MAINLOGO

Soft Rock
- Y -


選択されたCDにスクロールされるまでしばらくお待ちください。
このページから出る場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを使用してください。



THE YELLOW BALLOON THE YELLOW BALLOON

 ソフトロックの定番のひとつであり、ソフトロック界VIPの一人GARY ZEKLEYの出世作。タイトル曲は競作となったJAN & DEAN を抑え、24位まで上がったとか。音楽的にも出身地もBRIAN WILSON や BRUCE JOHNSTONの後輩にあたる。先輩経由で仕入れたと思われるPHIL SPECTORやBEATLES等のエッセンスを得て、甘いメロディーを甘く仕上げた作品集。GARY ZEKLEYが曲作りに絡んだ曲は演奏時間が短いが、これもBRIAN大先輩に倣ったのか。

 冒頭3曲でいきなりコーラスをお腹いっぱい堪能できます。先頭の「HOW CAN I BE DOWN」は別バージョンも収められてますが、コーラスがないと妙に鄙びた印象です。「STAINED GLASS WINDOW」は室内楽的に始まりのパパパパコーラスが切り込んでくるとこが気持ち良い。タイトルがベタだがキャッチーな「BABY BABY IT'S YOU」この曲はBEACH BOYSの「LITTLE GIRL I ONCE KNEW」がちらつきます。「CAN'T GET ENOUGH OF YOUR LOVE」も甘いメロディーで、ボーカルとコーラスだけになるとこが快感。その他「I'VE GOT A FEELING FOR LOVE」「GOOD FEELIN' TIME」も佳作。「YELLOW BALLOON」をまるごと逆回転した「NOOLLAB WOLLEY」も意外と聴ける。

 GARY ZEKLEYが作曲に絡んでいない曲は質が落ちるが、「FOLLOW THE SUNSHINE」の間奏のバンジョーは見事。「LEAVING IT UP TO YOU」の甘酸っぱさも良い。(2001/03/04)