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SPGAS20周年(まがたま66号より)

この文章は、「まがたま66号」(2006年5月発行)に書いた記事を一部なおしたものです。「またがま」とは、私が所属する天文同好会、さいたま☆天文同好会(旧SPGAS)の会報です。なお、さいたま☆天文同好会のサイト内にある「webまがたま」では、まがたま49号(2000年12月発行)以後の記事の一部が紹介されています。

SPGAS(現在の「さいたま☆天文同好会」)が発足してから20年。20年前、私はまだ子供でした。もちろんSPGASの存在は知りませんでしたが、すでに天文が好きでした。私が天文に興味を持ったのは、小学校の理科の授業がきっかけでした。確か、カシオペア座を見つけてくるという宿題が出て、なかなか分からなかったけれどようやく見つけることができた、というのが興味を持ったきっかけだったと思います。そして、同じく授業の中で金星が満ち欠けして見える、ということを知り、実際に見てみたいと思いました。望遠鏡を買ってもらい、金星を見ると確かに三日月型に見えました。それ以降20年以上天文という趣味を続けていることになります。

さて、20年という長さを、天文に関してあれこれ考えて見ました。

惑星の公転周期

木星の公転周期は約12年。SPAGSができてから既に太陽を1周以上しています。一方、土星の公転周期は約30年。こちらはまだ1周していません。30周年まで待つ必要があります。

恒星までの距離

ケンタウルス座α星4.4光年、シリウス8.6光年、プロキオン11.5光年、アルタイル16.8光年、みずへび座β星24光年、フォーマルハウト25光年、ベガ25光年、オリオン座π星26光年。(いずれも天文年鑑による)主な星で、距離が20光年以下の星は少ないことが分かります。SPGASができたときの光が地球に届いた星は、まだまだ少ないようです。

変光星の周期

食変光星の周期は数日程度、ミラ型変光星の周期は数百日程度、いずれも20年以下の周期だと思ってしらべていたら、ぎょしゃ座ε星は、周期が約27年の食変光星だということです。そういえば、「ぎょしゃ座ε星の伴星は、太陽の3000倍もの大きさがある」ということを、何かの本で読んだ気がします。ところがインターネットで調べてみると、この伴星は「巨大なガスと塵の円盤で中心に星がある」という説があるようです。いずれにしても、変光の様子から推測されていて確かなことは分からないようです。話がそれましたが、SPAGS発足から考えると変光の周期はまだ1周していないことになります。

そのほか

サロス周期は18年11日とのこと。また、太陽の活動の周期は11年です。これらはSPGAS発足から1周期以上経っています。

なんとなくいろいろな数字を見てきましたが、20年という長さは天文の上では、長すぎず短すぎず、という長さなのかもしれません。このような適度な変化があるから、天文という趣味を長く続けられるような気がします。そして、SPAGSが20年続いている理由の一つも、そんなところにあるように思いました。

アップロード:2007.3.11