入院費用
入院して手術をするとどの程度費用がかかるのか、これはだれでも気になるところだと思います。 私の場合の費用は以下の通りです。なおこの他に、入院前の検査費用が数万円かかっています。
<入院で支払った金額>
項目 合計 保険適用 基本指導料
\90,192
○ 投薬料
\1,648
○ 注射料
\9,322
○ 処置・手術料
\113,874
○ 検査料
\24,618
○ 画像診断料
\1,078
○ 理学療法料
\0
○ その他診察料
\0
○ 一部負担金
\0
No 文書料
\9,060
No 個室料
\0
No 電力使用料
\1,860
No 食事療養費
\16,720
○ 合計(保険)
\257,452
N/A 合計(保険外)
\10,920
N/A 入院期間、検査などにより差があります。あくまでも参考としてみて下さい。
<補足>
・健保組合による負担率は8割(自己負担は2割)
・入院期間は33日間、手術後の入院期間は12日間。
・食費の自己負担額は760円/日で1日単位。まったく食事をしていない日以外は一食でも食事が出ると1日とみなされる(自己負担額は健康保険法で定められている)。
・文書料は保険や会社に提出した証明書
・電気を使用する機器持込の場合60円/日(普通はテレビを前提としているが、この場合はノートPC)
・総室は4人部屋だが差額ベッド代はなし。<感想>
腹部を切るという手術をした割に、請求額は小さかったというのが正直な感想です。健康保険に入っていなかったら、100万円を軽く超えることになるわけですが、それでもあれだけの設備と人(医師・看護婦の皆さん)を使いながらこの値段であれば、「お安い」でしょう。公立(府立)ですので、いろいろと制約があって、投薬も少なかったのかもしれません。
少しだけ納得できないのは、電気代が毎日60円も取られていた、ということです。ちょっと高すぎる感じがしますが、これは仕方ありません。
ここから追加分です。<健保給付>
健保給付がありました。健保の明細を書いてみたいと思います。
入院1は法定給付分、入院2は健保の附加給付分です。
日付
区分
医療費総額
健保支払額
支払額
支給額
8/20
入院2
304,110
243,288
60,822
40,820
8/20
食事
25,440(12日)
16,320
9,120
-
9/20
入院2
897,520
718,016
179,504
43,600
9/20
入院1
-
-
-
115,904
9/20
食事
23,300(10日)
15,700
7,600
-
合計
1,250,370
993,324
257,046
200,324
食費は自己負担が760円/日ですが、総額では一日あたり2,120〜2,330円かかっていることが判ります。自己負担分から考えて、割と安いなと考えていましたが、やっぱりこんなものですね。
食費を除く医療費は120万円。安いような高いような、微妙な金額です。ただ健康保険がなしですべて自己負担で支払えと言われたら支払いは少し難しい金額ですね。
健保からの支給の合計は約20万円です。幸いまだ多少なりともゆとりのある健保組合なので、法定給付に加えて健保組合独自の給付が8万円以上ありました(※1)。
月のほぼ真中で入院し支払い月が2回に別れているので、このようになっています。月初めに入院し、主な支払いを一回で行なっていれば、ずいぶんと給付パターンが変わってきます。来年の確定申告にもこの健保からの支給は影響します。年末に支払って年明けに健保からの支給があれば、確定申告上は手術をした年は医療費の支出のみになるので、大きく税金が返ってくる可能性があります。ところが今回の個人の支払い額は、差し引き56,722円なので医療費が10万円以下となり、他に大きな医療費がない限り税金は戻ってこないようです(※2)。返ってくる税金より健保給付金の方が大きいのでこの方がよいのですが、少し残念です。(そんなことをこまごま考えているから病気になるんだ、と言われそうですが。)
※1加入している健保組合では、自己負担は1件あたり、13,000円となっています。いつまで続くのでしょうか。
※2医療費控除では、「医療費総額の10万円を超える分が、年間収入から控除」されます。(このページここまで)