中五島への小旅行 投げ釣り付き  長文8,600文字(^^);
りき 

仕事のついでに…

以前から福岡の知人のK氏に釣りを誘われていました。本来彼は磯釣り師なのですが近場での波止釣り等もよくされるようです。しかし、なかなか都合があわず実現には至っていませんでした。
そんな中、福岡での仕事が入り、それに併せて釣行できそうになり密かに(?)計画を練っていました。せっかく行くならちょっと足を伸ばしたいものです。そこで是非とも一度は行きたいと思っていた五島に行くことにしました。水深があり地磯もある五島なら二人揃って釣りができるでしょう。
早速、ネットや観光協会への手紙等で情報を仕入れるとともに、交通関係や宅配などの状況を調べます。時期的には若干早いかもしれませんが、お魚の宝庫だから何か釣れるでしょう。キスはあきらめ、とりあえずマダイあたりに狙いを定めてみたのでした(あくまで定めるのは自由なのです)。

フェリー太古

夕刻、仕事が終わりK氏宅へ向かいます。釣りの格好に着替え、スーツや靴をバッグに詰め込み近くの宅配センターへ。ここにはあらかじめ送っておいたロッドやタックルケース、それにエサ屋さんからの荷物がセンター留めで届いています。荷物を送ると共にそれらを無事受け取りました。いよいよK氏の車で博多フェリーターミナルを目指します。

博多発五島行きのフェリー「太古」は深夜零時過ぎに出航します。でも、9時過ぎには乗船手続きが始まり乗り込むことができるのです。コンビニでビールや食料を買い込み9時半には早々と船上の人となりました。
平日と言うこともあり人影はまばらなようです。我々はフィッシャーマンズルームという少し小ぶりの2等船室に入りました。一般の船室は出航後消灯されるらしいのです。ところが、釣人は興奮してなかなか寝ず、いつまでもおしゃべりしますよね。それから一般客を保護するための措置でしょうかね(^^);。
しかし、それを逆手にとり、食事を済ませた我々は11時頃部屋の電気を落としました。強制的に消灯するまでは強制的に点灯されている一般室より寝る環境が整っていたのです\(^^)/。夜明けには目的地中五島です。結局フィッシャーマンズルームは我々ともう一人という密度の低さの中、博多港を出港したのでした。

背中が痛くてなかなか寝付けません。エンジン音も結構なもんです。それでも少しは寝たでしょうか。午前4時、最初の寄港地宇久島の案内で目が覚めました。この後5時に小値賀(おじか)島を経由し、午前6時目的地である中通島「青方港」に入る予定です。同部屋の釣り人は宇久で降りられたようです。
「青方」では20〜30名は下船したでしょうか。それぞれ迎えの車やバスで三々五々ターミナルを離れていかれます。我々は予約していたレンタカー(ワゴンR)が置いてあるのを確認し荷物を移動させます。窓には夜露が付いており、どうやら昨晩置いてくれていたようです。しかし、ある意味のどかなものですね。

エサ屋が開いてない?!

早速エンジンをかけ、K氏のエサを購入すべく有川のFP前田を目指します。有川まではほんの数キロ。道もきれいに整備されていて快適です。
有川に近づきK氏がエサ屋に電話をします。ようやく出た相手は8:30からの営業だという返事が…。まだ6:30、
2時間もあるじゃないですか。予定では若松島へ行くつもりでしたが、仕方なく有川港で竿を出すことにしました。とりあえずK氏に虫餌を使ってもらう事にします。
大波止がありますがそこは外海に面しており非常に高くなっています。しかもテトラが乱雑に積んであるので危なそうです。それにずいぶん歩かなければなりません。寝不足で多少お疲れの我々はフェリー乗り場に続く新しい埋め立て地の車横付け岸壁で準備に取りかかりました。しかし、いい天気です。風もないし寒くもありません。やはり雨や風があると少しやる気が下がりますもんね。

アラカブってガシラの事ね

2本の竿にマムシとチロリを付けコーナーから軽く投げ込みます。今回は1本鈎仕掛けオンリー。だって狙いはあくまでマダイに定めたんですからね。
すぐに穂先を揺らせる当たりがあります。軽く合わせるとイソベラがくっついてました。どうもシモリがあるらしく時々根掛かりします。少し鋭く当たって合わせると25cmほどのガシラ。今回はランク以外リリースと心に決めておりましたが、なかなか美味そうなので思わずキープしてしまいます。K氏が九州じゃアラカブって呼ぶと教えてくれます。グレはクロ、クエはアラだそうです。でも、チヌはチヌで通るみたいですね。

