ウインオリアート



ウインオリアート
 黒鹿毛 2011.2.17

2013年5月撮影
ステイゴールド
 黒鹿毛 1994
サンデーサイレンス
  青鹿毛 1986
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ
  栗毛  1988
ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ ノーザンテースト
ロイヤルサッシュ
ゴールドフォイル(3勝)
 鹿毛 1999
ラムタラ
  栗毛 1992
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Snow Bride
Blushing Groom
Awaaslt
ディマイング
  鹿毛 1991
Seeking the Gold
Mr.Prospector
Con Game
Key to the Colony
Pleasant Colony
Key to the Saga
兄弟・近親
半姉 ギィルテッドフ レーム(2009 トワイニング)

近親 Cherokee Benji
近親 Roberto's Key
近親 Sir Beaufort
近親 Carolina North

未勝利

米10勝、Cavalier Cup S
米2勝、ミスグリロS(G3)2着、Providencia S3着
米10勝、サンタ アニタH(G1)、サン カルロスH(G2)、ネイティヴ ダイヴァーH(G3)
米7勝、ランブライターH(G2)4 着


 
近況
北 海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。現在は昼夜放牧を行っています。以前は集牧の際に放牧地からなかなか帰ってこないことがありましたが、最近 は素直に戻ってくれるようになってきました。他の馬を蹴ったり少しやんちゃな面もありますが、全体的にはとても素直で落ち着いており、まだステイゴールド の血が目覚め切ってきないようです。(7/13)

北 海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。引き続き昼夜放牧を行っています。同世代の他の馬達には疲れが出ている馬も少なくありませんが、この馬に関 しては元気一杯でもちろんバテることもありません。担当者も「体力があって、タフなタイプです」と評価しています。集牧の際は呼びかけに真っ先に反応し て、一番に放牧地から返ってくる姿が印象的です。以前までは落ち着きが見られていましたが、ここへ来てステイゴールドらしいピリッとしたところも見られる ようになってきました。 (8/10)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。昼夜放牧を行いながら、馴致も始めており、これまでにタオルパッティング(タオルでバサバサと音を立てな がら触れることに慣れさせる訓練)、胴締めを終了し、鞍付けを行っている最中です。性格は以前から変わらず素直なため、馴致も順調に進んでいます。初めて のことには戸惑いを見せることもありますが、数回やって慣れてしまえば、おとなしくこなせるタイプです。(9/14)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。9月18日にメイン厩舎への移動を完了、坂路コースのスクーリングを終えました。坂路調教を始める予定で したが、先週末6日(土)に右後脚を挫跖。パドック放牧にペースを落としましたが、歩様は改善傾向にあります。担当者は「ステイゴールド産駒にしては落ち 着きがあります。馬体は幅が薄くあまり目立ちませんが、飛節に伸びがあり、乗っていて推進力を感じます。能力を秘めていそうです」と話していました。今後 は脚元の様子を見て坂路調教を再開する予定です。(10/12)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。先月上旬に負った右後脚の挫跖は早期回復し、騎乗運動を再開。現在は坂路をキャンターにて1本とパドック 放牧を行っています。担当者は「挫跖の回復は早く、脚元はもう心配ありません。背中が柔らかく乗り味がいい馬で、坂路調教ではスピードと後半から伸びる脚 を兼ね備えているので将来が楽しみです」と話していました。(11/9)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。坂路をキャンターにて1本とパドック放牧を行っています。大きくない馬体の牝馬ですが、坂路ではしまいま でしっかりした動きを見せています。担当者は「性格は少しキツいところもありますが、動かせば気の悪さを見せることはなく素軽い動きをします。将来性を感 じる馬なので、順調に育っていってほしいです」と話していました。(12/14)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。坂路を1本〜2本のメニューで調整を進めています。調教を進めていくに従い、馬体は逞しく変化していま す。担当者は「馬体に筋肉が乗ってきたことにより、一時的に体のしなやかさが薄れてきた印象がありますが、逆に力強さが出てきました。素質は高そうです し、将来が楽しみな馬です」と話していました。なお、今月の馬体重は都合により測定できませんでした。(12月12日現在438キロ)(1/11)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。引き続き、坂路を1本〜2本のメニューで乗り込んでいますが、坂路を2本上がる日を増やしています。ま た、今後も徐々にピッチを上げていく予定です。担当者は「徐々に硬さが抜けて、本来の柔らかい動きに近づいてきました。能力は高い馬ですし、あとは精神的 に落ち着きが出て、無駄な力が抜けてくればさらにパフォーマンスを上げてくれると思います」と話していました。なお、馬体重は今月測定で424キロでし た。(1/25)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。坂路を1本〜2本のメニューで乗り込んでいます。調教での動き自体はしっかりしていますが、気持ちが前に 出過ぎているところがあり、首を巻き込む走法になってしまうことがあります。担当者は「もう少しリラックスしてゆったりと走れればいいのですが。普段の調 教から馬の後ろに入れるようにして、我慢させることを覚えさせているところです」と話していました。なお、本馬は早期デビューを目指しています。 (2/15)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。坂路を1本〜2本のメニューで乗り込んでいます。ステイゴールド産駒らしく、気性的にクセの悪いところを 見せ始めました。担当者は「どうしてもリキんで走ってしまうぶん、本来のしなさかさが失われて、硬い動きになっています。高い能力を感じる馬ですし、その あたりが改善してくればもっと良くなってきそうです」と話していました。

