ズブさんの
アイデア天体
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バファリンの主成分

職場で「バファリン」の話が出た。頭痛薬のバファリンのことである。その時私はこう言った。
 「バファリンの主成分は何だか知ってますか?」
それに対して、
 「えー、“塩化何とか”とかそういうやつ?」
そこで私はこう答えた。
 「答えは『やさしさ』です。だってバファリンの半分はやさしさでできているんですから。」
この答えは思っていたより“うけた”ようだった。もっとも、CMを知らない人には分からないオチであるが。

さて、このことをホームページに書こうと思い、その前に検索をかけてみた。CMの「バファリンの半分はやさしさでできています。」というフレーズをネタにしたホームページはいくつか見つかった。が、その多くは、「じゃあ、残りの半分は何?」とか「『やさしさ』ってどういうこと?」とか、そんな感じのネタだった。中には「やさしさはいらないから半額にして」なんてのも・・・。みんないろんなこと考えるんだな。

さらに色々なホームページを見ると、どうやら“バファリンのやさしさ”とは“胃にやさしい成分”ということらしい。バファリン(正確には「バファリンA」)は、「アセチルサリチル酸(アスピリン)」と「合成ヒドロタルサイト」という成分からできているとのこと。前者が痛みをとる成分。しかし、アスピリンの刺激で胃が荒れることがあるので、“胃にやさしい成分”「合成ヒドロタルサイト」が含まれているらしい。CMで言う「半分はやさしさでできている」とは、これが言いたかったんでしょうね。バファリンという名前も、刺激を和らげること、すなわち“緩衝”を意味する「バッファー」(buffer)という英語から取っているらしい。いやー、奥が深い。

ところでバファリンは「ライオン」の製品である。ライオンのホームページからもバファリンのことが色々と分かるが、製品一覧を見るとバファリンにも多くの種類がある。「バファリンA」を見ると、
 アセチルサリチル酸(アスピリン)330mg
 合成ヒドロタルサイト 100mg
とある。胃にやさしい成分、すなわち「やさしさ」は実は半分も入っていなかったのだ。やられた!

私は薬剤師でもなんでもないし、このホームページも薬のことを話題にするページではないので、この辺で終わりにするが、(もう充分長いか?)ずいぶんと奥が深い話であった。

2002.11.27