その後、イソベラが数度、アラカブがもう1尾きますが、本命は姿を見せません。まあ、本命は若松で会うからいいよ、と言う心境かな、ウソ(~~ゞ。
釣具屋さんの開店時間になり、K氏はオキアミやコマセ用のぬかなどを大量に仕入れてきました。ミズイカ(アオリイカ)がよく釣れているらしく、餌木とロッドを貸してくれたそうです。あわよくばイカも釣ってしまおうと彼は意欲満々です。
 8:30、K氏の提案で撤収し若松へ行くことにしました。

魚はどこじゃ〜!

 再度、青方の町を通過し今里、道土井、笛吹などを眺めながら若松島を目指します。この辺りは陸地が大きく切れ込み入江が形成されています。その為、何処も釣り場として一級ポイント。例年シーズンには尺ギスや大型のマダイ、チヌなど多くの魚種を求めてキャスターが訪れます。
 中通島と若松島は若松瀬戸を挟み独立した島ですが、若松大橋により陸路が確保されています。更にその先の日島とも橋で繋がっています。今回はそこまで行きませんでしたが、あちこち好ポイントがあるんでしょうなー。

 橋を渡り若松港に入りました。ここでは昼から竿を出す予定で、そのまま通過。キスの日本記録ポイントの間伏に行きます。今回はあくまでマダイに狙いを定めた(しつこい)ので、次のための偵察です。運動公園前には数人の釣り人がいますが、皆さんどうやらイカ狙いのようです。一人の老人に「キスはいませんかね〜?」と声をかけてみます。「キスはおらんと。毎年関西や中部の方から来る人おるばってん、あんまり釣れとらんばい」と気のない返事です。ホントは釣れているのに知らないのかな〜。「イカは釣れましたか」「1.5k位のが1杯じゃ」嬉しそうに笑ってました。
 と言うわけで間伏を後にします。とりあえず入江の口に向かいどんどん車を走らせます。ここの入江はかなり深く(数キロ)なっていますが、巾はたいしてありません。こんな奥まで良型キスが入ってくるなんて、わからないもんですね。

 榊の浦郷を越えて道路のほぼ終点、月の浦まできました。いかにも釣れそうな大波止が突き出しています。根本のところに老夫婦らしき地元の方が釣りをされています。車を降りて話してみます。「何釣ってんですか?」「アラカブやアジじゃけどな」。バケツの中にはイソベラの小さいのが1尾入ってるだけです。そうだ、さっき釣ったアラカブをあげよう。「これどうぞ」「どうもありがとう。どっから来なすったか?」「福岡と大阪です」などと話します。お礼の印に今まで見たことのない炭酸飲料をいただきました。オロナミンCのような味でした。(方言は定かではありません、あしからず)
 この波止の廻りはかなり深そうです。一部赤潮が発生していました。水がとてもきれいなだけに、ちょっと残念でした。
先端から広角に4本の竿を投げ分けます。有川と違いここは少し風が出ています。着水後すかさず糸ふけをとり、そのままにしておくとスルスルと糸が出ていきます。止まるまで10数mは出て行きます。やはり相当水深があるようですね。
ところが、当たりが全くありません。上げた仕掛けにはマムシがそのまんま付いています。K氏は浮子を付けて探ってますが、時々イソベラが釣れるだけ。木っ端グレすら相手してくれないようです。曰く、あまりに深すぎるそうです(^^);。
結局お昼過ぎまで粘りましたが魚の気配ゼロ、お腹も空いてきたので一旦納竿し、食事後若松で再開することにします。

民宿えび屋のウニ丼にありつけず(;_;)