 ゴールドフォイルの11の競走馬名は、「ウインオリアート/Win Aureate」に決定いたしました。英語で『金色。父母名から連想』の意味です。
(3/8)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。600mのトラックコースでキャンター、もしくは坂路を1本〜2本のメニューで乗り込んでおり、ゲート練 習も並行しています。トラック調教では伸びのあるフットワークで動きを良く見せていますし、ゲート練習も比較的おとなしくこなせています。担当者は「中間 は休養を挟みながら調整してきた効果もあり、この馬のいい頃の柔らかさを取り戻しつつあります。仕上がり早のタイプなので、いきなりから楽しみがありそう です」と話していました。なお、本馬は5月下旬頃に美浦トレセンへ入厩となっています。馬体重は今週測定で430キロでした。(4/12)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。600mのトラックコースでキャンター、もしくは坂路を1本〜2本のメニューで乗り込んでおり、ゲート練 習も並行しています。時折チャカつくこともありますが、以前よりも落ち着きが出てきました。担当者は「体を上手く使えるようになってきましたね。柔らか味 のある動きは健在ですし、馬体も良化しています。まだまだ成長しそうな印象もあるので楽しみです」と話していました。なお、本馬は当初の予定を変更し、再 来週に美浦トレセンへ入厩予定となっています。馬体重は今週測定で445キロでした。(4/26)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。600mのトラックコースでキャンター、もしくは坂路を1本〜2本のメニューで乗り込んでおり、ゲート練 習も並行しています。当初は今週にも美浦トレセンへ入厩するプランが組まれていましたが、ゲート練習に時間を掛けたい意向から入厩が延期となりました。担 当者は「ゲートの寄り付きだけ少し嫌がるところがありますが、全体の動作で見るとそこまで悪いわけではありません。もう少し練習すれば再び入厩の話が出て 不思議ないと思います」と話していました。なお、馬体重は今週測定で442キロでした。(5/10)

昨日23日(木)に北海道・新冠のコスモヴューファームを退厩、本日24日(金)に美浦トレセン・鹿戸雄一厩舎へ入厩を果たしています。出発前はゲート練 習中心のメニューをこなしてきましたが、課題のあったゲートの枠入りもだいぶ進歩が見られるようになってきました。元気が有り余っているため、ゲートを出 た直後に尻っ跳ねをしたりと若さも覗かせていますが、そこまで気にすることはなさそうです。なお、出発前の馬体重は445キロでした。(5/24)

先週末24日(金)に入厩を果たしたウインオリアート(父ステイゴールド、母ゴールドフォイル)は、長距離輸送での熱発もなく、馬体減りも見られません。 早速、翌25日(土)からは馬場入りも開始し、ゲート練習も始めています。
 今週は、昨日29日(水)は木幡騎手候補生が跨り、坂路を楽走1本からゲート練習。牧場ではゲートの寄り付きが悪いところも見受けられましたが、この日 は非常に落ち着いていて、ゲートへ誘導されるとスムーズに入ります。枠内でも長い時間ジッとしており、そのまま一度後ろから出されます。そして再びゲート 入りを行いますが、2度目もまったく問題はありません。最後は前扉をガシャンと開けて飛び出しの練習を行いましたが、この日が初めてのスタートだったた め、ワンテンポ遅れて出ていきました。
 木幡騎手候補生は「非常におとなしく乗りやすい馬ですね。スタートは、初めてということもあり、『ガシャン』という音にビックリしていましたが、うなが してあげたらスムーズに出ていきました。おそらくすぐに試験に受かるはずですよ」と話していました。
 また、鹿戸雄調教師は「ゲートに難しいところがあり、入厩が少し延びたのですが、牧場での練習の効果でこちらではまったく問題はないですね。ステイの牝 馬で気難しいところがあると思っていたのでこちらも構えていたのですが、拍子抜けするくらいおとなしくて扱いやすいです。これならすぐに試験を受けられる でしょう。明日、明後日とスタートの練習をして来週には試験を受けるつもりです」と笑顔で語っていました。
 本日30日(木)は北馬場のゲートでゲート練習を行いましたが、スタートはまだ速くはなかったものの、昨日より前進を見せていました。(5/30)

ウインオリアートは、本日5日(水)にゲート試験を初受験しましたが、残念ながら不合格となっています。(6/5)

先週3日間ゲート練習を行ったウインオリアートは、昨日5日(水)に初めてのゲート試験に臨んでいます。寄り付き、枠入り、枠内静止は練習通りまったく問 題ありませんでしたが、1回目のスタートは反応が遅く、その後のダッシュももうひと息でした。2度目は普通に出ていましたが、1度目の印象が悪かったた め、結果は不合格となっています。
 鹿戸雄調教師は「ギリギリ合格だと思ったんですけどねぇ。でも中でうるさいわけではないですし、2度目のスタートは印象も良かったはずですから、次は大 丈夫だと思いますよ。明日もう一度受ける予定でいます」と話していました。
 そして予告通り本日6日(木)に2回目のゲート試験を受験しています。1度目のスタートは、昨日の2度目と同じくらいのダッシュを見せ、今度こそ合格だ と思いましたが、2度目のゲートでは枠内でガタガタし始めます。それによりタイミングが合わず、出遅れてしまい、本日も不合格判定となってしまいました。
 「今まで枠内ではまったく問題なかったんですけどね。毎日ゲート練習をやっているので、ちょっとイライラするところが出てきたのかもしれません。それで も試験の後にもう一度練習をしたらその時は大丈夫でしたから、明日もう一度受けることにします。早めに試験はパスさせておいた方がいいですからね」と明日 の再度の受験を決める鹿戸雄調教師でした。(6/6)

ウインオリアートは、本日7日(金)に3度目のゲート試験を受験し、合格を決めています。(6/7)

先週は水曜、木曜と連続でゲート試験に不合格したウインオリアート。7日(金)に再びゲート試験に臨んでいます。三浦騎手が騎乗してゲート付近まで行く と、枠入りはまったく問題なし。前日はゲート内でガタつく姿も見せましたが、この日は落ち着いて待機できていました。スタートは若干上に出るような形でし たが、その後の二の脚も悪くありせん。2度目も一連の動作を問題なくこなし、3回目の受験にして無事に合格をもらっています。
 鹿戸雄調教師は「ちょっとゲート内で突っ張るようなところが出てきて、それで出のタイミングが合わなくなっていたのですが、やっと合格をもらえました。 さすがに3日間ビッシリやってきたので、週末は少し楽をさせてあげる予定です」と合格を喜んでいました。
 また、騎乗した三浦騎手は「動きは柔らかく、背中もいい馬です。現時点での仕上がりも良さそうですが、先々まで楽しめそうな馬ですよ。自分が乗れないの が悔しいくらいです」と語っていました。
 ゲート試験に受かりましたので、今週は昨日12日(水)に初めての追い切りを坂路で行っています。相手は格上の古馬500万下アールデュランで、オリ アートが追走という形が取られました。「相手は500万下を勝っている馬だし、稽古も動く馬。無理してついていかなくていいし、ついていけなかったら単走 になってもいいから」という指示が鹿戸雄調教師から出ていました。
 その相手の1馬身後方から進んだのですが、最初の1Fでさらに差は広がります。この時点で宣言通り、相手についていけずに単走になることが予想されまし たが、そこから馬なりのままグングンとオリアートのピッチが上がり、相手を射程圏内に入れます。最後は若干内にモタれたことで半馬身の遅れとはなりました が、まだまだ余力はたっぷりと残っていましたし、1本目の追い切りとしては非常に優秀な内容だったと言えるでしょう。
 追い切りを見届けた鹿戸雄調教師も「動いたね〜」と驚いた表情でひと言。続けて、「今日は無理せず単走になると思っていたのに、持ったままでアールデュ ランについていくんだから、大したもんです。能力が高いことは間違いありませんね。あとは競馬までにどううまく持っていくかがポイント。まだテンションは 高くなってはきていませんが、ステイの牝馬で少なからずそういうところは持っているでしょうから、あまり攻めすぎずに行きたいと思っています。カイバも今 のところちゃんと食べてくれて馬体も減ってきてはいませんが、その辺りにも注意していきます。デビューが今から楽しみですね」と終始笑顔を絶やしませんで した。
 デビュー戦は6月30日、福島日曜5R芝1800mが予定されており、ジョッキーは蛯名騎手の予定となっています。
 なお、本日13日(木)は北馬場で軽めの乗り運動を行っていました。(6/13)

