解は出来るのですが、そういう扱い(美凪のポジション)に対しては彼女のファンとして納得は出来かねるものかと。
 どうですか? 美凪ファンの皆様?
DC版プレイ中
 ようやくプレイしています。
 声がついて良かったなー、と思うのは佳乃ちゃんですね。
 元気っぷりが良いカンジです。
 期待の美凪とか、観鈴とかは、功罪相半ばって気がします。
 聖サンは……うーん……。

 プレイを始めて観鈴に会って、BGMに「夏影」が流れた時はもう、それだけで感涙モノでした。
 や、やばい……。

 まだDREAM編攻略中なんですけれど、どの選択肢が分岐条件か忘れてしまっているので、なかなか進みません。
 バッドEDばかりに……。
 んでも、あのバス停で観鈴と別れるEDも、それほど嫌いじゃないんです。
 絶対的な倖せというモノが無いのなら、ああいう風に別れて、そして物語が続いていっても良いと思うのです。
 観鈴とは「いつかの再会」を約束していきますし。
 ちうか、その「約束」が、わたしの琴線に触れる部分かも。

携帯着信メロディ
 最近、『Kanon』と『AIR』の着メロ集を入手したので、またまたピコピコと携帯に向かって打ち込んでいたりします。
 もしかしたら何処かのサイトでDL出来るのかもしれませんが、今のところ見かけていないので。
 ちうか、そういうサイトってi−mode向けばかりなのじゃないかなぁ……と。
 で。
 メールの着信音を「Last regrets」にしたので、通話着信は『AIR』の曲にしよー……と思って眺めていたのですが、音符を見ているだけで胸に込み上げてくるモノが……。
 条件反射……というか、ある種のトラウマになっている気配。
 ヤバイなぁ……。

 とりあえず着信曲の候補は、やぱし「鳥の詩」が最有力ですねー。
 テンポとかが呼び出し音に向いているかな?というのもあるのですが、やはり『AIR』といえばコレという曲ですしー。
 「夢語り」とかも、良い気がします。

 うっ。
 流していたCDが「青空」に変わりました。
 だ、ダメです……。もう、これだけは、ホントに……(T−T)。

美凪のCVキャスト
 美凪のCV、柚木涼香さんですってね。
 わたし的に聞いたことがあるような無いような……という印象度合いの人でした。
 プロフィールに代表作としてシスプリの毬絵とあったので、さっそくプレーイ!

 ……んんん? わたしが美凪に抱いていたイメージに比べて、ちょっとカワイイ度が高いかもしれません。
 毬絵は美凪に比べてモノを現実的にハッキリと話すキャラですので、あの口調で聞くことになれば、また印象が変わってくることでしょうが。

 ちなみにわたしが参考として毬絵ボイスを頭の中で美凪ボイスに変換する際に用いていた台詞は「残念賞」でした(笑)。
 他にも色々とイメージしてましたけどね。

 んでも、これでキャストも決まって、いよいよ発売が楽しみになりましたー。
 AIR情報をゲットするためだけに、またG’sを購入してしまいましたことよ……。

DC版、発売日決定
 DC版の発売日が8月9日と発表されました。
 ううう……。コミケ前ですか……。
 しかも、わたし、この時期コミケが終わっても忙しいかと……(T_T)。
 うん、でも買うよ! プレイするよ! 好きなんだもん!
 あ! ビジュアルメモリも専用で用意しなくちゃ!
 製造中止って聞きますし、ちゃんと用意しておかないとネ!
 もう、わたしのDCってチャネル専用機になりますデスよ(笑)。

 発売日の事、DCダイレクトのメルマガで知りました。DCダイレクトで予約キャンペーン張って特典もあるよ〜、との事でしたので、何かな何かな〜と楽しみに見に行ったのですが……。特典て、ポスターなんですよね……。
 インターチャネルの作品にしては大盤振る舞いのような気もしますが、これはちょっと嬉しくないですねぇ……。
 ソフマップとかメッセサンオーとかは何か特典が付くかな?
 今度、店に足を運んだら予約してこようかと思います。

