(父)グリサード


(父)グリサード
 鹿毛 2001.4.12
ダンスインザダーク
 鹿毛 1993
サンデーサイレンス
 青鹿毛 1986
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ダンシングキイ
 鹿毛  1983
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Key Partner Key to the Mint
Native Partner
オギサファイア(入着)
 栗毛 1991
ディカードレム
 栗毛   1979
What a Pleasure Bold Ruler
Grey Fight
Dahlia Vaguely Noble
Charming Alibi
チュニカレディ
 黒鹿毛  1985
グランディ Great Nephew
Word form Lundy
ハギノトップレディ サンシー
イットー

半姉 テッケンサファイア
半兄 ヤマニンマルシェ
(1996 コマンダーインチーフ)1勝
(1999 ニホンピロウィナー)(現)
近親 ダイイチルビー、ハギノカムイオー等

近況
9月上旬も恵比寿牧場で放牧されている。「この放牧地の中では1番か2番目に強くって、とにかくヤンチャだし運動量が豊富だね。その分、身体つきは締まってきて、育成馬みたいな馬体をしているよ。男馬は筋肉のつき方が違うし結構大きくなりそうだね」と牧場スタッフ。青草が身になってきたようで、前月に比べても大きく成長している。雄大な馬格は存在感たっぷりで、とても頼もしい。胴伸びの良い体型はやはり父譲りといった印象。筋肉や脚捌きの柔らかさも非凡である。血統的に考えても奥は深そうで、まだまだ変わってくるだろう。(9/25)

10月上旬も恵比寿牧場で放牧されている。「最近、ますます勝ち気な面が目立って、放牧地の中でもなかなかつかませないんだ。これくらいの時期になると、男馬はとにかく力をつけてくるので大変だよ」と牧場スタッフ。放牧地の中でも相変わらずヤンチャだが、さすが牡馬で秋が深まったこの季節になると、グッと逞しくなった様子。他馬に比べて引き締まった馬体をしているし、胴伸びのある体型は父に良く似ている。動きは首使いの柔らかさが目立ち、重心の低い力強い走りを見せている。安定感のある出来で今のところ問題なく、順調な成長ぶりだ。(10/25)

11月上旬も恵比寿牧場で放牧されている。「今は毎日Wマシンで常歩を1時間やっているけど、踏み込みが良くなってだいぶ力がついてきたね。馬にとっても速歩よりも常歩で歩かせる方が肉体的にも疲れるし、精神面でも我慢がきくようになってプラスになると思うんだ」と育成スタッフ。放牧地の中でも雄大な馬格は相変わらず目立っている。ドッシリとした大きなトモが特徴的で、動きも一歩一歩の踏み込みが実に力強い。最近ではさらに気が強そうに見え、より貫禄がついてきた。なお、今月の24日に浦河のチェスナットファームに移動し、ブレーキングを開始する予定。(11/25)

11月19日にチェスナットファームに移動した。移動後は順調にブレーキングが進められ、12月上旬は丸馬場で乗りならしを行っているが、今後はBTCで調教を進めていく予定。「サファイヤの産駒はずっとうちに来ていて、どれもきつい性格をしていたけど、これは思ったよりうるさくないね。今までの仔と違って飛節の型が良く、馬体も一番いいと思うよ」と育成スタッフ。馬体は運動してだいぶスッキリした。脚長で体高が目立ち、父の産駒らしいスマートな体型だが、牡馬らしく幅があってしっかりしている。今時期にしては馬が大人びており、大柄なわりに素軽いし、好馬体が目をひく。(12/20)

チェスナットFで調整されている。中間はBTCで調教を進めていき、屋内直線ウッドでダク2000m・軽めキャンター1000mを乗られ順調だが、12月30日から3週間の予定でリフレッシュ休養に入った。1月上旬はWマシンだけの調整にしている。馬体は前月から変わった感じはなく、まだ尻高で上に伸びそうだが、胴伸びがあってバランスが良く、やはり大人びている方。毛ヅヤもいいし、大型馬ながら素軽くシャープな雰囲気で順調そのものだが、父の産駒らしく少し細身で脚長な体型に見え、いかにも距離が延びて良さそうなタイプだし、ゆっくりと実が入ってきそうな雰囲気もある。(1/25)

チェスナットFで調整されている。リフレッシュ休養を終えて1月下旬より元気に調教を再開し、2月上旬はBTCの直線ウッドでダク2000m・軽めキャンター1000mを乗られている。馬体はもう上背は十分になったし、上への成長は落ち着いたようで、休ませた効果もあってひとまわり幅がでたように見える。毛ヅヤもいいし調子は良さそうだが、骨量に恵まれているわりにはまだ少し細く感じられ、成長すればもっと逞しく変わるだろう。父親の産駒だけにゆっくりと実が入ってきそうだが、バランスは悪くなく、気性的にも牡馬らしくドッシリした雰囲気なので、問題なく順調だ。(2/25)