来週の福島日曜5R芝1800mでデビュー予定のウインオリアートは、週末16日(日)にも坂路で古馬との併せ馬を消化し、互角の動きを見せています。
 昨日19日(水)は本番を想定して芝コースにて1週前追い切りがかけられました。相手は先週よりもさらに強化され、古馬1600万下スピードリッパーと 古馬1000万下レッドエレンシアとの併せ馬となりました。先行するレッドを2番手で追いかけ、直線では古馬2頭の真ん中に入ります。そこからも格上2頭 にしっかりと喰らい付き、最後も余力を残したまま3頭併入ゴールとなっています。
 調教を見届けた鹿戸雄調教師は「やっぱり動くね」と今週も笑顔でひと言。続けて、「さすがに今日は格上2頭に喰らい付いていったので、上がりはケロッと していた先週と違って少し息が乱れていましたが、しっかりと負荷が掛かったいい追い切りができました。あとはこの後のカイバ食いとテンションが気になると ころですが、先週追った後もうるさくなることはないですし、体もキープしています。いい状態でデビュー戦に持っていけそうですよ」と笑顔を絶やしませんで したが、最後に「あとはゲートの練習をしっかりしておきましょう。2度も試験に落ちているようにまだ不安な点も残していますので、レースまでキッチリやっ ておきます」と話していました。
 また、騎乗した木幡騎手候補生は「今日は相手がかなり格上の馬だったので、さすがに苦しくなるかと思いましたが、しっかりと付いていけました。芝の走り も良かったですし、ペースアップの時の反応もいいタイプです。デビュー戦が楽しみですね」と語っていました。
 そして本日20日(木)は追い切り明けですが、北馬場で軽めの乗り運動を消化していました。(6/20)

いよいよ今週の福島でデビューを迎えるウインオリアートは、先週の本馬場での追い切り後も週末23日(日)に坂路で行い、着々と態勢が整ってきています。
 レースへ向けた最終追い切りは、昨日26日(水)に坂路にて行われました。相手は古馬500万下ハーコットで、オリアートには木幡騎手候補生が跨りま す。オリアートが2馬身半ほど後方からスタートし、前半は非常にゆったりとしたペースで進みます。残り2F過ぎから共にピッチが上がり、最後まで引っ張 りっきりの手応えでしたが、オリアートの反応は良く、併入でフィニッシュラインを通過していました。
 鹿戸雄調教師は「先週は金曜日にもWコースで15〜15秒をやっているように、ここまでかなりの調教量を積んでいます。テンションを上げないためにも、 当週は軽めというのは予定通り。金曜日にエビショー(蛯名騎手)を乗せてゲートから出す予定でいますので、その分の余力も残しておいたというわけです」と 追い切りの内容を説明。続けて、「それでも、最後の反応は良かったですし、ハーコットと互角の走りを見せるわけですから、やはり能力は高いですね。ここま で格上馬としっかり併せ馬を消化してきましたし、この時期の新馬としては高いレベルにあるのは間違いありません。輸送、ゲートなど初めての競馬で不安な面 があるのも事実ですが、楽しみの方が大きいというのが本音です。いい競馬を見せて欲しいですね」と最後は笑顔で締めくくっていました。
 そして本日27日(木)は追い切り明けですが、北馬場で軽めの乗り運動を行い、午後からの出馬投票で今週の福島日曜5R芝1800mに蛯名騎手で出走が 確定しています。追い切りでは軽快な動きを披露しているオリアートですから、稽古通りの走りで新馬勝ちを期待したいところです。(6/27)

先週の福島のデビュー戦では、スタートで出負けし、道中は中団追走も、ラストは脚を伸ばせなかったウインオリアート。鹿戸雄調教師は「とにかく馬体です ね。金曜日にジョッキーを乗せた辺りからかなりカリカリし出して、馬体が減ってきたんです。さらには輸送で大きく馬体を減らしてしまって当日は426キ ロ。トレセンでは440キロ後半くらいあって、競馬では440キロ台だろうと思っていただけに、この馬体減は大きな誤算でした。パドックではおとなしく見 えたかもしれませんが、テンションが上がりきって馬体が減った後だったので、もう体力が残っていない状況だったんです。入厩後はそういうところをまったく 見せなかったのですが、ステイの牝馬ですから、やはりそういうところはあるんですね」と敗因を語っています。
 また、蛯名騎手は「金曜日は元気一杯だったのですが、当日はおとなしすぎましたからね。見た目も大きく減っていましたし、あれでは力を出せないのも仕方 ありません。それと気性面もまだ幼いところがあります。稽古の時も坂路の入り口で止まったりしていましたが、本番でもいきなりフッとブレーキを掛けるとこ ろがありました。それでスムーズにスピードに乗れなかったんです。ただ、そんな状況でも大負けにならなかったわけですし、最初に乗った感触は本当に良かっ たですからね。先々は必ず走ってくる馬だと感じます。あとは、精神面が悪い方向へ進まないよう、うまく調整していきたいですね」と語っていました。
 レース後は、帰りの輸送でさらに馬体は減り、寂しい体でトレセンに戻ってきました。「レースでは走っていないからダメージはまったくありません。ただ、 この体では続戦は難しいので、一旦放牧に出して立て直しましょう。でも、この馬への評価はまったく変わっていませんよ。ジョッキーも言っているように先々 は必ず走ってくる馬ですから、大事に育てていきたいですね」と放牧を決める鹿戸雄調教師で、本日4日(木)にトレセン近郊のミホ分場へ放牧に出ています。 (7/4)

