2008.08.09(Sat.)
川之江8:48−(8M・特急・しおかぜ8号)→9:15多度津
多度津駅−(タクシー)→多度津港
多度津港10:00−(せとうち物流・3便)→11:45福山港
福山港11:55−(中国バス)→12:16福山駅前
福山12:22−(247M)→12:35神辺
神辺13:06−(1326D)→13:53清音
清音13:58−(1836M)→14:04倉敷
倉敷14:11−(3737M・快速・サンライナー)→14:48福山
福山15:15−(464A・ひかり464)→16:11新神戸
新神戸16:22−(34A・のぞみ34)→16:35新大阪
新大阪16:47−(138A・のぞみ138)→19:23東京
 毎度のことながら、四国から東京への帰路をどうするかはいつも悩みます。まあ、何も考えずに、新幹線岡山乗り換えというのが手っ取り早いし、よくやりますが、あんまり面白くないコースです。そこで今回は、せとうち物流の、福山−多度津航路を利用してみることにしました。あわせて、乗ったことのない、井原鉄道にも乗車しようという魂胆です。
 川之江から多度津までは”しおかぜ8号”を利用。すでに旧盆輸送が始まっていて、全車岡山行で、併結相手の”いしづち8号”は多度津始発の別建てになっています。その多度津で下車、乗り換えたことはあっても、下車したのは、小学生時代の、国鉄多度津工場見学のとき以来じゃないかと思います。今日も晴天で、多度津駅から港まで、歩けば30分くらいだし間に合うかなあ、と思いましたが、あまりの暑さに断念、タクシー利用として、700円で到着。
 で、フェリーの乗船券を購入しようとしてびっくり。この福山ー多度津航路、8月末をもっての廃止のお知らせが掲示されていました。別府−三崎間航路の廃止も聞いていましたし、原油値上がりの影響を考えてしまいます。
 やってきたフェリーに乗船、乗客は全部で30名くらいでしょうか。すぐに出航、多度津港には大きな自動車運搬船が2隻も停泊していて、なかなか壮観です。塩飽諸島を眺め、白石島を右手に見て、JFEスチールの専用港みたいに見えないこともない、福山港に入港。
 ここからはバスで福山駅へ。時刻表の記載だと、所要時間25分とのことでしたが、ずいぶん早く到着して、おかげで予定より1本前の福塩線に乗車できました。
 3駅乗車しただけで神辺下車。乗換通路もありましたが、時間もあるので、いったん、橋上駅舎のJR駅舎に上がってから、地平の井原鉄道の駅舎へ。すでに乗車予定の1326Dが入線していました。
 後続の福塩線1249Mを受け、乗客も10名程度になり、清音からの1325D(変わった塗装だな、と思ってあとで調べたら、”夢 やすらぎ号”という車両でした)と交換して発車。すぐに高架に上って、山陽路を走ります。どこが県境だったか判然としないままに、岡山県に入り、井原まででほとんどの乗客が入れ替わってだんだんと乗客も増えてきます。矢掛を過ぎたあたりでやや山間っぽくなってきますが、すぐにまたのどかな山陽路となって、高梁川を渡って清音到着。
 ここでも連絡通路がありましたが、一度JRの駅舎を眺めに外へ出てから、またホームへ。やってきたのはなんと長船行で、これで岡山から新幹線でいいか、とも思ったのですが、倉敷下車。
 構内のKIOSKで、土産に大手饅頭でも買おうかと思ったら、藤戸饅頭というのがあってそれを購入。帰宅後開けてみると、大手饅頭より少し小ぶりだけど、似た感じの饅頭でした。
 さて、倉敷で下車したのは、この際もう、山陽本線の倉敷ー福山間も乗車してしまおう、と決めたからで、サンライナーに乗換。年末で閉園が決まったらしい、チボリ公園を右手に見ながら発車。井原鉄道と沿線風景がメチャクチャに異なる、というわけでもなく、こちらは本線沿いで駅間が長いのと、沿線の交通量が多いのと、笠岡付近で海が近づくくらいが主な違いでしょうか。特に何ということもなく福山に到着しましたが、これで山陽本線の未乗区間は三原−海田市間のみとなり、岡山県内の鉄道は全線乗車したこととなりました。
 福山からは”ひかりレールスター”で新神戸へ。単に”肉めし”目当ての下車ですが、今日も買えずに新大阪へ出て、始発の”のぞみ”に乗り換えて帰宅。東京駅で外へ出ると、ずいぶんと涼しく感じました。
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