2007.08.12(Sun.)
伊予三島11:42−(14M・特急・しおかぜ14号)→12:57岡山
岡山駅前13:03−(147)→13:15(13:18)東山
東山13:20−(168)→13:30(13:32)柳川
柳川13:32−(89)→13:39清輝橋
清輝橋13:42−(90)→13:52(13:53)岡山駅前
岡山14:23(14:24)−(3741M・快速・サンライナー)→14:35倉敷
倉敷市14:47−(41)→15:10(15:11)水島
水島……(徒歩)……三菱自工前
三菱自工前15:33−(50)→16:00倉敷市
倉敷16:03(16:04)−(3746M・快速・サンライナー)→16:18岡山
岡山16:28−(466A・ひかり466号)→17:20新大阪
新大阪17:40−(146A・のぞみ146号)→20:16東京

 さて、東京へどうやって戻ろうかと考えたのですが、さほどいい案がありません。その日のうちに東京へ帰るとして、実家をあんまり朝早く出るというわけにもいきませんから、徳島からフェリーで和歌山、和歌山線と桜井線経由というのは全くのアイデア倒れ、高松から直島経由で宇野、というのも、高松−直島の航路の時間が合わず、これも断念。同様に、小豆島経由もうまくいかず、高松−神戸のフェリーもちょっと、という感じなので、とりあえずおとなしく岡山に出ることにしました。それでも、岡山電気軌道水島臨海鉄道くらいは乗って帰ろうか、という魂胆です。
 この日の”しおかぜ14号”は、旧盆輸送で全編成岡山行。上りだけに車内は結構空いていましたが、折り返しを待つ人で岡山駅のホームは結構な列になっていました。
 改良工事の続く岡山駅で、橋上の改札口から地下へ潜って、岡山電気軌道の岡山駅前電停へ。東山本線(東山線)の8201号と、清輝橋線の7701号がちょうど止まっていました。特に考えずにまずは東山線の8201号に乗車。乗ってから気づきましたが、この8201号、風鈴電車になってました。
 乗ったときはほぼ満席だった客席ですが、後楽園最寄りの城下電停で半分以上が下車。その後も乗客は減り続け、なんか乗客が減るとふらふら船みたいに揺れるなあと感じながら、終点の東山電停に着いたときには、残った乗客は私ともう1人になってました。
 奥にいた7102号に乗り換えてすぐに折り返し。県庁通りだったか城下だったかで、MOMOとすれ違い、清輝橋線に乗り換えるために電車乗換券をもらって、柳川で下車。で、やってきた電車が7701号で、ちょうど清輝橋まで1往復して、また柳川まで来たタイミングだったようです。
 清輝橋線も、終点に近づくにつれどんどん乗客が減っていくのですが、次、終点と思ったところで、「東中央町」とのアナウンスが。あれ?と思い、車内に貼られた路線図見ましたが、そんな電停載ってません。帰宅後調べると、2007.08.02に開業したばかりだったようです。終点の清輝橋で折り返し。同じ車両で岡山駅前へ。”しおかぜ”車内で、まあ、1時間あれば両線ともに乗車できるかな、と思っていたので、その点は予想通りでしたが、13:53発の福山行サンライナーには間に合いませんでした。なので、ついでのことにしばらく待って、東山から戻ってきたMOMOを撮影。
 14:23発のサンライナーで倉敷へ。三菱自工前行は15:06なので、時間は余裕があったのですが、少し歩いて倉敷市へ。ちょうど、先発の水島行が停車しています。あんまり深く考えずにまあ、行けるところまで、と、乗車。
 車内はまあそこそこの乗車です。それにしてもスピードが出ません。しばらく山陽本線に沿って走り、南へ曲がって球場前。ここで降りたおばさんの日傘が風で飛んで、発車したばかりの列車が巻き込みそうになって停車する、という一幕のあと、高架線に上り、西富井へ。並行する高架は線路が撤去されていますが、それにしても交換のための有効長は貨物列車対応だけに長く、短いホームと好対照です。いったん地平に降りてからまた高架へ。住宅地を進み、乗客が減ってきて、住宅も減ったかな、というところで、この列車の終点、水島到着。
 ここで、次の列車に乗ればいいや、と思っていたのですが、なんとその次の列車は三菱自工前からやって来る上りと交換で、それだと三菱自工前で30分以上待つハメになります。それはそれで別に東京帰着が少し遅くなるだけなのですが、待つのも馬鹿馬鹿しいので、暑い中ではありますが、どうせ1kmちょいだし(営業キロは1.2km)、迷っても1本後の列車には間に合うだろうから、と、水島から高架に沿って三菱自工前まで歩いてみることにしました。
 歩き出してすぐ、タクシーが前方からやって来たのをやり過ごしてしまい、しまった、乗ればよかった、とも思ったのですが、高架沿いにほとんど迷わずに約10分歩いて、高架線が降りてきたところの工場の前に、何か屋根が見えるな、と思ったところが三菱自工前でした。
 まだ発車まで5分以上ありますが、すでに先客が3名待っており、こんな工場しかないところなのに、どこから来たのか、とも思いましたが、まあそれはお互い様でしょうか。もっとも、そのうちの1名は連れを車で送ってきていただけらしく、すぐにいなくなってしまいました。それにしても見事に何もなく、線路はまだ先に続いており、その倉敷貨物ターミナル方向には、ディーゼルカーらしき姿も望めますが、駅前には工場があるだけで、自動販売機も見当たらず、これには水島駅で何か飲み物を買ってくればよかった、とさすがに後悔しました。
 やがて、倉敷貨物ターミナル方向からディーゼルカーがやって来て乗車、すぐに発車して、高架に上りながらカーブするともう水島。ここで下り列車とすれ違い。その後も特に何ということはなく、倉敷市から倉敷へ急いで、16:03発の上りサンライナーに(実際は1分遅れてましたが、それを勘案しても)余裕で間に合いました。
 ちなみに、13:53岡山発のサンライナーに乗車していた場合、

岡山13:53−(3739M・快速・サンライナー)→14:05倉敷
倉敷市14:16−(39)→14:42三菱自工前
三菱自工前14:55−(46)→15:21倉敷市
倉敷15:31−(3744M・快速・サンライナー)→15:45岡山

となっていたはずなので、岡山からの所要時間はまあ同じ、水島−三菱自工前の間を歩いた甲斐があったというものです。
 岡山からは”ひかりレールスター”に乗車、新大阪で”のぞみ”に乗り継いで帰宅。完全に日が落ちたのは豊橋を過ぎてから、だったでしょうか。これで岡山県内の未乗区間は、井原鉄道全線と、山陽本線の倉敷以西となりましたから、まずまず有益な1日でした。
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