茨城県・美浦のミホ分場にて調整中。ウォーキングマシン60分、周回コースにてダク1200m、軽めキャンター1600mを消化しています。
 担当者は「こちらへ来た時は少し馬体が細い印象でしたし、レース後ということもあり、カイバ食いが良くありませんでした。それでも今週に入ってからは、 ちゃんと完食するようになっていますし、少しずつ馬体も戻ってきました。鹿戸雄調教師からは『馬体が回復次第すぐに戻します』と言われていますので、まず は馬体を戻すこと第一に考えてやっていきます。脚元などに疲れやダメージは一切ありません」と話していました。(7/12)

デビュー戦で減った馬体の回復のため、ミホ分場へ放牧に出ていたウインオリアートが、昨日17日(水)に美浦・鹿戸雄厩舎へ帰厩しています。帰厩翌日の本 日18日(木)は北馬場で軽めの乗り運動が行われていました。
  鹿戸雄調教師は「ふっくらという訳ではないですが、元々がそんなに肉が付くタイプではないですからね。減った分は戻りましたし、リフレッ シュしていい状態で戻って来たと思います。一度仕上げているので、そんなに速い時計は必要ありませんから、すぐに態勢は整うでしょう」と話しており、次走 は8月4日、新潟日曜1R芝1800mへ向かう予定となっています。(7/18)

来週の新潟日曜1R芝1800mに出走を予定しているウインオリアートは、先週末は19日(金)、21日(日)と続けて坂路で追い切りがかけられており、 順調に調整が進んでいます。
  レースへ向けた1週前追い切りは、昨日24日(水)に坂路にて行われました。相手は古馬オープンのスプラッシュエンドと2歳新馬のアンクト で、オリアートが最後方から追走します。スタート時は前との差がありましたが、馬なりのままで徐々に差を詰めていきます。最後は3頭横並びになり、ゴール 前で僅かに真ん中のアンクトが半馬身ほど出ましたが、全頭余力残しでフィニッシュしています。
  鹿戸雄調教師は「やはり動きはいいですね。馬体も440キロ台まで戻りましたし、これならオリアート本来の動きが見せられます」と笑顔を見 せていました。続けて、「あとはテンションを上げないようにということだけ。前回はジョッキーが乗った辺りからスイッチが入ってしまい、競馬では大きく馬 体を減らしてしまいましたから。今回はもう速い時計も必要ないと思っていますし、このままの落ち着いた状態で競馬まで持っていきたいところです。馬体とテ ンションさえ維持できれば、自ずと結果はついてくるはずです」と語っていました。
  そして本日25日(木)は追い切り明けですが、北馬場で軽めに調整されていました。なお、来週のレースは岩田騎手が騎乗予定となっていま す。(7/25)

今週の新潟でデビュー2戦目を迎えるウインオリアートは、週末28日(日)も坂路で格上馬と併せ馬を行い、軽快な動きを見せていました。
  レースへ向けた最終追い切りは、昨日31日(水)にWコースにて行われています。相手は田中勝騎手騎乗の2歳新馬ケンタッキーミントで、オ リアートには木幡騎手候補生が跨り、先行してスタート。道中はゆったりとしたペースでしたが、鞍上がガッチリと抑えて進みます。直線に向いても引っ張りっ きりの手応えで、最後まで鞍上の手は動かず併入でゴール板を通過していました。
  鹿戸雄調教師は「今日も動きは良かったですね」と笑顔を見せましたが、その笑顔も一瞬で、「週末に追い切りをやった後くらいからまた馬体が 減りだしているんです。馬がレースを近いのを察知してきているのかもしれません。新潟までの輸送もありますし、そこで馬体を減らさないかどうかが心配で す」と不安の表情を浮かべていました。
  そして本日1日(木)は追い切り空けですが、北馬場で調整され、午後からの出馬投票で今週の新潟日曜1R芝1800mに岩田騎手で出走が確 定しています。
  昨日は不安な表情を見せていた鹿戸雄調教師ですが、「息はできていますから、昨日の追い切りもあまり時計は出さなかったんです。前回は最終 追い切りとその後ジョッキーが跨ってゲートから出したところで、かなりテンションが高くなってきましたからね。今回はその反省を生かして、なるべくテン ションを上げないように最終調整を行っていきます。むしろここからしっかりとカイバを食わし込んで、本番までに馬体をふっくらさせるイメージでいます。馬 体さえ維持できれば、この馬の能力を発揮できるはずですから」と最後には笑顔も見せていました。(8/1)

岩田康誠騎手 跨った感触ではいい背中をしているなというのが最初の印象でした。ただ、返し馬ではグーッとツル首になって少しリキみが感じられました。 レースでもその感じで、馬群の中で我慢させてはいましたが、ずっと首を下げて気合が入っていたんです。そういう走りだとどうしても体力のロスが出てきてい ますし、もう少しリラックスして走れるようになればラストの伸びも変わってくるんですけどね。そんな状況でも最後まで踏ん張るんですから、力がある馬だと いうことは間違いありません。もちろん今のままでもすぐに未勝利は勝てるでしょうが、上で戦うには道中のリキみが取れて欲しいですね。

鹿戸雄調教師 数字はプラス2キロで、トレセンにいた時より減ったことは確かですが、デビュー戦とは全然違う状況。前回はトレセンでもテンションが高く、 こちらに到着してもイライラして、レースまでに体力を全て消耗してしまっていたんです。それに比べて今日は到着後も落ち着いていましたし、今朝もしっかり と運動ができたほど。これなら力は出せるなと思っていました。最後もジョッキーのアクションに応えて踏ん張ってくれましたし、力のあるところは見せられた と思います。あとは、この後トレセンに戻って馬体が減らないかどうかですね。体をキープできれば、権利も取ったことですから、続戦したいと思っています。

