西安郊外

華清池

  

長恨歌の「春寒くして浴を賜う華清の池、温泉の水滑らかにして凝脂を洗う」で有名な、唐の玄宗皇帝と楊貴妃の温泉です。左が楊貴妃専用の浴槽で、玄宗皇帝のものに比べれば小さいですが、それでも長さ3.6m、幅2.7mもあります。
右は九龍湖の楊貴妃の湯浴みの像です。なかなか艶めかしい姿だと思います。華清池では今も温泉が湧いています。




半坡遺跡、秦始皇帝陵
 

左は約6千年前の新石器時代の住居跡、半坡遺跡です。大規模な堀や、高度な土器も出土していて、西安付近では古代から人々が生活を営んでいた事を語ってい ます。右は、中国全土を始めて統一した秦の始皇帝陵です。紀元前221年に全土を統一、文字や度量衡の統一、万里の長城の建設等を行った皇帝ですが、同時 に自らの墓も作り、この始皇帝陵の建設には最高70万人が働き、37年もかけて造ったといわれています。
現在は侵食されてしまい、高さは45mで、予想していたものより低い丘、という感じでしたが、造営当時は高さは100m以上もあったそうです。ここも世界遺産に登録されていますが、地下に存在が確認されている宮殿の調査は来世紀以降になるとの事です。



秦始皇帝兵馬要俑
 

これぞ中国!と叫ばずにはいられません。八千とも一万とも、される実物大か少し大き目の兵士や馬の陶製の俑が墓を守っています。しかも、それぞれの顔が皆 違うのです。未だに発掘調査が続けられているとのことで、いつまでかかるかは解らないそうです。ここには、やはり副葬品として埋葬された銅製の馬車があり ます。紀元前の物とは思えない精巧なつくりでした。



世紀の発見者!

土産物屋にパンフレットを買うとサインをしてくれるおじさんがいます。1974年3月、ある農民が井戸を掘っていたところ、偶然陶製の俑を発見しました。 これが、世界遺産にも登録されている、この秦始皇帝兵馬要俑の発見者です。といっても、彼の後にそう書いてある、おじさんの写真からしか、判断できません ので、本当に本人かどうかはわかりません。最も、彼は兵馬要俑を見つけたかったのではなく、井戸を掘りたかった訳ですが・・・。観光客は結構喜んで買って いました。


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