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中島みゆきの「時代」

自分の一番好きな歌は何か?初めて聞いた歌が気に入って、一時的にその歌が一番好きになることもある。ふと懐かしい歌を思い出して、久しぶりに何度もその歌を聞くこともある。

でも、やっぱりいろいろと考えてみると中島みゆきの『時代』が、私の一番好きな歌である。“好き”というより、一番“心にしみる”と言ったほうが良いかもしれない。この歌が素晴らしいと思うのは、辛い時に聞いても、その辛さを乗り越えた時に聞いても、どちらでも心に響くという点である。

少し歌詞を引用してみる。

今はこんなに悲しくて
涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔にはなれそうもないけど

悲しいときの状態をとてもうまく表現している歌詞だと思う。

そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ

辛いときにこういうことを思えるか、と考えてしまうが、歌の中で言われると少しそう思える気がするのである。そして、何か辛いことを乗り越えた時に聞くとまた、とても心にしみる部分でもある。

だから今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

ここも、落ち込んでいる人や辛い人に対して「頑張れ!」といった励ましの感じではなく、「今の状態をそっと受け入れましょう」という感じであり、なんというか、「今は、今できることを少しずつやっていこう」という気持ちになれる気がする。

私のつたない表現力では、この歌の良さをうまく表現できない。しかし辛いときに聞いて、無理せずに少しだけ前向きになれ、そしてその辛さを乗り越えた時に聞いて、本当に「そんな時代もあったな」と思える、そういう歌をほかには知らない。とにかく、自分にとってやっぱり一番好きな歌であり、心の支えになる歌だと思うのである。

2014.7.25