三重県梶賀の投げ釣り
年 月 日 
 平成14年7月6日(土曜日)若
場 所 
 三重県梶賀の波止

三重県梶賀の真鯛
りき 
台風の余波を避けて金曜晩から紀東の梶賀(かじか)へ釣行しました。ここは賀田湾にある小さな入り江で波の心配はなさそうです。
出発時は雨も降らず穏やかな天候。自宅から冷凍イワシ、サワムラでチロリ1,500円を仕入れ、一路紀東へ…。

途中、新伯母峰トンネルくらいからすさまじい雨が降ってきます。さすが、日本一雨の多い大台ヶ原周辺ですね。雨は賀田まで続きます。
梶賀にはいるとウソのように雨も上がり、入り江の奥深く一番先まで回り込みます。波止にはアオリ狙いの釣り師が1人。あんな雨にも関わらず好きな人はいるんですね(自分もそうかな)(^^ゝ。

すぐに滋賀からの友人も到着。彼はヤエンでアオリ狙いです。小場所なんで、竿は3本とします。チロリを大きくつけフルスウィング、強烈な向かい風で飛びません。それでも、なんとかすべてセット。ドラグを緩めて当たりを待ちます。えさ取りは少ないみたいです。
アオリは夜明け前かららしく、友人はゆっくり準備しています。先客はテントを張って睡眠モード。
雲の切れ間から星が少し出ていますが雲の流れは相当なもんです。やはり、台風の影響でしょうか。

しばらくして澪筋に投げていた竿が突然ドラグを鳴らします。と同時に竿尻が上がり竿の角度か変わりました。落ち着いてしばらく様子を見ます。竿を持って大あわせ。スカ〜ッ…。鈎に乗りませんでした。何だったんかなー。
さらに数時間、星はすっかり消えて一面の曇天です。今度は友人と雑談しているとき、やはり澪筋に放っておいた竿に同様の変化が。今度は友人に見られながら慎重に合わせます。竿が曲がります。今度は乗ったようです。時々グイグイと締め込みます。いい気持ちだー(^^)。水面を割ったのはマダイ!。充分抜けそうですが、友人が玉網を持って待機しているので厚意に甘えます(^^;)。サイズは30を少し超えた「こぶり」のマダイ。でもすごくきれいですね。

4時過ぎからは友人のアジ泳がせに頻繁にイカが当たります。でも、ヤエンを入れてもなかなか掛かりません。
こちらの竿は音沙汰無し。良型キス狙いの小さい目の鈎にも当たりません。時々ヒメジが大きな鈎をくわえて上がって来るのみ。

夜が明けると雨が降ってきました。餌をイワシに変えてマゴヒラ狙い。当たりもなく餌はなくなります。これって水中で外れているのかなー?
ラストスパートで活きアジをもらい投げます。さすがに餌持ちはいいんですが、脳天をイカにやられます。投げ釣りでヤエン入れたろかいな(^^;)。

最後の一投に待望の当たり。ドラクを勢いよく引っ張ります。緊張の一瞬。じーっと食い込みを待ちます。その間もジジージジーとラインを持っていきます。期待に胸が膨らみます。ギャラリー2名の前で大あわせ。瞬間に竿が満月に曲がります。のっ、乗ったぁー!。かなりの重量感。途中からふっと軽くなりますが、これってヒラメ特有??最後の締め込みもなく(?)水面を割ったそいつは・・・・。なんじゃこりゃ??メッチャ気色悪い奴。ベージュの体に黒い編み目が。靱?違ったウツボではないですか。待機していた玉網を断り、波止上にブリあげます。その瞬間に口からイワシやアジを吐き出しました。こいつが餌を取っていやがったんだ。

どう猛な口をこちらに向けて威嚇します。鈎が外せない。吐いたアジに食いついたりしています。なんちゅうやっちゃ?!。やむを得ずスパイクで頭を踏みつけナイフで締めます。締めすぎて頭が切れてしまった。まさに首の皮一枚で繋がっています。見るからにおぞましい…。それでもまだ食いつこうとしています。

結局マダイA1に終わりました。友人は1.5kg程度のアオリをゲット。2杯目が釣れればもらう予定でしたが、叶いませんでした(^^ゝ。
そこそこ水深もありなかなか雰囲気のあるポイントでした。ただ、天気が良ければイカ狙いの人で場所取りしんどいかも。波止は2〜3人が限度の短いものです。

帰りに賀田、古江、九鬼まで偵察に回りましたが、釣り人もいなくて、どこがポイントかも判りませんでした。
その後尾鷲から山越えで国道、林道を通り吉野へ回りましたが、このルートが大雨と落石で生きた心地しませんでした。やっぱ、遠回りでもちゃんとした国道を走るべきだ。でも、その分眠気はすっ飛んでドライブできましたけど…。

釣行データ

竿:スピンパワー405CX-T リール:パワーエアロ6000
ライン:PE5号 誘導天秤30号
 仕掛け:ハリス8号カレイ鈎17号、ハリス10号チヌ鈎8号孫鈎仕様
餌:チロリ1,500円、冷凍イワシ、活アジ
釣果:マダイ32.7cm