 ちうか、発売日も決まったんですから、そろそろ美凪のCVキャストを発表してくれませんでしょうか。
 チャネルのHPって情報が薄くて困ります。
 使い勝手が悪いというかー。
 コンプティークの誌上オーディションはどうなったんでしょうか?
 毎号チェックしているワケではないので、見逃しちゃったかなー。

DC版声優キャスト発表
 電撃G’sマガジンにDC版CVキャストが発表されましたね。御覧になりました?
 わたし、結構好みのキャスティングなのですけれども。
 特に晴子さん as 久川綾さんってのがメチャメチャイメージにハマッています!
 もう関西弁といったら久川さんしかいないのでしょうか!?

 そうでなくてもわたしには『大運動会』のいっちゃんが思い出されたので、これはもう厳しく温かく見守ってくれる晴子さんにはピッタリなのではないかと!
 聖さんの冬馬由美さんというのも、なかなか……。

 ヒロインの方のキャスティングなのですが、美凪のキャストがまだ未定との事。
 お、おいしいトコロを隠しますねぇ〜(笑)。
 彼女のキャスティング次第で作品の評価も変わってくると思うのですが……。
 そして佳乃が岡本麻見さんで、観鈴が川上とも子さん。

 岡本さんって、何かで最近見たなあ……と思ったら、『卒業3』でカウベルを演じておられました。うーん。個人的タイムリー?(笑)
 『センチ』をプレイしていないので、とりあえずイメージだけはこれでつかめました。

 観鈴の川上とも子さんって、『Kanon』の佐祐理さんですよね。
 イメージ、イメージ…………良いのでは?
「観鈴ちん、ぴんち!」
 とか、早く聞きたいものです(笑)。


 色々とDC版のキャストは気になっていたんですけど、久川さんのキャストを目にして俄然熱くなりました。
 どのくらいって、その為だけに普段は買わない電撃G’sを買ってしまうくらい!(笑)
 いやもうホントに立ち読みしてたらドキドキしちゃって、これは買って帰るしか、と。
 くは〜。楽しみ〜っ!

世界設定について。
 特典CDの『Ornithopter』を聞いていると「青空」で泣きそうです。
 観鈴の曲……っていうより、晴子さんのイメージがあります。
 観鈴を抱きながら歌う、子守歌のような。
 「夏影」も良い曲ですね。


 ふと思ったのですが、もしかして「DREAM編」「SUMMER編」「AIR編」って、微妙に世界が異なっていたりするのでしょうか??
 一連の時間軸上ではつながっていない、異なる次元というか。
 陳腐な言い方になってしまうのが申し訳ないのですが、平行世界で描かれるもう一つの類似した世界、のような。
 そらの存在が「DREAM編」では無かったのが気になるんです。
 厳密に言えばそらを思わせる存在はありましたが。

 「AIR編」では全てを知った存在としてそらが居ます。
 それも「DREAM編」で私たちに世界を示してくれた往人が居るのに、私たちはそらの視点で世界を見ています。
 「DREAM編」では解決に至る鍵(トゥルーED)を見つけなければ、その世界は神奈から始まる業に囚われてグルグルと永劫に回り続ける、ループし続ける世界なのではないかと思ったのです。
 鍵を見つけて初めてループを断ち切る事が出来、その結果が「SUMMER編」「AIR編」へと続く事なのではないでしょうか?