チェスナットFで調整されている。中間もBTCで順調に乗り込まれ、3月上旬は週2〜3日はキャンター1000mを1本から2本に増やして乗られ、ペースも20-20程度に上げている。「ペースを上げようかと思ったけど、最近スクスクと上に伸びていて、身体が少し薄くなってきたから、もうしばらくはゆっくり進めていくことにした」と育成スタッフ。まだ成長途中ではあるが、順調。調教の動きも父の産駒らしい軽快な走りで、なかなかしっかりして見える。薄での大型馬だけに実が入るのは遅いが、着々と力をつけている。目標は未定だが、本馬は4月の第1回産地馬体検査を受ける予定。(3/25)

チェスナットFで調整されている。中間も順調に乗り込まれ、4月上旬はBTCの直線ウッドでキャンター1000mを2本乗られ、ハロン21秒程度にペースを上げている。「良くなったね。この間、先生が来て、とても喜んでいたよ。前月まではフラフラした走りをしていたけど、今は重心が低くなって、気合いをつけるとかなりいい手応えをしているんだ。この1カ月は実の入った調教が行えたね。もうこれだけ身体が出来てくれば、あとは先生の指示に合わせて調整していけると思うよ」と育成スタッフ。なお、4月15日に産地馬体検査を受けた。馬名は「グリサード」に決定している。(4/25)

チェスナットFで調整されている。中間も順調に乗り込まれ、5月上旬はBTCの直線ダートでキャンター1200mを2本、20-20前後のペースで乗られている。徐々にペースは上げているが、「まだ馬が幼いな。最近、思ったほど変わってこないし、もう少し成長を待った方が良さそうだね。夏場はじっくり身体をつくって、秋になったらピッチを上げていこうと思う」と育成スタッフ。調教師と相談したところ、秋を目標にして調整を進めていくことになった。動きも良化し、馬格もあってそれなりの出来にはあるが、実が入りきっていない感じで、奥手なタイプでまだまだ変わってきそうだ。(5/23)

チェスナットFで調整されている。中間も順調に乗り込まれ、6月上旬はBTCの直線ダートで1600mを2本、1本目は軽めに流し、2本目はペースを上げて、最近はコンスタントに17-17程度で乗られている。「まだまだ成長途中だね。今までのサファイヤの仔だったら、今時期なら引っかかって行ったから。馬格はあるけど、まだ筋肉がしっかりとついてこないんだ。たまに気合いをつけるけど、今はまだゆっくりやりたいんだ」と育成スタッフ。まだ気合い乗りは一息も、馬格があり、跳びの大きい走りは集団の中でも目をひく動き。奥手で本格化は秋頃だろうが、パンとすれば楽しみだ。(6/25)

チェスナットFで調整されている。中間も順調で、7月上旬はBTCの直線ダートでキャンター1600mを2本、1本目は軽目、2本目は少し強めて週1日は終い15-15で乗られている。「前月からそんなに変わっていないね。今は他馬と同じメニューだし、悪くはないんだけど、まだ実が入った動きでなく手応えが物足りない。良くなる馬だと思うけど、夏を越してからだね」と育成スタッフ。とにかく上背のある馬で間近で見るとすごい迫力だが、まだトモの逞しさが目立たず、前月同様で成長の余地を残している。それでも丈夫だし、心配なところもないので、そろそろ変わり身が期待できそうだ。(7/25)

チェスナットFで調整されている。しばらくはそれほど詰めた調教は行っていなかったが、「かなり良くなっている。飼葉にアガリスクを混ぜた効果もあって体質が強くなり、毛ヅヤも張りも良くなった。乗った感じもフラフラしないし、しっかりした動きになってきた。今後は気合いをつける程度ではなく、本気の15-15をやってみようと思う」と育成スタッフ。8月に入って調教を強め、BTCの直線ダートで週1日は少し長めから15-15をこなすようになった。今後は秋に向けて段々と仕上げていく方針。8月7日現在の馬体重は536kg。やはり目方はかかるが、全体に大柄でそんなに重い感じはしない。(8/25)