来た道を延々帰ります。運動公園下にはすでに人影はありません。あまり調子よくなかったのかな…。
昼からは若松港でやることを決めていましたが、事前に神部の民宿の食事が美味しいと情報得ていたので向かってみます。ただ、予約していないので一抹の不安はありましたが…。
海岸線を回り込むと神部の入江が見えてきます。ちょうど対岸に潮通しの良さそうなところが見えます。飯食った後あそこでやってもいいな。と話しながら到着したのはえび屋さん。前の駐車場に大きなバスが止まっており嫌な予感が。玄関を入って「お昼ご飯いただけますか」と尋ねます。「ちょっと団体さんが入ってて、手が回らないんです」やっぱり…(T.T)。食べられないと思うとなおさらウニ丼が恋しくなります。でも、仕方ないわなぁ〜。次回は予約して泊まってそいつを食ってやろう。もう一度来なければならない理由がひとつ増えました(o^^o)。
仕方なく若松港のほうへ向かいます。青方や有川に比べるとず〜っと小さい町ですからなかなかお食事処が見つかりません。結局フェリー乗り場を少し越えたところで喫茶店を見つけ、焼きそばセット600円を食べました。

その後、ビールや夜の食料を仕入れ、次の若松港のポイントへ向かいます。ここでは先に狙いを定めたマダイ(もういいっちゅうの)やカワハギが来ればいいなぁ、と期待に胸を膨らませます。とは言うものの、さっき寄ったスーパーにあったキビナゴ1パックをちゃっかり仕入れ、あわよくばマゴチなぞ釣ってやろうと。これが敗因を作る元ですね(~~ゞ。
先にある地磯の方へK氏を降ろし、自分はズボラポイントに釣り座を構えます。後ろに大きな鯉のぼりがたなびいています。五島ではたくさんの鯉のぼりと竪幟を立てるんですね。最初は何人かが共同で上げているのかと思ったんですが、どうやら個人宅のようで男の子2人で10尾程度空を泳いでいます。そういう風景があちらこちらに。やっぱりのどかでいいなぁ。

やっぱり釣れないぞ??

 4本の竿を思い切り広角に投げ分けます。うち1本は孫鈎仕掛けにキビナゴを付けて放り込みます。干潮から込み潮に変わってるはずですが、潮はあまり動いていません。そういえば、今日潮目を見たのは最初の有川だけだったぞ。きれいな潮目が港内にずーっと入ってきてくれないかな〜。
 それでも月の浦とは違って時々当たりはあります。しかし、そいつの正体はほとんどイソベラ。それも26〜7cmの良型なんで締め込みもありドキッとしますが、だんだん慣れてくると、あ〜、またかって気持ちになりますね。イカナゴ餌には一度だけ30cmに満たないエソが食いついていましたが、それっきり。写真にもあるカラフルなトラギスが2度、チャリコ20cm以下が一度来ただけに終わりました。浮子釣りの方もさっぱりのようで、K氏は歩いて戻ってきました。

 そのうち風がだんだんと強まってきました。鯉のぼりは時折真横に吹けています。時刻は4時前。K氏は今宵通しでやる予定の浜の浦に移動しようと提案します。こちらも少し諦めモードだし、明るい内に浜の浦のポイント見ておく方がよいだろうと思い、撤収を決めました。まぁ、初めてのことやし、このくらいにしといたるわ〜(^^ゞ。

大きなクロが泳いでる〜!
 若松大橋を渡り再び中通島へ入ります。来た道を戻り道土井の入り江横から側道へ入りそのまま浜の浦へ進みました。
大波止の沖合に巨大な建造物(一応浮かんでいる船なんですが…)。これが世界初の海上国家石油備蓄基地です。ここには国内消費量の6日分にあたる340万キロリットルもの石油が備蓄されているそうです(@_@)。

 大波止の根元に車を止めて波止を偵察します。釣り人は一人もいません。沖向きは1mほど高くなっていますがテトラもなく取り込みは難しくなさそうです。その時K氏が何か叫び色めきだっています。なんと50cmクラスのクロ(グレ)が数十匹の群れをなして悠然と泳いでいるではありませんか。「最初からここに来ればよかった」って無理なことを…。今初めてわかったんだもんね。今から釣りゃあいいでしょうが(゚ε゚;)。

 とりあえず大急ぎで準備にかからなきゃ。波止にバックで慎重に車を乗り入れます。途中で荷物を下ろし釣り座まで運びます。あまり消費していない餌をたっぷりと付け外向きと波止延長方向に投げ込みます。すぐに着底。意外なことにあまり水深はないようです。
 先ほどまであった風は全くありません。気温は高く汗ばんできます。
 またしても当たりのないまま日没。宿も取ってないのでこのまま通し釣りです。考えてみれば昨夜フェリー内でうつらうつらしたけど、実際寝たのは3時間程度でしょうか。仕事ならとっくにダウンですが釣りは続けられるものですね〜。ほんまアホちゃうか(~~ゞ。

