2001年12月例会(3クラブ(千亀利S・東住吉S・サーフ・スキッパーズ合同納竿大会)結果
年 月 日 
平成13年12月9日(日曜日)
場 所 
岸和田〜有田川まで
参加者 
怪鳥、お湯、タケちゃん、SSのM、おが、るいるい、かりちゃん、りき
他魚は釣れましたが・・・ 
お湯 

いよいよ、本年度最後の例会である。今年は“激釣”新入会員の皆様のお陰で、飛躍的に魚拓申請ものび、例会参加者も多く、楽しい年であった。最後を飾る納会は、今年からの試みとして、千亀利サーフさん、東住吉サーフさんとの合同納会となった。
対象魚は、カレイ・アイナメを含む全日本サーフ対象魚2尾長寸、いつもなら、スズキ・エソは他魚の部なのだが、今回は違う。
となると、この時期必ず釣れる場所、スズキ・ハネ・セイゴの濃い場所、りんくうタウンを外すわけにはいかないだろう。まして、今年はカレイが絶好調!全カレイでも、正門氏と私が30オーバーを釣り上げているし、最近では景気よく40オーバーも出て、近年稀に見る釣果が続いている。こりゃ、上位入賞間違いなし!!と勇んで釣り場に向かったのである。
この時期のりんくうは、北西風が強いときは海が荒れて釣りにならないことが多いが、当日は凪で、釣り座の確保が出きれば必釣間違いなし、と思われた。
だが・・・・。

当日はあいにく、私は仕事であった。午前0時の釣開始なのだが、仕事でUSJに行かねばならず、釣り場には、ギリギリセーフで滑り込んだ。
マイポイントの北側の角には、既に他のクラブの方々が竿を出されている(40オーバーのカレイが釣れたようだ)。南側の角に陣取り、そそくさと、竿を4本用意する。
北から、かりちゃん・おがさん・りきさん・るいるいさん・私の順番に並び、竿をだす。両隣には、千亀利サーフのH氏とお仲間も来られた。なんと真夜中の0時で釣り場は満員。竿がズラーっと並ぶ壮観な眺めである。
1時ごろ、怪鳥から携帯が入る。会長は千亀利のH会長と同行で、和歌山に行っている。寝ているとばかり思っていたが、こんなに早く携帯が鳴るとは・・・もしや・・・弾んだ声で「やったぞ!チヌや、チヌのAランクが釣れたで。」・・・えっ?マジ?ウソやろ?・・・でも、芝居にしては上手過ぎる。
幸先の悪いスタートである。いつもなら「アカンで、アタリもないわ!」って言うのが定番なのだが(スイマセン)今日は、何かおかしい、不吉な予感がする・・・。
会長が先にランク魚を釣る+余裕の高笑い=自慢話(例会優勝)の最悪パターンは避けたいものであるが、会長の高笑いが耳から離れず、集中できない。と、横の千亀利サーフの方が、50オーバーのスズキを釣る。こりゃ、益々悪いパターンにはまって来た。


しかし、日ごろ“釣道”に精進してきた私を神様・仏様が見放すはずがない。2:00頃竿先を揺さぶる激震が訪れた。合わせると竿に獲物の重みが乗る。隣の方に一度はタモ入れを頼んだが、セイゴクラスだとかっこ悪いので(わざわざテトラを降りてもらうのは申し訳ない)竿を持ってもらい、自らテトラを下っていった。おっ!!そこには銀ピカの美しいスズキ様が魚体をくねらせて泳いでくる。一発でタモ入れをし、上にもってあがる。計ると60センチをチョイ切るサイズ。やりましたでー!すかさず、携帯で会長に連絡する。逆に、プレッシャーを味わってもらおうじゃあーりませんか。ヒッヒッヒ!。
しかし無情にも「留守番電話センターに・・・・」接続されてしまった。

