故同散歩
北京では古くからの細く入り組んだ路地を故同と呼びます。また故同にある伝統的な住居が四合院造りです。
しかし、最近は大規模ビルや道路整備によって姿を消しつつあります。今回も、壊されている古い住居を数多く見ました。
古いものが壊され、新しいものに変わっていくのは仕方の無い事ではありますが、ある程度は保存していってもらいたいと思います。
今回は、新街口や北海公園、東公荘近辺を歩いてみました。
東公荘近辺の故同です。
並木もあって、とても静かで、ゆっくりとした時間が流れていました。
でも、この近くも、下の写真のように、再開発の為に壊されていました。
できる限りの保存を望みたいものです。
魯迅がかつて住んでいて、今、魯迅博物館になっている場所はこの近くです。
故同の中の北京ダック屋
崇文門近くの故同の中にある北京ダックのお店です。伝統的な四合院造りをそのまま使用しているため、入り口は左のように通りに面して少ししか開いていませんが、中庭ではたくさんのアヒルが吊るされていました。
味も、有名な店に比べると、味が濃く、土の香りがする下町の味、といった感じでした。
大きな門構えの家です。今は幹部が住んでいるのでしょうか。
石の壁と門の赤、そして並木の緑の対比がとても綺麗でした。
新街口近くの故同です。休日の午後のためか、人気も少なく、子供の声もあまりしませんでした。
この近くでも、道路の拡張工事が進んでいて、故同がなくなってきています。
魯迅は一時期、この近くにも住んでいたようです。
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