 ループ(輪廻と言っても良いです)を断ち切った往人と運命に立ち向かった観鈴が二人いたからこそ、世界は新しい次元に昇ることが出来た……。EDの少年と少女の姿が次の次元での世界の姿なのではなかったかと。そんな風に思えるのです。

 往人の職業が謎なのも、この考えで多少は解決できるのではないかと。
 現実的に見て、あの状態で食べていくのはかなり厳しいのですよね。
 というか無理なのでは……?
 ですから、「前の街までは人形師として食べてきている」という彼がもつ記憶・現実も、実際にはあり得た事ではなくて、夢……というか初めから存在していなかったのではないかと。作られた記憶・現実というか。
 前の街からバスに乗ってこの町へ往人はやってきますけれど、それは誰かによって与えられた記憶でしかなくて、彼は常にバスに乗ってこの町にやってきて、そして少女を救うために命を落として……その繰り返しを続けてきたのではないかと。
 私たちが彼を通してこの世界を体験するまでは。

 生まれ変わるといった「転生」の部分のない、同じ世界・同じ時間の「輪廻」。
 それが「DREAM編」だったのかなーと思ったのですが……??
 往人→柳也→そら、と視点が変化するのは、世界(ステージ)が異なっているからで、より高位のステージに移る毎に世界が抱えている業が昇華されていっているのではないかと。
 ……そして今もまだ業は世界を覆っているにしても、それを昇華するのはあの二人の子供達の役割になった(更にステージが移った)のでは、なんちて。

 んんん? それぞれの世界が微妙に関わってくるには違いないにしても、その3つの世界を一つにまとめた外的世界が更にあって、そこに私たちは存在しているのかな?

 単純な輪廻転生話とは思えなくなってきましたデスよ。
 当初の私の批判は的外れなモノだった事になって恥ずかしいですが(笑)。
 3つの舞台・世界をつなげる時間は存在しないけれども、それは決してミッシングリンクなんかじゃなくて、それぞれは直接的に関わっている……のかなぁ???

 ああっ。この文章ではきちんと考えを説明出来ていない気がします(TДT)。
 ごめんなさい。

晴子・裏葉
 前作『Kanon』でもそうでしたが、Keyってヒロイン達の身近な家族・友人を描くのが上手ですよねー。
 それぞれに個性を持たせるというか。
 私はヒロインにまつわる物語も良いと思うのですが、こうした周囲の人々の話・心情にも弱くって、実際のところ『AIR』でも感動できたキャラクターといえばSUMMER編の裏葉とAIR編の晴子さんなんです。

 作品として『AIR』を見たときにはAIR編と他2編の関係には疑問を覚えてしまうのですけれど、一つの話として、あるいは観鈴だけを語る際にAIR編を見るならばすっごく良い話だと思えるのです。
 晴子さぁぁぁぁん……(T_T)。
 ていうか、あの父!
 今更、何言うてんねん!みたいな。
 晴子さんと観鈴の努力を全く理解しようとしないのがムカつきます。
 父親としての義務を果たそうとするだけで、じゃあ人として何をするべきなのかを考えていないというか。そんな人間のくせして社会的には晴子さんより観鈴に対しての権利(?)を有しているのが腹立たしいですね。
 AIR編の晴子さんの悲しそうな表情を見るのが、とても辛かったです……。
 夜中、そらに対して独り言を聞かせるシーンとか、観鈴に対して何も出来ない事を嘆いているシーンとか……。
 そんな中であの自販機の前での晴子さんのグラフィックは、なすべき事を果たすという強い意志が感じられてとても綺麗だなぁと思います。
 ラストでの晴子さんの毅然とした態度。
 強い人なんだなあ……って再認識しました。


 そしてSUMMER編の裏葉。
 心の内をあまり語ってくれなかったせいで、私にとって『AIR』の中で一番考えさせられるキャラです。
 柳也との関係も実際のトコロ、どうだったんでしょうかねぇ。
 神奈の母親的役割であったとは思うんですが、それだけで柳也の死を前にして結ばれることを良しとするのかなあ、とか。
 柳也に対する神奈の想いも知らなかったワケではないですし(例え幼い想いであっても)。

 私の中では、神奈の身代わりとして結ばれたのですが、結局のトコロそれは自己犠牲に浸るに過ぎず、その後は神奈と柳也にウソをついた事を罪として意識しながら生きていったのではないかなぁ……なんて思っているのですが、いかがでしょうか?