押田の目 先週までは440キロを超える馬体でフックラと見せていましたが、今週に入ってから馬体が少しずつ減り出しました。ですから、当日の馬体重には 注目していましたが、プラス2キロの430キロ。もう少し増えていて欲しかったというのが正直な気持ちですが、それでも輸送もしっかりとクリアし、パドッ クでも落ち着いていましたから、その点はデビュー戦と比べて大きな進歩だと言えるでしょう。今日は後方待機組に出番が回ってくる展開の中、先行集団で最後 まで粘っていましたし、勝ち馬とはほんの僅かの差ですから、力は示せたと思います。今後は引き続き馬体の維持がキーポイントになりますが、未勝利脱出は近 いと感じます。(8/4)

先週の新潟では、直線で一旦先頭に立ったものの、最後は外の馬達に交わされて4着惜敗となったウインオリアート。鹿戸雄調教師は「一瞬勝ったかと思いまし たけどね。それでもデビュー戦とは違って、稽古どおりの力を見せてくれてホッとしています。これで体があとひと回り大きくなってくれれば、かなり楽しみに なるんですけどねぇ」と馬体の増加を願っていました。
 レース後は、馬体の細化が心配されましたが、競馬での体は維持してトレセンに帰厩し、その後もしっかりとカイバを平らげているとのことで、「デビュー戦 後は体がガレてしまって、放牧に出さざるをえなかったのですが、その時とは違いますね。テンションが高くなることもありませんし、少しずつ大人になってき ているんだと思います。これなら権利も取ったことですから、続戦の方向で行きましょう」と話す鹿戸雄調教師は、次走を中2週で8月24日、新潟土曜1R芝 1600m牝馬限定戦に向かう予定も伝えてくれています。
 なお、本日8日(木)から乗り運動が再開され、北馬場で元気な姿を見せていました。(8/8)

来週の新潟土曜1R芝1600m牝馬限定戦に出走を予定しているウインオリアートは、昨日14日(水)は南馬場のDコースでキャンターを消化。本日15日 (木)は、北馬場でジックリと乗り運動が行われていました。
 鹿戸雄調教師は「馬体に関しては減ってはいないのですが、ふっくらもしてこないというのが現状です。それでもカイバは残さず食べていますし、テンション が高くなることもありません。夏負けの兆候も見られませんし、体調面は良好だと感じます。本音を言うと、次でキッチリ決めて成長放牧に出したいところで す。能力があることは分かっていますし、これで体が20キロほど増えればかなり楽しみになると思いますよ」とオリアートの将来性に期待を寄せていました。
 今後は、週末と来週の2本の追い切りで本番に臨む予定となっています。なお、来週のジョッキーは石橋脩騎手の予定となっています。(8/15)

今週の新潟に出走を予定しているウインオリアートは、昨日21日(水)にWコースにて最終追い切りがかけられました。相手は伊藤工騎手騎乗の3歳未勝利ソ ンヨンで、オリアートには木幡騎手候補生が騎乗して先行でスタート。時計的には軽めの内容だったため、グイグイ動くオリアートを必死で抑える木幡騎手候補 生で、最後まで引っ張りっきりで併入ゴールとなっています。いつも通り脚捌きは軽快で、放してあげればビュンと反応しそうな追い切りでした。
 鹿戸雄調教師は「息はできていますし、速い時計は必要ないですからね。動きは良かったですし、力は出せる仕上がりです」と仕上がり良好を強調していまし た。
 しかし、ギリギリのラインに映る馬体に話が映ると、「カイバは食べているのですが、やはり増えてはこないんですよねぇ。今週の測定で前走からマイナス4 キロの426キロですから・・・」と一瞬不安な表情を見せましたが、「それでもテンションが上がっているわけではありませんし、火曜日からはカイバも増や していてそれをしっかりと平らげています。新潟までの輸送も二度目になるので、その点もプラス。大きなプラスはないかもしれませんが、前走と同じくらいな ら間違いなく力を出せるでしょう」と最後は笑顔も見せていました。
 そして本日22日(木)は追い切り明けですが、北馬場で調整され、午後からの出馬投票で今週の新潟土曜1R芝1600m牝馬限定戦に石橋脩騎手で出走が 確定しています。当日の馬体重がキーポイントになるのは相変わらずですが、前走で力のあるところは見せられましたし、勝って放牧といきたいところです。 (8/22)

石橋脩騎手 返し馬ではツル首になるのですが、決してリキんでいるわけではありませんし、適度にフワッと抜けていましたよ。道中もいいリズムで追走ができ て、4コーナーで4番の馬が上がって行った時にこちらもゴーサインを出したところ、スッと反応してくれたので、これなら勝ち負けに持っていけると自信が あったほどです。ところが直線に向いていざ追い出すと、そこからまったくギアが上がらないんです。前走のVTRを見た感じだと、そこから一段ギアが上がっ て勝ち負けに加わっていたので、自分としては「アレ」という感じでした。馬体に関しては、自分は初めて乗ったのでなんとも言えません。返し馬だけの感じ だったら、走れる態勢にはありましたから。ただ、背中はいい馬ですし、いいバネも持っていますから、能力はある馬だと思いますよ。

押田の目 とにかく現状でのオリアートのキーポイントは馬体重。トレセンでもギリギリのシルエットでしたが、マイナス10キロの発表を聞いた時には嫌な予 感がしました。それでも、パドックでは落ち着いていましたし、返し馬の雰囲気も前走と遜色ありませんでしたから、なんとか力を出し切ってくれることを祈っ ていました。しかし、あの直線での弾けなさを見ると、マイナス体重が大きく影響したことは間違いないでしょう。稽古の動きなどからも能力があることは分 かっていますし、ここはまずは放牧に出して馬体をフックラさせることが最優先事項のようです。勝って放牧と行かなかったことは非常に残念でしたが、この放 牧で体をしっかりと増やすことができれば、すぐに初勝利の順番は回ってくるはずです。(8/24)