チェスナットFで調整されている。中間も順調に乗り込まれ、週1日はBTCの直線ダートで15-15をこなし、9月上旬には4ハロンから15-15を乗られ最後の1ハロンは13秒と、さらに強めている。「今までは少し動きが重かったけど、やっと動いてくれるようになった」と育成スタッフ。最近は乗り込むにつれ調子を上げており、入厩に向けて十分な出来になったと言われる。馬体も前月とは比べものにならないほどトモが充実し、いい感じに仕上がってきた。成長を見ながらじっくり仕上げてきたが、奥手もようやく本格化。入厩の時期は未定だが、今後はいつでも大丈夫なように調整していく。(9/25)

北海道のチェスナットファームで調教されていたが、厩舎の馬房調整がつき、10月3日に札幌競馬場内、古川厩舎に入厩した。札幌では数日角馬場で乗っただけで、その後、僚馬たちと一緒に、10月8日にトレセンへ入厩したが、疲れもなく、おっとりしていて素直。さっそく坂路で17-18くらいのキャンターを1本乗られ、その後ゲート練習を行っているが、すでに前後の扉を閉めて軽く扉を開けるところまで進んでいる。飛びが大きいのでモタモタして見えるが、乗り味はかなり良いとのこと。まだかなり太めなので、デビューは具体的ではないが、取り立てて問題はなく順調に進められそうだ。(10/24)

10月29日のゲート試験では、出がもう一つだったのと、左によれたため不合格だったが、2回目の31日には合格と、基本的には難しいところはない素直な馬。11月4日に、初めてCWコースにて併せ馬で追い切りを行ったが、併せると気合いが乗って、まずまずの動きを見せたものの、翌週は雨でかなりチップコースが悪かったためか、まったく動けず、まだパワーが足りないことを露呈してしまった。しかし、その後右前脚に違和感があるとのことで、レントゲンを撮ったところ、蹄骨の骨折が判明し、6ヶ月の診断が下されてしまい、特殊鉄をはかせて、八日市の花の木牧場へ放牧に出した。(11/25)

右前脚蹄骨骨折のためひとまず八日市の花の木牧場へ放牧に出したが、改めて獣医と調教師で相談の結果、競馬を使えるようになるにはかなりの時間がかかり、上が大きいため可能性もそれほど期待できないとのことで、残念ながら11月20日付で現役登録を抹消した。一応地方競馬に移籍の予定だが、果たしてそこまで回復できるかどうかは未定。走りそうな雰囲気を感じていただけに残念でならない。これまでのご声援ありがとうございました。なお、精算は1月末になる予定です。(12/19)

10月3日に札幌競馬場内、古川厩舎へ入厩し、元気に調教され、8日の午前には、僚馬たちと一緒に栗東トレセンへ入厩しました。9日から坂路で調教される予定です。(10/8)

先週は坂路で20-20くらいのキャンターを1本乗られていましたが、取り立てて問題はなく元気なので、今週から少しペースを上げて乗られています。併せてゲート練習を行っており、入り、前後の扉を閉めての駐立を問題なくこなしています。大型馬ですが、動きは軽く雰囲気を持った馬です。(10/15)

連日坂路で16-17くらいのキャンターを1本乗られ、その後ゲート練習を行っていますが、素直で前後の扉を閉めて出すところまで進んでいます。順調に来ており、20日には坂路で15-15の時計を出しました。少し大人しすぎるくらいで、もう少しピリッとして欲しいような感じです。(10/22)

先週23日のゲート練習の感触が良かったため、24日には試験を受けてみましたが、残念ながら2回目のダッシュが足りないとのことで不合格でした。基本的には素直な馬なので問題はないと思いますが、29日にもゲート試験を受けたものの、やはり2回目のダッシュが悪く不合格でした。(10/29)

先週の金曜日に再度ゲート試験を受け、今回はすんなりと合格しました。まだ身体の自由が利かないようなところがあり、もう少し絞れないと・・・と言ったところです。デビューに向けて5日にはCWコースにて併せ馬で追い切りを行い、まずまずの動きを見せていました。(11/5)

まだ太めですが、順調に調教をこなしており、今週も12日にCWコースにて併せ馬で追い切りを行いました。数日雨が続いたため、馬場が悪く、かなりもたついた感じでしたが、バテないタイプのようで、終いまでしっかりしていましたが、デビューにはもう少し時間がかかりそうです。(11/12)

先週の追い切り後、右前脚の歩様が悪くなり、レントゲンの結果、蹄骨の骨折が判明しました。6ヶ月の診断が下されましたが、実際には致命的な場所であり、復帰には1年以上かかるかもしれないため、関係者間で協議の結果、残念ながら現役登録を抹消することになりました。なお、精算は1月末を予定しており、追ってご連絡差し上げます。(11/19)


(競争成績)

日付 条件 開催場所 騎手 距離 馬場 通過順 タイム 上がり 馬体重