 柳也の気持ちが今ひとつ理解し切れていないのですが、彼は神奈に対してはどちらかといえば「娘」のような気持ちを抱いていたような……。
 同じく「母」として彼女に接していた裏葉とは感情の面では合致するのですが、それは神奈を介しての事であり、神奈を失って二人で暮らすようになったあとはそうしたお互いの気持ちを維持していくのは難しかったんじゃないかなー、と。

 神奈の想いを知りつつも、神奈が居なくなった事で初めて柳也に女性として仕えることが出来、その事を罪深くも幸せに感じている裏葉……というのが私の理想なんです。
 だからこそその後の未来では神奈が受けた汚れだけでなく、彼女を裏切ってしまった裏葉の罪の意識が主人公達を縛っているのじゃないかな……とか。
 より深い業っていうか。


 ハッ!?
 晴子さんも裏葉も、母親の役割のキャラ!?
 もしかして、これってトラウマですか!?(苦笑)
 た、たしかに聖さんにも近いカンジを受けているのですが……。
 でも聖さんは「母親」というより「お姉さん」なのでー。

心に残った台詞
 佳乃シナリオで彼女が倒れ、夢(?)の中で母親と交わす言葉。
「私を生んだせいでお母さんは命を縮めてしまったのかもしれないけれど、わたし、生んでもらって良かったよ」
 でしたか? ちょっと違うかもしれませんが。

 この言葉。多分、これは皆さんとは違う意味で心に残ったのだと思います。
 というのも、私も佳乃と同じ生い立ちの人間なので。
 佳乃よりもっと早くに母親を亡くしている分だけ、彼女のように少ない思い出に憧憬を覚える事も無いのが幸いなのかそうでないのかは判りませんが。

 佳乃って私の周囲を見ている限りでは、それほど人気があるように見えないのですが、あの台詞だけで私はもう彼女に共感出来ちゃって……。
 例え夢であっても手を差し伸べてくれたお母さんに、あのように言って現実に残ろうとする意志の強さには感動しました。

 聖さんとの姉妹関係も痛々しいですね。
 何故自分が……と悔やむ聖さん。そしてそんな姉を恨みもせず、ただ大好きでいる佳乃。
 触れてはいけない関係が、そこにはあるなあ……と感じました。

 佳乃。コンプティークの2000年ベストキャラ部門で7位……。
 び、微妙〜(^_^;)。

『AIR』 クリア直後感想
 クリアしてしまいました。連日、朝方の4時5時までプレイしてました……(苦笑)。
 途中でやめられなくなっていたというか……。
 それにしても長いですね、テキストが。
 途中、選択するシーンもほとんど無いので、余計に長く感じてしまうというか。
 なんだか、この辺は『Kanon』の舞シナリオの終盤を思い出してしまいました。

 この作品って『Kanon』の次の作品という事もあって、それと比較される事、比較する事は致し方ないと思うのです。それが宿命であるというか。
 そういった意味で、本来、作品としてどうこう言うべきところを前作と比較しての言い回しになってしまう事を御容赦願います。

 で、直後の感想なのですが……。
 んー……。どんなものか……。
 少なくともあのEDに納得がいっていない事は確かなのです。
 好き嫌いで言うなら「好き」なのですが、「そりゃないだろう〜?(T_T)」という気持ちです。

 過去よりの因縁や業が現代社会を生きる主人公たちにふりかかるというシチュエーションは、これまで幾多の作品で描かれてきましたが、それら作品はそうした因縁や業を終わらせる事が主題になっていたと思うのです。
『AIR』でも終わらせようとはしていたのですが、それがハッキリと終わりを迎えたのかは私には判りませんでした。だから、こう、何かスッキリしない感動(?)が頭を漂ってしまうというか……。

