○● ゲーム攻略本感想記 ●○
ゲーム攻略本についての感想です。
イラストや開発者インタビューなど資料的に見た場合の「資料価値」と
ゲーム攻略に関して情報が適当であるかを見た「攻略価値」の
2点を中心に感想をまとめていきます。
これから攻略本を買う際の検討材料に……なれば良いですね(^_^)。
星は五つ星評価で、★5つが最高です。☆は半分を意味します。
(例:★★★☆ → 三ツ星半)
サモンナイト2 「一生楽しむ本」を基本に、「冒険ガイド」か「完全攻略ガイド」でデータを補完という形がオススメです。 どうしても1冊という場合は「完全攻略ガイド」がベターだと思います。 |
サモンナイト2 ファンのためのリィンバウム冒険ガイド (メディアファクトリー) |
資料度:★★★☆ |
攻略度:★★★☆ | ||
「開発スタッフインタビュー」や、ケイナとカイナの旅立ちを描いた書き下ろし小説「旅立ちの時」が掲載されていて、お値打ち度が高い1冊です。 その他資料的にも、各キャラクターの全身図が他の攻略本に比べても大きく取り上げられていたり、人物関係図やワールドガイドなども充実しています。 イオスの全身図が無いのは残念ですが……。しかもカラーではないし……。 反面、攻略に関しては必要最低限にまとめられており、戦闘の進め方などの具体例はほとんどありません。ストーリーについてもチャートで進行具合を示す程度で、この本に目を通しただけでは物語を知る、もしくはプレイ後に振り返ることは難しいです。 好感度の増加に関わる会話選択についても情報は皆無です。 データ類のリストも写植級が小さいので見にくかったりします。 しかし召喚獣作成に必要な情報は網羅していますし、おすすめの1冊であります。 カラーページが少なかったり、マグナのOP設定画が薄くて見えなかったり、誤字があったりするところが個人的に減点だったりします(苦笑)。 |
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サモンナイト2を一生楽しむ本 (ケイブンシャ) |
資料度:★★★ | |
攻略度:★★★☆ | ||
好感度に関わる会話選択の情報や、各話毎のストーリーの流れ、戦闘のアドバイスなど、攻略面で充実している1冊です。 クラスチェンジへの必要パラメータなどはとても見やすいです。 ある条件で仲間になる「サモンナイト1」のキャラクター達のパラメータも記載されており、やり込むには満足できる内容かと思います。 イラスト面でも全身図やカラーイラストが載っており、それなりに充実しています。 しかしメイメイさんやファミィさんなどはキャラクター紹介のページにはまとめられておらず攻略ページの方へ回されているなど、構成面で若干の不満があります。 また、アグラバインがメイメイさん達と同じ扱いなのが謎……。 更にはキャラクターの年齢が記載されていないなどは資料的に致命的かと……。 致命的と言えば召喚獣作成。 アクセサリーから作る召喚獣は記載されていますが、武具防具から作成する召喚獣の記載がありません。ただし全く無いワケではなく、召喚の結果作成される物品(召喚獣・武具・防具など)の名前から調べる「召喚逆引きリスト」への記載はあるので、ここを調べれば少なくとも何が作成されるのかは調べることが出来ます。 この「逆引きリスト」は便利と言えば便利なのですが、使用する機会はそんなに無いような気がします……。 |
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サモンナイト2 完全攻略ガイド (メディアワークス) |
資料度:★★★ | |
攻略度:★★★☆ | ||
攻略に関してはどちらかというとフラグ管理重視ですか? 会話について選択の有無の表記はありますが、フラグとなる解答以外の好感度に関わる記載はありません。 フリーバトルの情報に関しては敵キャラのデータのみで、戦闘マップが記載されていません。この辺りの必要度はプレイする人によって異なってくると思いますが、情報が無い(記載されていない)という事実は事実です。 ミニゲームについては細やかなアドバイスが親切です。 よくパッフェルさんのミニゲームについて「メモを取った方が良い」と書かれますが、そのメモの一例(各菓子の名前)を挙げているのはこの本だけですし。 資料としてはユニットとして登場する召喚獣だけではなく、召喚術としてのみゲーム上では登場する召喚獣のカラーイラストまで記載されている点が良いですね。 また、各キャラクターの表情変化が載っているのはこの本だけですが、その表情一覧が立ち姿に重なってしまっているのは残念です。 キャラクターの年齢やCVの記載が無いのも、ちょっと……。 好みは別れるでしょうが、執筆者の考えが表れている文章(コラムなど)が多く、そうした構成は良くも悪くもこの本の特色・個性となっていると思います。 |
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サモンナイト2 召喚聖典 (集英社) |
資料度:★★☆ | |
攻略度:★★☆ | ||
なんと言っても50音順に並んだ召喚アイテムリストが便利です! そしてこのリストには作成された物品の種類までも併記されている為、召喚獣であるのか武具であるか防具であるか、あるいは道具であるかといった事が一目で分かるようになっています(この点は「完全攻略ガイド」も同じです)。 召喚獣に関しても「完全攻略ガイド」と同じく全ての召喚獣がカラーで紹介されていますが、個々の大きさはコチラの方が若干大きめに記載されています。 キャラクター紹介もカラーで大きなイラストが載せられていたり、攻略ページにもふんだんにイラストが用いられたりと賑やかな内容ですが、若干印刷の色味が濃い点が気になると言えば気になります。 アシュタルのラフ画が載せられているのは、さすが「召喚戦記サモンナイト」を連載している集英社ならではといったところでしょう。 攻略面では伏せられた情報が少なくないので充実しているとは言い難いのですけれども、これはプレイをしての感動を損ねないように気をつかった構成だと考えられます。 ゲーム内容についてはプレイして自分で確かめる……といった人へオススメです。 またビミョーな違いになりますが、最も大きなイラストでメイメイさんが掲載されているのがこの本になります。 本当に微妙な差ですが(笑)。 |
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サモンナイト2 完全攻略ガイドブック (ZEST) |
資料度:★★ | |
攻略度:★★★ | ||
資料・攻略、両方の面からみて中途半端な印象があります。 資料に関して言えば、ジャキーニやアウゴといった敵キャラクターまでもメイメイさんやファミィさんと同じ扱いでカラー紹介されている点は他の本には無いので意義があるといえばそうなのですが、はたしてこの点に価値を見いだす人が居るのかどうか……。 ワールドガイドに関しても最低限な構成で済ませている感があります。 例えばファナンの街で真水を作るのに用いられている召喚獣「ソレルク」の名前が無かったりと、細やかなところで至らぬ点が少なくないのです。 ただ各地・各所の背景CGが掲載されているのはこの本だけなので、イメージを振り返る際には必要だと言えます。。 攻略面では、会話選択の際の好感度の増加について触れられていませんし、全ての会話選択を網羅しているわけでもありません。 ただしキャラクターを仲間にする条件に関しては、どの会話を選べばよいのかを記してあります。 「召喚術作成リスト」にはアクセサリー以外の作成アイテムも記載されているので、必要最低限の情報は揃えている1冊と言えるのですが、「この本ならでは!」といった特徴に欠ける印象を受けます。 |