でも「これで、カレイは確実やし、上位入賞間違いなしや!」と1人ほくそえむ私であった。後は、相棒のみ。しかもここは、好調のりんくうタウン。夜明けとともに、爆釣が始まるであろう。余裕で打ち返しを続ける。
夜明け前の5:00頃、またもや竿に激震が来た。竿尻が浮き、シーソー状態になっている。「よっしゃあ!!」合わせを入れて、巻き上げる。心地よい大物の重みが竿に乗る。今回はタモ入れを頼み、魚の引きを味わう。時々「ずっしり」とした締め込みがある、釣り師にとって至福の時である。上げてもらって驚いた。スズキとばかり思っていたが、チヌ、それもいぶし銀のマチヌである。Cランクはある。りんくうでこんなのが釣れるとは、驚きである。
すかさず、携帯で会長に連絡する。今度は、繋がった。「釣れましたよ、スズキの60と、マチヌのCランクですわ。」喜びを押し隠し、気持ちと裏腹に淡々と釣果を伝える。「ふーん、良かったやん。」冷静を装ってはいるが、明らかに「クヤシイッ!」て感じであった。
あとは、カレイちゃん・アイナメちゃんが食いつくのを待つのみである。

夜が明け、続々と釣り人がやってくる。カレイ好調のニュースが知れ渡っているのであろう。潮は緩やかに流れている。左隣の千亀利の方が、カレイを釣り上げた。25センチくらいの旨そうなマコガレイである。時合い到来か、マシンガンキャストを繰り返す。所要で、遅れてきたSSのM氏も加わり、4本の竿を投げては巻き、投げては巻きを繰り返す。例年なら12月に入るとエサ取りも少なくなるのだが、今年はやけにフグが多い。マムシ・コガネ・青イソメと用意してきたが、生エサは直ぐになくなる。秘伝の塩マムシに換えるといくらかマシにはなるが、エサ取りの猛攻は続く。
怪鳥から電話「カレイ釣れたで!」聞くとみさき公園に転進し、カレイを釣り上げたようだ。サイズは大きくないものの、これで審査資格獲得。怪鳥は、またしても余裕の高笑いである。
そうなると、あせってくる。隣で釣れた後、かなり時間が経つが、周りではカレイのカの字もない。るいるい氏がベラの良型を釣っているくらいか。「こんなはずでは・・・。」と思いながらも、キャストを繰り返す。道糸を2号にし、遠投で攻めたり、逆に10号でテトラ際を攻めたり、小鈎に替えてクジメでも、とあの手、この手で攻めるが釣果はない。
12:00審査なので、遅くても11:00には竿を収めないといけない。刻々と時間が過ぎていく。しかし、本命の魚信はない。粘りに粘ったが、結局カレイちゃん・アイナメちゃんの姿は見えず、無念の納竿となった。納竿前にM氏が釣り上げた47センチの大チヌ(真っ昼間に)が最後の見せ場となった。

審査会場に行くと、満面の笑みで会長が迎えてくれた。成績発表では、怪鳥1人が上位に食い込んだだけで、スキッパーズには残念な納会になってしまった。私にはその後「カレイ・アイナメを含む」と言う審査基準がトラウマになってしまったのは言うまでもない。
「取らぬ狸の皮算用」という格言がピッタリと当てはまってしまった納会であった。

プロサーフ425BX−T パワーエアロGT4000
ナイロン3号&PE2号 改良名古屋天秤+30号
<スズキ>ハリス8号(シーガー) 丸セイゴ18号 
<カレイ>ハリス5号(シーガー黒)カレイ鈎14号
マムシ・コガネ・青イソメ
スズキ 61,4cm、クロダイ 47,2cm(拓寸)

順位
参加者
魚名
実寸
釣り場
ポイント
順位点
大物点
参加点
1
お湯
スズキ 59.9 りんくうタウン 60 20 20 100 200
2
SSのM
クロダイ 46.6 りんくうタウン 47 10 40 100 197
3
怪鳥
クロダイ 31.2 海南・みさき公園裏 32 5 10 100 147
4
るいるい
ベラ 23.2 りんくうタウン 24 0 0 100 124
5
りき
カサゴ 21.0 りんくうタウン 21 0 0 100 121
6
かりちゃん
カサゴ 18.0 りんくうタウン 18 0 0 100 118
タケちゃん
0 0 0 100 100
おが
0 0 0 100 100