2014.01.02(Thu.)
伊予寒川7:43−(525M)→8:29伊予西条
伊予西条8:52−(4637M)→11:19伊予市
郡中港11:29−(562)→11:53松山市駅
松山市駅前12:02→12:04南堀端
南堀端12:19→12:29本町六丁目
本町六丁目12:32→12:59道後温泉
道後温泉13:35→13:41上一万
上一万13:47→14:04松山駅前
松山駅前14:07→14:09西堀端
西堀端14:10→14:12松山駅前
松山14:32−(544M)→16:38伊予西条
伊予西条17:10−(550M)→18:13川之江
 18きっぷの消化を兼ねて新年早々出かけてきました。
 実家を出た時点での目的地は決めていなかったのですが、まずは始発のせとうちバスで…と思ったら、なんと正月ダイヤでそのバスが運休。われながら、調べとけよ、というか、ここは笑うところなのか。
 一度実家へ戻るか、とも思いましたが、歩いても20分くらいだから、歩くか、と伊予寒川駅目指して歩き始めます。ただ、これでは7:30伊予寒川発の上り高松行き118Mに間に合わないことは確定で、この時点で行き先は松山方面となりました。国道11号線を歩いていると、予想通り118Mは、私を追い越して行きました。結局最寄りバス停からは15分ほどで伊予寒川駅到着。
 上りの6M・特急“しおかぜ6号”通過を見送って、この特急と伊予三島で交換して入れ違いにやってきたガラガラの伊予西条行き525Mに乗車。2両編成で、車掌も乗務していたので、18きっぷに乗車の日付をもらいましたが、なんだかボールペンで書き込んで、車内改札印押して、と大仰なことになっています。車内改札印に日付がないのが原因ですね。
 終着伊予西条では駅本屋側の1番線到着。跨線橋渡って2番線の伊予市行き4637Mに乗り継ぎ。こちらはワンマン運転の単行ですが車内が空いていることは相変わらず。壬生川で下りの1M・特急“しおかぜ1号”に道を譲ってから発車。こちらの車内は今治市内に入った伊予桜井あたりからようやく乗車が目立ってきました。降車が多いかと思っていた今治でもそんなことはなく、乗車の方が多いくらいです。菊間から大浦にかけての海岸線は、いい眺めですが、欲を言えば海岸沿いを並行する国道196号線が目障りですかね。各駅で、ほぼ乗車一方で立ち客も出て、車内がかなり暑くなって来ましたが、当然ながらほとんどの乗客が松山下車。一気に空いて、涼しくなりました。が、松山を出るとなんだか路盤が悪いのか、揺れも増えた気もします。市坪で4918Dと行き違い待ち合わせ。松山以西の乗車は久しぶりでしたが、坊っちゃんスタジアムなどができて様変わりで、市坪駅の駅名票にも"野球"の文字と正岡子規の写真が表示されています。
 終着伊予市に到着。駅員こそ配置されていますが、駅本屋内は売店もなく、待合室だったとおもわれるところにもイスがなくて、妙に床面が空いているので、殺風景です。
 すぐ向かいの伊予鉄道郡中港駅に移動。こちらは15分ヘッドで松山の中心部と直結、対する予讃線は、30~60分ヘッドで街外れの松山駅までですから、対松山市内の利便性で予讃線は勝負になりません。
 実は私は郡中線は初乗車。やってきた元京王電鉄5000系の2両編成に乗車。地蔵町、岡田、土居田と、宮脇俊三先生が“時刻表おくのほそ道”で書いていた、ほとんど待たせない列車交換は見事です。沿線には古くからの住宅が多く、その分、予讃線沿線の方に住宅地の開発余力があるということでしょうが、実際新しい住宅は予讃線の駅付近に多かったです。
 各駅ごとに乗客を集めて松山市駅到着。これで伊予鉄道の鉄道線は完乗。松山市駅には自動改札機がありましたが、これがひょっとして現在愛媛県唯一の自動改札ですかね。
 市内線の電停に回ると、ちょうど“坊っちゃん列車”が客を乗せて発車準備中。市内線の1日フリーきっぷを買ってから、とりあえず停車していた1系統環状線JR松山駅前回りの電車に乗車。すぐに南堀端で下車。目的は、本町六丁目行きの6系統の電車で、市内線では本町線だけが未乗なので、この際ここも乗ってしまおうというのが魂胆です。
 ところが、本町六丁目行きはデータイム30分ヘッドという、それ路面電車としてどうなのよ、という列車間隔で、10分以上乗り換え時間があります。しかし、この南堀端電停は、市内線全系統が通りますから、行き交う市内電車を眺めながらの撮影には最適(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8)。写真撮っていると時間はすぐに経過して、本町六丁目行きに乗車。西堀端で左折しないでそのまま直進して単線の本町線へ。やがて前方に踏切が見えて、本町六丁目に到着。これで伊予鉄は全線乗車したことになり、ようやく愛媛県内の鉄道に完乗です。
