1968年に発表された同名グループ唯一のアルバム。メンバーではないが、MICHAEL LLOYDというWEST COAST POP ART EXPERIMENTAL BANDにいた人がプロデュースとほとんどの作曲を手がけた。翌年彼は若干20歳でMGMレコード副社長に就任、かなりの業績をあげたという。
収録曲はバブルガム風だったり、甘口のポップスに流れそうな曲も多いが、野心的なMICHAEL LLOYDによって、目まぐるしい曲展開やサイケ・ポップ風なホーンやストリングスといった装飾がされている。ソフト・ロックとサイケ・ポップとが合わさって煮詰まったような作品。「GOOD VIBRATION」風なベースライン、BEATLES風なペットの「I WISH I WAS FIRE」、勢いのある「COWBOYS AND INDIANS」、シリアスな「END OF THE LINE」「CARYLE'S THEME」がお気に入り。(2004/01/11)