 あまりの暇にコーヒーを沸かしたりラーメンを作ったり。時々仕掛けを上げても餌はそのままです。良型グレはどうなったのかなとK氏に尋ねると、撒き餌の音でどっか行ってもたとか、んなアホな(^^);。
 満潮付近の時合(?)も滞りなく過ぎ、平穏なトキだけが流れていきます。一体全体どうなっているんだろう??。潮が悪いのか時期が早いのか、はたまたポイントに届いてないのか腕が悪いのか。考えても考えても理由がわかりません。深夜日付が変わっても変化はありません。既に20時間くらい起きています。しかしこのまんまじゃ眠れない。せっかく五島まで来てるのだから頑張らなくては。
 風がなくずいぶん助かっていますが、それでもだんだん寒くなってきます。防寒服を引っ張り出し着込みます。グレ釣り師のK氏は休憩と称し、既に夢の中です。しばらく続けますが、ついに睡魔に襲われ、やむなく車に逃げ込みました。少し仮眠し朝マヅメに最後の勝負をかけようっと…zz。

ようやく大物が

 2時間ほど寝たでしょうか。時間は4時を回っています。K氏を起こさないようにそっと外へ出ます。少しの仮眠でもかなり楽になっています。端から順に竿を上げますが魚など付いているはずもありません。ところが、今まで残っていた餌がきれいになくなっています。ユムシもほんの少し付いているだけ。少し状況が変わってきたのかな。
 気を取り直し投げ返します。星がメッチャきれいです。波止に外灯があるので数はそれほどでもないですが、少し暗いところにいくとすごい数の星が現れそうです。

 東の空がうっすら明るくなりかけてきました。K氏も起き出して浮子を流しています。予定では9時頃納竿。朝マヅメのラストスパートです。
 その時右方向に投げていた竿先にコツンコツンと当たりがあります。明らかに今までのものと違います。手で少しラインを送ってやるとまた当たりが。次の瞬間にドラグがジジ〜と出ました。やっぱり魚だ。K氏に「当たってますねん」と知らせ上に登ります。ドラグを締め竿を前に倒し糸ふけを取ってから竿をグッと立てました。竿がきれいに曲がり魚が乗ったようです。リールを巻くとそこそこの重みと締め込みがあります。その後ふっと軽くなりバレたかなと思いながら巻くとまた締め込みます。慎重に巻き力糸まで来たとき銀色の魚体が現れました。チヌです。K氏に玉網を頼むと「エ〜、すくうの?」「じゃあ、抜きます。やっぱ止めます、すくって下さい。」
 一発で玉網に収まったそいつは縦縞のあるきれいな乗っ込みチヌでした。メジャーを当てると意外と大きく45cmほどでした。「やっ、やったあ〜(^^)v」

 五島に来てなんとか格好が付いた形です。頑張ってもう1尾釣ってやろう。打ち返す手に力が入ります。完全に明るくなってモーニングコ〜ヒ〜を立てていると、竿先が踊りニューパワーエアロのドラグがうなりを上げました。「あっ、当たりや!」あわてて竿をとり大きく合わせを入れます。グンと乗ってすごい締め込みです。一瞬和歌山のあの時を思い出しました。上に上がるためにK氏に竿を預けます。その間もガンガン引いています。竿を受け取り巻きにかかりますが途中で根に入られたのか全く巻けなくなりました。仕方なくドラグをフリーにして糸をたるませ放置します。しばらくして巻き始めると幸いなことにじわじわ寄ってきます。強烈な締め込みをかわして巻きます。天秤の先に見えたのは???でかいエイじゃないですか?!なんじゃこら〜。腹立たしいような情けないような。「すくいますか?」「いやいいです。抜きますから」しかし、抜こうと思っても重くて抜けません。「や、やっぱりすくって下さい」
 気色悪い人面エイ、仕掛けを切り海にお帰りいただきました。それにしてもどきどきさせやがって(^^);。