先週の新潟では、馬体重がさらに10キロ減ってしまい、最後の直線では伸びが見られなかったウインオリアート。鹿戸雄調教師は「この中間、馬体が減ってい たのは気になるところでしたが、最後はカイバを増やして馬体も回復傾向にあったんですけどね。送り出す時は430キロまで戻っていたのですが、輸送でまた 減ってしまったようです。う〜ん、この馬の馬体の調整は難しいですね」と厳しい表情を浮かべていました。
 それでも、「ただ、当日は落ち着いてはいたようですし、初戦のようにならなかったのは成長しているところだと思います。あの体でも、4コーナーでは一瞬 オッと思うところがありましたからね。体さえ増やせばすぐに未勝利は勝てることは確信しました。やはり力はある馬ですよ」と最後は笑顔に変わっていまし た。
 レース後のオリアートは、新潟までの往復がありましたので、かなり寂しい馬体に映ります。それでも、脚元などに痛いところはありませんし、目立った疲れ もありません。昨日28日(水)、本日29日(木)ともに運動のみで楽をさせてもらっていますが、カイバは残さず平らげているとのことですから、馬体は少 しずつ回復してくることでしょう。
 今後については、週末にも茨城県のビッグレッドファーム鉾田へ放牧に出る予定となっていますが、まずは馬体の回復が先決です。(8/29)

茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。ウォーキングマシンを消化しています。担当者は「鹿戸雄調教師からは『かなり細くなっている』と 伺っていましたが、心配な状態ではないというのが最初の印象です。もちろん細いは細いですが、ガリガリというわけではありませんし、元気もあります。こち らへ来てからはカイバも残さず食べていますしね。それでも、まずは体をふっくらさせることが先決ですので、2週間ほどは乗り運動はせずにウォーキングマシ ンのみで様子を見たいと思っています」と話していました。(9/6)

茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。ウォーキングマシンの運動を消化しています。担当者は「こちらへ来てからカイバは食べているのです が、思いのほか数字は増えてこないんです。もちろん、乗っている時期ほどのカイバ量を与えているわけではありませんが、楽をさせているわけですから、もう 少し増えてきて欲しいところではあります。それでも元気はありますし、毛ヅヤも良く、体調面は良さそうです。もうしばらくはウォーキングマシンのみで様子 を見ます」と話していました。(9/13)

茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。今週から乗り運動を始め、現在は坂路を軽めのペースで上がっています。担当者は「カイバは食べてい るのですが、あまり実になってこないですね。これ以上マシンだけでも馬体は変わってこないでしょうから、今週から乗り運動を始めています。調教量が増えれ ば、その分カイバも増えますので、今後は乗りながら馬体を増やしていければと思っています。元気一杯ですし、体調面は悪くないと感じますよ」と話していま した。(9/20)

茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。引き続き、坂路をキャンターで4本というメニューを消化しています。担当者は「まだペースは上げず に、縦列調教などでゆったりと坂路を走らせています。馬体に関しては、カイバは食べているのですが、あまり増えてこないというのが正直なところです。た だ、元々肉が付きやすいタイプの体型ではありませんし、430キロは超えてきましたから、調教を続けながらこの数字をキープできればいいのだと思います。 細めの馬体でも動きは非常に軽快ですし、やはりいい背中をしています」と話していました。(9/27)

茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。引き続き、坂路をキャンターで4本というメニューを消化しています。担当者は「まだ追い切りは行っ ていませんが、本日は併せ馬を行い、ハロン17秒くらいで負荷を掛けました。乗り出し当初はハミを巻き込んでしまって首を使えない走りだったのですが、少 しずつフットワークが良化してきています。それには馬体の増加が影響しているはずです。馬体重が440キロを超えて体力もついてきたのだと思います。来週 からは追い切りも行っていきます」と話していました。(10/4)

茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。引き続き、坂路をキャンターで4本というメニューを消化しており、9日(水)には15〜15秒の追 い切りを行いました。担当者は「前を行く併せ馬の2頭を追いかける形での縦列の追い切りだったのですが、最後まで余力たっぷりでいい動きを見せてくれまし た。追い切り後もカイバが落ちることはありませんし、440キロ台後半をキープできているのはいい傾向です。こちらへ来た当初の馬体と比べると雲泥の差と いうほど体は戻っています。今後は追い切りを重ねていってこの体をキープできれば、入厩も見えてくるでしょう」と話していました。(10/11)

本日18日(金)に茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田を退厩、美浦・鹿戸雄厩舎へ帰厩を果たしています。担当者は「先週から今週にかけては中2日 の間隔で追い切りを消化してきましたが、それでも馬体はまったく減りません。馬体重は引き続き440キロ台後半をキープしていますから、もう大丈夫でしょ う。15日(火)の追い切りも持ったままで楽に動けていましたし、体が増えて動きも良化してきた印象です。いい状態の時に入厩できましたね」と話していま した。(10/18)

先週18日(金)にトレセンに帰厩したウインオリアートは、週末20日(日)にはPコースで15〜15秒のところを乗られていますが、小気味いいキャン ターを見せていました。
 今週は、昨日23日(水)に坂路にて追い切りが行われました。古馬1000万下ガーネットチャームと古馬500万下スーパーマダムで、ガーネットチャー ム、オリアート、スーパーマダムの順でスタート。前半から前向きな姿勢のオリアートをガッチリ抑えて進み、最後はガーネットと併入、マダムには僅かに先着 してゴール板を通過していました。手綱を放せばビュンと反応しそうでしたし、相変わらず稽古の動きは良好です。
 鹿戸雄調教師は「動きはいいですね。牧場でも何本も追い切りを重ねていただけあって中身もできています」と笑顔を見せますが、馬体のことになると、 「せっかく牧場であれだけふっくらしたのに、案の定こちらへ来て少しずつ減ってきています。カイバは食べているのですが、たくさん馬のいるトレセンの環境 だとテンションが高くなってしまい、馬体が減ってくるのだと思います」と悩ましい表情を見せていました。
 なお、次走については「当初は次の東京の2週目を考えていたのですが、そこまで待つと馬体がさらに減ってきそうな感じがします。こういうタイプですか ら、牧場でしっかり乗り込んで、入厩したらサッと使うという形がいいのでしょうね」と予定の前倒しを決め、来週の東京日曜3R芝1400mに向かうことを 決めています。なお、ジョッキーはメンディザバル騎手の予定となっています。
 最後に「ここまでのレースを見ても、競馬では少しハミを噛むところがあるので、距離短縮は歓迎だと思います。体さえ維持できれば間違いなく勝ち負けです から、来週までなんとか減らないよううまく調整していきます」と語っていました。
 なお、本日24日(木)は追い切り明けですが、北馬場で軽めの調整を行っていました。(10/24)