 AIR編ラストの観鈴と往人のロングショットは、なー。
 観鈴と一緒になれたのはミニマムなところでは良かったのかもしれないですが、それだけではハッピーエンドじゃないでしょう?
 結局『AIR』という作品が観鈴の為にあるのだったら、もっと他の2人にもきちんとした整合性を持った帰結を用意しておくべきです。
 あのラストでは「往人の帰りを待っている美凪の立場は!?」と納得いかないのですヨ。

 SUMMER編では神奈や裏葉に、現代での登場人物との共通点を見つけだすことが出来て「ああ、この作品は時代を超えてつながっているのね」という感想を抱くに至ったのですが、結局AIR編では観鈴のみをメインに据えて物語ってしまっては、そうした3編に分けて物語る意味が無いのではないかと思うのです。
 少なくとも3人の「ヒロイン」を用意する意味は無いのではないかと。

 そしてAIR編は、途中、誰を中心に据えて物語っているのか判らなくなりました。
 そらの視点で始まった物語かもしれませんが、最終的には晴子さん中心ですよね?
 語りはそらであっても、何がそこで描かれているのかといえば晴子さんです。
 とすれば晴子さんが第4のヒロインとして定義されるべきなのに、彼女はそうした役割をになっていません。
 AIR編で作品は昼ドラ的に終わりを迎えますが、物語としては終わっていない、終わらせる事が出来ていないような気がします。
 簡単に言えばDREAM編とSUMMER編で一つの物語、AIR編単独で一つの物語という分裂した状態にあるのではないかと。

「終わらせる事が出来ていない」というのが仮に意図的であるなら、「神奈が受けた業」から始まり「観鈴と往人の業」が昇華しきれていない、悲しい未来へと続くエンドレス・ストーリーとしてこの作品を捉える事が出来るかと思います。
 うーん……。そうなのかなー……??
 だとすると悲しすぎるのですが。

 ちょっと1回の書き込みでは自分でも上手く言い得ないので、これから少しずつ書いていこうかと思います。

『AIR』 ようやくプレイしました。
 ようやく『AIR』をプレイしています。
 と言っても、まだ3回くらいしかプレイしていないのですけれど。

 今回、物語的にはすんごく複雑な展開をみせると聞いているので、こんな片手で数えるほどしかプレイしていない私には、まだ何かを語ることは出来ないでしょう。
 プレイしていても、「?」なトコロが多くて、これからの展開に興味津々です。

 とりあえず最初に観鈴EDを迎えたのですが……これってトゥルーEDなんでしょうか?
 EDテロップ流れましたが。
 トゥルーだからといってハッピーとは限らない……という事?
 ちうか、晴子さん。あれで終わりでは無いですよ……ね?
 雑誌で公表されているグラフィックで、見ていないものもあるし。
 関係無いですが晴子さんのCVには久川綾さんを希望(笑)。

 美凪EDも、わたくし的にはちょっと……。
 トゥルーはトゥルーでホロリときたんですが、美凪に関してはトゥルーとバッドを合わせて2で割ったカンジのEDが欲しかったです。
 そんな次第で次は佳乃EDを目指します。
 そしたらSUMMER編ーっ!

 技術的(?)な点ですが、OPの演出の仕方とか、文章の運び方とか、『Kanon』より数段上に来ているなと思いました。
 テキスト。上手に笑いを取ってるなー、と思います。
 そして特に絵! すごく綺麗になっていて驚きです。
 美凪を初めて見たとき
「なんじゃ、この綺麗なグラフィックわーっ!!!?」
 と、狂喜乱舞しましたヨ!
 とりあえず、そんなワケで今のところは美凪ラブです。
 絵だけでなくて、あのキャラクター性、好きですヨ〜(笑)。

 『Kanon』の時は祐一とシンクロしちゃって物語に入り込んでいたのですが、『AIR』では往人とは完全に別人格として物語を見ています。
 ちょっと同じ見方は出来ないです。
『AIR』の方が主人公・往人という人間をより深く(?)物語内で描写しているからではないかと思うのですが。簡単に言えば往人視点でのテキストが多いと言いますか。

 

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