 その後同様の当たりが再度。同じように合わせて巻きましたが、これは途中でばれてしまいました。ひょっとしたら他の魚かも。いいえ絶対エイです。そうに違いありません。
 先ほどのチヌの魚拓を取ります。ちゃんと魚拓セットを持ってきていたのですね〜。備えあればなんとかと。もう少しで無用の長物になるところだった(^^);。拓寸46オーバー、Cランクです。初めての五島としては満足な結果だったとしておこう。

五島うどん

 9時、かなり暑くなってきたので予定通り納竿です。荷物を大阪に送るために着替えをします。あれ?入れたはずのTシャツがない。しっかり忘れてきています。ず〜っと着ていたTシャツは他人に迷惑ですよね。しかも、長崎から飛行機で帰阪するのにぃ…。青方の町で買わなければ。釣具屋さんで借りていたロッドを返すために有川へ向かいます。K氏は青方からフェリー。私は鯛ノ浦にレンタカーを乗り捨てそこから長崎まで高速船。つまり有川の釣具屋へ行った後K氏を青方へ送り、また有川経由で鯛ノ浦へ。Tシャツと板氷を仕入れ宅配便の段取りを済ませます。しかし、すべての荷物を送ると5500円(@_@)。便利ではありますがちょっときついですね。

 段取りが済んで一安心。朝ご飯を食べていないのでお腹が空きます。途中にあったうどん屋に入ります。五島名物アゴだし手延べうどん。アゴとはトビウオのことで、トビウオで出汁を取った美味しいうどんです。ちなみに6食ほどお土産に買い込みました。このお店、いっぱい有名人の色紙があり、知ったタレントも多く訪問しているようでした。

長崎までの船旅

 K氏を青方フェリーターミナルに送った後、長崎港行き高速船の発着港の鯛ノ浦を目指します。レンタカーはそこの駐車場に鍵を付けたまま置いていくだけでよいとのこと。ほんと簡便というか何ともないもんなんですねー。もっとも盗難があっても島内で乗っていたらすぐにばれるだろうし、外に行くにも必ずフェリーを使わなければならないからすぐに足がつきますわな。
 鯛ノ浦からは五島産業汽船を利用しますが、なんと翌日に新築発着ターミナルオープンのようでした。次に利用するときは新しいターミナルからとなりますね。

鯛ノ浦から長崎港まで約90分。時速60キロ超でぶっ飛ばします。さすがに途中1時間くらいは寝てしまったようで、気が付いたら左手に九州本土(というか長崎なんですけどね)を見ながら航行しています。まもなく長崎港湾内に滑り込むところで大きな豪華客船と遭遇しました。よく見ると新造船のようで小さなタグボートが一生懸命引っ張っていました。ネットで調べてみると世界最大級の客船「サファイア・プリンセス」113,000tで仕上げ工事のため他の工場から長崎港の三菱造船へ移動しているところのようでした。

空路一気に大阪へ

程なく長崎港大波止(と言う地名です)ターミナルへ到着。行きのフェリー6時間に比べあっという間の船旅でした。
徒歩で数分のバス停(その名も大波止)まで行き、そこから空港リムジンに乗り込みます。バス停で向かいに大きな釣具屋があることに気が付きました。時間があったら覗きたかったんですが、数分後にバスが来るというので断念です。色々珍しいものがあったかもしれないなぁ…。

空港までバスで50分ほど。途中高速は渋滞もなくバスも空いていたので快適でした。なお、料金は800円です。長崎空港からジェットで1時間半もすると大阪です。ついに五島遠征も完結です。空港で長崎名物カステ〜ラを購入し、薩摩揚げを当てに生ビールで一人祝杯(なんの祝杯?)。
ジェットにはなんと大阪の小学生の修学旅行団体が(^^);。私達の時は伊勢と相場が決まっていたのになぁ。時代は変わったと言うかゴージャスと言うか…、お父さん達も一生懸命稼がなくちゃなりませんね(^^);。

 18:30無事伊丹空港に着陸。ほっと一安心。よく考えれば飛行機は数年ぶりでした。空港バスで渋滞の阪神高速を通り梅田へ。そこからタクシーで帰路につきました。その夜は心地よい疲労感でぐっすり寝ることができました。
 五島、やっぱり想像通りいいところでした。近いうちに必ずも一度訪れよう、きっと…。

釣行データ

釣果:チヌ 46.2cm(拓寸)