今週の出走を予定しているウインオリアートは、週末27日(日)にも坂路で4F56秒8、ラスト1F13秒3という時計をマークしているように、しっかり と追い切り本数を重ねています。
 レースへ向けた最終追い切りは、昨日30日(水)に坂路にて行われました。相手はともに古馬500万下のコップヒヤザケとフクノハツヒメで、コップ、フ クノ、オリアートの順番でスタート。最後方から追走したオリアートですが、楽な手応えで前2頭に追いつき、最後の1Fを迎えます。そのまま余力を残して3 頭併入かと思われましたが、最後はオリアートが脱落して2馬身の遅れでゴールとなっています。それでも、鞍上はまったく無理をさせていませんので、遅れを 気にする必要はないでしょう。
 騎乗した調教助手も「いつも首を下げすぎてしまう馬なので、今日は体勢を起こしながらということを心掛けました。平地だとまだ不安はありますが、坂路で は特に気になりませんでしたよ。状態はいいと思います」と追い切りを説明していました。
 また、鹿戸雄調教師は「今日は遅れはしましたが、『無理せずに』と指示を出していましたから、特に気にしていません。馬場がかなり重くなっていたので、 軽い走りをするオリアートはスイスイ動けなかったのでしょう。芝ではキレる脚が使える馬ですし、本番ではキッチリ変わってくれるはずです」と笑顔を見せて いました。
 気になるのは馬体のことですが、「やはり少しずつ減ってはきています。カイバは食べているのですが、どうも実にならないんですよね。ですので、この後は 胃の薬を飲ませ、カイバも多く与えて、キッチリとレースへ向けて馬を作っていきます。今回は福島や新潟ではなく、近場の東京というのも好材料だと思います よ。現在は430キロ台ですから、なんとかこの数字をキープして送り出したいですね」と時折不安な表情も見せていました。
 そして本日31日(木)は追い切り明けですが、北馬場で軽めの調整が行われ、午後の出馬投票では今週の東京日曜3R芝1400mにメンディザバル騎手で 出走が確定しています。休み明けですが、力は出せる状態に仕上がりましたので、あとは当日の馬体重に注目です。(10/31)

I.メンディザバル騎手 過去のVTRを観たのですが、溜めたらいい脚を使えそうなイメージでした。先生からは「返し馬に気をつけて欲しい」と言われ、確 かに首を下げてグーッと力が入っていましたが、落ち着いて返し馬はできたと思います。ゲートは出てはいるんですが、この距離だと周りも速くてポジションが 後ろになってしまいました。ある程度前につけて、それで脚を溜めたいと思っていたのですが、それができませんでした。今日の感触だと1400mはかなり忙 しい印象で、1800mくらいあった方がいい結果が出ると感じました。背中の感触などは非常にいい馬ですよ。

鹿戸雄調教師 岩田も石橋も口をそろえて「ハミを噛みすぎるところがあるので、距離は短くした方がいい」と言っていたので、距離を短縮したのですが、今日 の感じを見ると1800mくらいはあった方がいいのは間違いないですね。体に関しては、トレセンより若干減りはしましたが、細くはなかったですし、パドッ クでも落ち着きがありましたから、力を出してくれると思ったのですが・・・。すいませんでした。次は体が極端に減らなければ、中1週で11月17日、東京 日曜3R1800m牝馬限定戦へ向かおうと思っています。

押田の目 牧場では追い切りをこなしながら、450キロ近くまで増えていたのですが、トレセンへ移動後はすぐに馬体が減り、今日も420キロ台での出走で した。それでも、前走時とは違って、パドックでは落ち着きもありましたし、力は出せる状態ではあったと思います。リキんで走るところがあるので、距離短縮 は歓迎だと思っていましたが、今日はスタートダッシュも今ひとつで流れに乗れずじまいとなってしまいました。やはりある程度距離を延長して、前々で粘り込 むという形の方が初勝利は近いと感じます。今後はまずは馬体が減らないかどうかが焦点になりますが、トレセンに長く置いておくと余計に馬体が減ってくる可 能性もありますので、中1週という選択肢は悪くないはずです。次はしっかりと巻き返したいと思います。(11/3)

先週の東京では、1400mの流れに戸惑い、道中脚が溜まらなかったウインオリアート。鹿戸雄調教師は「少しリキむところがあるし、行きっぷりはいい馬だ から、1400mは間違いなくいいと思っていたのですが、そうではなかったみたいですね。この流れを何度も経験していけば対応は可能になるとは思います が、現状では距離を延ばして少し前目で流れに乗る方が勝ち上がりは近いでしょう」とレースを振り返っていました。
 レース後、まず第一に気になるのは馬体の方ですが、トレセンに帰厩後も大きく減った印象はありません。しかし、「戻ってからカイバをあまり食べないんで すよね。この後は胃の薬などを飲ませて対策を練っていきます。体の心配さえなくなればすぐに未勝利は勝てる馬なんですけどねぇ」と悩ましい表情を浮かべる 同調教師で、次走については「あまりトレセンに長く置いておいても減っていく一方だと思いますので、中1週くらいの方が今はいいと思いますよ。来週の出走 へ向けてなんとか体をキープできるよう頑張ります」と、来週の東京日曜3R芝1800m牝馬限定戦へ向かうことを決めています。なお、ジョッキーは田中勝 騎手の予定となっています。
 今週は、昨日6日(水)までは引き運動のみで様子が見られていましたが、本日7日(木)からは北馬場で軽めの乗り運動を再開しています。(11/7)

