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天文とSPRINGその2(まがたま77号より)

この文章は、「まがたま77号」(2010年2月発行)に書いた記事を一部なおしたものです。「またがま」とは、私が所属する天文同好会、さいたま☆天文同好会(旧SPGAS)の会報です。なお、さいたま☆天文同好会のサイト内にある「webまがたま」では、まがたま49号(2000年12月発行)以後の記事の一部が紹介されています。

今回の特集テーマは「Spring」とのこと。Springの意味を辞書で調べてみると、そこには『泉(用例:a hot spring 温泉)』とありました。ということで、「天文と温泉」について、書いてみようと思います。

星を見るのには、やはり山が適しています。そして、温泉も山に多くあります。特に、寒い夜に星を見た後などは、温泉につかるとまさに生き返るような気持ちです。

学生時代は富士山の須走口に星を見に行くことが多かったのですが、帰りに温泉に寄ることもしばしばありました。御殿場には「温泉会館」という所があり、温泉に入りながら大きな富士山を見ることができました。星を見に行ったあとですから、たいていは天気が良いわけで、よけいに富士山がきれいだったという印象が残っています。

また、御殿場からちょっと寄り道すれば箱根にも行けます。箱根の「天山」という温泉にも何度か行きました。ここには窯風呂があります。かなり高温のサウナのようなものですが、私はとても耐えられず、すぐに出てきてしまいました。後輩の中には、かなりの長時間、頑張っている者もいました。

星を見たあとの温泉で一番つらいのは、営業開始の時間まで待つことでした。日帰り温泉に入れるのは、たいてい9時か10時を過ぎてからです。それまでは車の中で仮眠をとって待っていました。学生の頃は4人で1台の車に乗って星を見に行くようなことも多く、仮眠といってもシートをリクライニングできるわけではありません。ですから、車中での仮眠ではあまりよく休めません。それに対して、日帰り温泉にはたいてい畳の休憩室があります。そこでは横になることもでき、とても気持ちよく休めました。

さいたま☆天文同好会(まだ会の名前が「SPGAS」だったころですが、)の合宿で行った先にもいろいろな温泉がありました。印象に残っている場所のひとつに、那須のペンション「遊・スマイル」があります。露天風呂に入りながら、南の星空がよく見えるペンションでした。もっとも、体が温まるまでは結構つらかったのですが。この記事を書きながら「もしかして、遊・スマイル のお風呂は温泉ではなく普通の水道水だったかな?」と思い、Webで調べてみましたが、ちゃんと「アルカリ性単純温泉」となっていました。

ということで、天文と一緒に温泉を楽しむ機会も多くあります。もちろん単に温泉に入るのも良いのですが、天文を趣味とする者としては、“温泉だけ”にならないよう心がけたいものです。

アップロード:2010.4.3