 ここで城北線経由の道後温泉行きに乗り換えてもよかったのですが、やって来たのが松山市駅行きだったのが見えたので、そのまま乗ってきた6系統道後温泉行きで引き返して、終点の道後温泉へ。ちょうど駅前のからくり時計を見るために人が集まっていました。
 さて、まだ正月2日でかなり混雑しているだろうから、初手から道後温泉本館に行く気はなく、アーケード街をまっすぐ椿の湯へ。これが今年の初温泉入湯です。椿の湯は初めてでしたが、これで360円というのは実にいいですなあ。
 一風呂浴びてさてすぐに軽く一杯、と思いましたが、周囲の店は待ち客多数。まあこれも予想の範囲でしたが。これまた予想通り人だかりができている道後温泉本館前を通って道後温泉駅へ。停車中の大街道方面行きの電車に乗車。ついでのことに専用軌道の城北線にも乗るか、と、上一万で下車して、地下道経由で乗り換え。ここまで旧型車の50形にしか当たっておらず、やってきた環状線1系統松山市駅行きも旧型車。ほぼ座席が埋まっていた電車に乗り込むと、左へカーブし、すぐに右にカーブして専用軌道に入って、赤十字病院前で大量下車。この区間は多分1982年1月以来の乗車です。高浜線と接続する古町で乗務員交替。高浜線と平面交差して、大量乗車のあった宮田町を出てすぐに併用軌道に戻ってJR松山駅前到着。ここで一旦下車。このまま市内線乗車を終わりにしてもよかったのですが、ちょうどJR松山駅前どまりだった車両が2100形で、今日は50形にばかり乗車していたので、こちらに乗り継ぎ。西堀端まで行って、1日で市内線全線乗車、という結果にもなりました。ここからすぐ向かいで信号待ち状態で停車していた、松山駅前行きに乗車しましたが、これも新型車両。こんどこそ松山駅前で降りて、地下道通って松山駅
 駅のうどんで腹ごしらえしてから、1067D・特急”宇和海17号”を見送って、予定の546Mより1本早い544M伊予西条行きにビール350mlの缶1本買い込んで乗車。2両の車内はそこそこ乗っていますが、海側のボックスに相席で着席。三津浜で前のボックスにいた家族連れが全員降りたのですかさず移動。ここでようやく風呂上がりの、というには時間が経ちすぎてますが、ともかくもビールにありつきました。しかし、かねがねU竹氏が指摘する通り、JR四国は普通車両にトイレがないのが難点で、控え目に1本のみとしたビールは堀江到着時には空いていました。
 伊予北条で大量下車。交換待ちのあった大浦では、どうも伊予市方面に乗車したかったらしい乗客が、引き返す相談を車掌にしていましたが、同一ホームの前後に上り下り方向の列車を停めると、どうしても誤乗車が起きますなあ。波方を出ると左前方に来島海峡大橋が見えてきて、高架に上がって今治到着。予定より1本早い伊予西条行きに乗っていたので、ここで一度降りてFC今治グッズを買いに行くことも考えましたが、すぐには販売店もわからないのでそのまま伊予西条へ。1番線に到着。
 伊予西条では1本早くしたおかげで時間があるので、駅前の鉄道歴史パークの一画にある、四国鉄道文化館に初めて入館。隣の十河信二記念館で入場券買って、四国鉄道文化館の入口で入鋏されるという、なんやら込み入った入館方法です。DF50 1号機にはブルートレインの牽引機を示す識別票(?)が入ってましたが、あり得ないよなあ。運転台に上がり、2階から0系とDF50 1号機を並べて撮影。DF50のエンジン音も聴けて、懐かしかったです。
 伊予西条駅に戻り、やはり1番線にいた、単行の550M観音寺行きに乗車。というか、これ、松山からの車両の後部1両のような気も。発車10分前の車内は空いていましたが、松山からの546Mが到着すると、乗り継ぎ客が跨線橋を渡って乗り込んできました。車内の混雑も新居浜での大量下車で一気に車内は閑散。西国とはいえ、17:30を回った伊予土居ではもう真っ暗でした。伊予三島でなんと19分の長時間停車の後、川之江到着。カミさんに車で迎えにきてもらって、今度はカミさんの実家へ。やや乗り足りない感じですが、本日の行程はこれで終了。2014年の初乗りでした。
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