中1週で今週の出走を予定しているウインオリアートは、この中間は追い切りは行っていませんが、コースで長めの距離を乗り、しっかりと態勢は整えていま す。馬体の維持が何より大切なオリアートですから、こういう調整で問題はありません。
 レースへ向けた最終追い切りは、昨日13日(水)に坂路にて行われました。相手は、2歳新馬サトノアスカと2歳未勝利ネオヴァロンで、オリアート、サト ノアスカ、ネオヴァロンの順番でスタート。3頭とも最後まで手綱は動かず、ゴール前は3頭横並びでフィニッシュとなっています。
 鹿戸雄調教師は「真ん中の新馬に合わせるような形で最後まで無理はさせませんでしたが、オリアートには速い時計は入りませんからね。ビシッとやってテン ションが上がってきても困りますし、中1週ですからこれで十分です」と追い切りを説明。続けて、「あとは何と言っても体ですよね。カイバもなんとか食べる ようになってきましたし、今は先週とほとんど変わらない数字です。あとは追い切りの後にカイバを食べなくなる傾向にありますので、この後はいつものように 胃の薬も与えて対策を練りたいと思います。前走の数字をキープしていれば力は出せるはずです。距離延長で前々でうまく流れに乗りたいですね」と語っていま した。
 そして本日14日(木)は追い切り明けですが、北馬場で乗り運動が行われ、午後からの出馬投票で今週の東京日曜3R芝1800m牝馬限定戦に田中勝騎手 で出走が確定しています。前回も中1週の際は馬体を大きく減らしたように、まだ不安は残る状況ではありますが、今回は輸送時間の短い東京ですし、中間も落 ち着きを保っています。馬体さえ減らなければ好勝負に持ち込めるはずです。(11/14)

田中勝春騎手 スタートは上手に出てくれたのですが、1800mの外枠ですぐにコーナーを迎えるため、ポジションは後ろになりました。それでも、道中はいいリズムで走れていたんです。人気の18番と一緒の位置にいましたし、直線に向いても手応えはあったので、一緒に伸びていけるなと思っていましたが、追ってからは反応がなく、一度も脚を使わずにレースを終えていました。最後の直線ではムチにも反応がなく、ギアがまったく入りませんでした。手応えは良かっただけに、ちょっとは敗因が分かりません。結果を出せずに申し訳ありませんでした。

鹿戸雄調教師 体はなんとかキープできていましたし、パドックでも落ち着きはありましたからね。力は出せる状態だったとは思いましたが、追ってからはまったく反応がありませんでした。直線では前がゴチャゴチャしていたので、それを気にして進んでいかなかったというのもあるかもしれませんが、それにしても負け過ぎです。ここ2戦はレースでガツンと来るところがなくなっているのは、少し気になるところです。今後については、やはり馬体が減ってはきているので、放牧に出して馬体を回復させたいと思っています。

押田の目 馬体重はマイナス4キロでしたが、パドックでは非常に落ち着いていましたから、心配はしていませんでした。しかし、後方で道中かなり楽をしているにも関わらず、ラストもまったく脚を使えないという内容には不甲斐なさを感じました。放牧から帰ってきての2戦は競馬場では非常に落ち着いているのですが、逆にレースでは一度もガツンと来るところがありません。オリアートの場合、多少ピリッとしたところが出ている方が競馬でも走れるのかもしれません。あとは、馬体を気にしながらで常に調整が軽めになってしまうというのも、今のオリアートの弱みだと感じます。今後については、北海道に放牧の予定ですので、心身ともにひと回り成長して帰ってきて欲しいところです。(11/17)

先週の東京では行き脚もつかず、最後も脚を使えなかったウインオリアート。鹿戸雄調教師は「体は動ける態勢にはあったのだけど、気持ちの問題なのかな〜」と敗因を探していましたが、「すぐに未勝利は勝てると思っていただけに、結果を出せずに申し訳ありません」と頭を下げていました。
 レース後は、いつものように体は細く映り、カイバも安定しません。「この辺りがこの馬の弱みなのでしょう。続けて使っていくことは難しいので放牧に出させてもらいます。北海道に出す予定ですから、この放牧でひと回り成長して帰ってきて欲しいですね」と放牧を決める同調教師で、昨日20日(水)に北海道のコスモヴューファームへ向けて出発しています。(11/21)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。昼夜放牧を行っています。担当者は「到着後の状態は問題なく、すぐに昼夜放牧をスタートしましたが、カイバを残す日が何日が続いていたように、ちょうど疲れが出ていた時期のかもしれません。今はまだ体も細く映りますし、まずは馬体の回復を待たなければいけませんね」と話していました。(11/29)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。引き続き、昼夜放牧を行っています。担当者は「カイバ食いは改善しもう心配はありませんが、肝心の馬体はまだ『若干フックラしたかな』という程度の回復で、乗り込み再開はもう少し体を大きくしてからになりそうです」と話していました。(12/6)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。引き続き、昼夜放牧を行っています。担当者は「元々細く見える馬体ではありますが、相変わらず馬体の回復はスローで、乗り込み再開にはもう少し時間が掛かりそうな雰囲気です。それでも広い放牧地で精神的にはリラックスできていますし、この放牧でさらに成長してきてほしいところです」と話していました。(12/13)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。引き続き、昼夜放牧を行っていますが、来週からは坂路での乗り込みを再開する予定です。担当者は「約1ヵ月間放牧で楽をさせましたし、こちらへ来た頃と比較すると馬体はふっくらといい体つきになってきています。レースの疲労ももう回復したでしょうし、来週からは入厩へ向けて再び調教を開始します」と話していました。(12/20)

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。昼夜放牧を切り上げ、昨年末から乗り込みを再開しています。また、8日(水)には坂路で追い切りがかけられました。担当者は「休み明け1本目の追い切りということもあり、目一杯にはやりませんでしたが、マズマズの動きは示していました。馬体については急激な変化こそありませんが、休養は十分に与えてきましたから、このまま乗り込みを進めていく予定です」と話していました。(1/10)


(競争成績)

日付 条件 開催場所 騎手 距離 馬場 通過順 タイム 上がり 馬体重 賞金
2013/06/30  新馬  福島 5R 15 6 3 9 54 蛯名 芝1800 GGFH 1:52.7 1.0 35.3 428
08/04
 未勝利
 新潟 1R
17
2
6
4
54
岩田
芝1800

FG
1:48.7
0.1
34.9
430
75.0
08/24
 未勝利
 新潟 1R
18
1
7
7
54
石橋脩
芝1600

FD
1:36.3
0.8
36.0
420

11/03
 未勝利
 東京 3R
13
12
5
6
54
I.メンディザバル
芝1400

IG
1:23.4
0.6
34.8
428

11/17
 未勝利
 東京 3R
18
17
6
13
54
田中勝
芝1800

PPN
1:50.6
1.5
35.4
424

2014/02/22
 未勝利
 東京 5R
16
6
12
4
54
大野
芝1800

ECD
1:50.2
0.1
34.4
428
75.0
03/21
 未勝利
 中山 5R
16
15
8
3
54
大野
芝1800

KJJI
1:52.9
0.0
5.7
416
102.5


.